月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

毎日運動

2014年02月05日 19時29分32秒 | 仏々相念(住職日記)

運動やと思うて・・・

 

今日も寒かったですね。

炬燵から抜け出せない寒さです。

最近は炬燵を使わない家も多くあるとか・・・

この寒い時にどんなにされているのかって思いつつ

やっぱり炬燵なしでは無理なコイツ。

こうも寒いと身体を動かすのが億劫になります。

「寒いのにもういいや~」って感じです。

 

お参りさせていただくといろんなお方がおられます。

 

「オバちゃん、どう?」

「もう寒いから痛いところばっかり・・・動けません。」

「そうやね・・・寒いと痛いところが酷くなるよね。」

「こけたら大変なことになるのでじっとしております。」

 

分かるな~

寒いと疼くんですよね~

年中疼いている所はもっとひどくなる。

無理してこけて疼いところが増えるともっとつらくなる。

でも、心のどこかで運動不足も心配するのです。

痛いところをゆっくり擦りつつ・・・

これでいいのか・・・

 

一方、別のお家では・・・

なんとお庭のきれいなこと。

よう掃除されとるよな~ってブツブツ言いながら玄関へ。

すると玄関脇の苔生した小庭をオジさんが座り込んで掃除中。

「おはようございま~す。

なんときれいにされとると思いながら上がらせてもらいました。

寒いのに大変ですね。」

その声に振り向き立ち上がるオジサンの足も腰も曲がってしまっています。

ゆっくりのばしながら、

「なんちゃ、掃除にもならんのですが運動じゃと思うてやっとります。」

 

これまた、分かるな~・・・

性質みたいなものもあるのでしょうか、

せずにはおれないのです。

この寒空の中でも夜明け頃より毎日されるというのですから。

またそうすることにより身体を動かし運動にもつながります。

庭もきれいになり運動にもなる。

痛いところもありジッとしときたいのですが

するまんまがよろこびなのでしょう。

 

コイツの洗車ってこんな感じです。

だから、オジサンの話聞きつつ頷けて頷けて・・・

この寒空の中で汚れたまんまで耐えているのかと思うとジッとしとれないのです。

炬燵の中も愛おしいのですが

冷たい水の中にスポンジ突っ込んでいますもんね。

濡れたボディーを拭く冷たさ・・・

でも、ワッセワッセ動いていますと結構身体も暖まります。

スポーツが出来ないコイツには丁度いい運動なのです。

サウナスーツ着てフリースからウインドブレーカーから着込んでしていると汗も掻けます。

 

上手に付き合いましょうね。

それだけの齢を重ねてきたということは

どれだけ体中も無理したことでしょう・・・

痛いところが出てくるとグチグチ言うてしまいます、

言いながらでもちょっと余裕のある手で痛いところを擦ってあげましょう。

身体を休めつつ・・・

きれい好きの性質でも痛い時にはできません。

モヤモヤしますけど休みましょう・・・

 

気分いい時には

運動がてら外に出てみるのもいいですね。

転げんように用心しつつ・・・

 

一生懸命咲いている梅の花を見ながら

暫し、足腰の痛みと共に歩いたひと日。