月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

放蕩息子

2014年02月17日 21時10分03秒 | 仏々相念(住職日記)

何が聴きたいかな~・・・

 

「ニコニコの元気がないような気がする・・・」

しょんぼりした娘が帰ってきてつぶやく。

「そりゃ、ニコニコが案じてくれているんだよ、大丈夫かって・・・」

「え~、そういうこと!」

「そうで~」

 

ちょっと体調が悪い娘、

しんどかったのでしょう・・・

 

「分かってるよ」

そう、より添って下さるはたらきがあるとホッとします。

 

コイツにおいてはどれだけの支えの中で生かさせていただいていることか・・・

しんどいね~・・・

辛いね~・・・

楽しいね~・・・

 

ニコニコもいつもコイツに寄り添ってくれます。

どれだけニコニコのハンドルを握りしめてきたことか・・・

だから、「そうで~」って言えるのです。

 

夕食後、ボエ~ってパソコンが立ち上がるのを待てると

「N先生のされる話で何が聴きたい?」って横に座っている坊守。

「そうやね~、月愛の話しが聴きたいな~」

「あ~、アジャセの話しね~」って即答する娘。

でも、コイツにおいてはそのメインの話しより例題の方が大好きでして・・・

 

良寛さんのお味わい・・・

 

他宗の和尚さんのお話ではあるが好きなんです、コイツ。

初めて聴かせていただいたとき、泣けたな~。

ボロボロ泣けた。

 

寄り添ってくれる。

いつも一緒にいてくれる。

そっと、いっしょに・・・

 

有難い、そんな今日の一日。