月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

満腹笑顔

2010年12月13日 21時01分17秒 | 仏々相念(住職日記)

夢のよう・・・

 

今日は、おみがきさんでした。

一年の汚れを御門徒さん方々がきれいにして下さいました。

皆さん、足腰に痛みを持っておられます。

痛い足を畳につけ拭いて下さっている姿を見ると有難く思うことです。

 

私も、「さぁ、やるぞ!」って気合いを入れて作業着に着替えようとしたところ、突然の腹痛が・・・

久しぶりの痛みに悶絶しそうになりました。

あえなくダウン・・・

大分良くなった頃にはお仏具のおみがきは終わり堂内の掃除になっていたことです。

早くもないのですが、「おはようございま~す」って仲間入りさせていただいたことです。

 

おみがきが終わった後のお仏具はプラモデル状態・・・

バラバラになっているパーツをさがし組み立てていきます。

きれいになったお仏具をお内陣に・・・

ピカピカになった一つ一つが合わせ成ってお浄土の荘厳が出来上がります。

 

お昼御飯に坊守と前坊守が仕度していましたが、

公私にお世話になっているオバサンからのカレー屋さんのカレーの差し入れ!

山のようにある大好きなカレーに腹痛だったことは遠い昔に・・・

小さくなりつつある胃袋が又大きくなってしまいました。

 

やっぱり沢山食べたいのですね・・・

「イベントだからいいか!」なんてところでいい訳して安心しています。


おみがきさんのはなし

2010年12月13日 09時50分32秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
報恩講を5日後に控え、今日はお仏具のおみがきをしていただいています。
すっかり、おしゃべりに花が咲いていますが、そこはベテランさん!
お口以上に手をしっかり動かしていただいて、大切なお仏具が次々とピカピカになっていきます。

阿弥陀さまも、およろこび!!

ふるさとのはなし

2010年12月13日 03時01分05秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

お母様の一周忌のご法事に東京から息子さんがお帰りになられていました。


「ふるさとに帰って来ても、母がいないというのはさみしいものです」と話されました。


私の両親もすでに還浄していますので、お気持ちは痛いほどよくわかります。


実家には母の姿も父の姿も見えないのは百も承知ですが、里帰りをするたびに、


無意識に「やあやあ」と外まで迎えに出てくれる父の姿を探しています。


お台所に立ってお料理をする母の姿を探しています。


・・・・・・・


手を合わせて「なんまんちゃん、あん」って言ってみました。


合わす手の温もりがふるさとの温もりに変わり、


自らの声が懐かしい両親が呼んでくださる声に変わります。


・・・・・・・


なあんだ、いつでも里帰りができるじゃない・・・


合わす手の中に・・・ふるさとを味わうことのできたご法縁でした。