月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

献血記念

2011年01月28日 19時44分46秒 | 仏々相念(住職日記)

まだ、それくらい・・・

 

「献血50回になりました。ありがとうございます。記念の品がありますので御持ち帰りください。」

「すいません、恐縮します。ありがとうございま~す。」

 

今日のこと、「高校で献血ないの?」って娘や坊守と話しました。

私たちの頃は、献血体験みたいな感じで高3の時に初めてさせていただきましたが、今はないとのことです。

あれから25年程でしょうか・・・

一時は3カ月に一度欠かさず行っていましたが、いつ頃からか行かなくなっていました。

それと共にメタボへの王道を歩んでいたのでしょう・・・

 

献血と言えば400しか考えてなかったのですが、

時間は少々掛かるけれど成分献血だと3か月間待たなくても短い期間で協力できるのだそうです。

すると、血液検査も同じように送られてくるようです。

皆さんも如何ですか?

 

私ができることはこれくらいです・・・

しかし私の場合、世間で言われているタイガーマスク運動のように純粋な気持ちでなく、

「血液検査してもらえるし、いいか・・・」ってなもんです。

どこまでも、何か見返りを求めている自分がいるです。

こんな心を持った人間の血液を血液としてお役にたてていただけます。

そりゃあ血液が汚れていては話にならないのでしょうが、

もし使えるような血液で、誰かのお役にたつことができれば嬉しいですよね!

 

よっしゃ!今度は成分献血に挑戦してみます。

一緒にどうですか?


手をつなぐ…のはなし

2011年01月28日 01時28分22秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
朝、お散歩をしていらっしゃるご夫妻をお見かけしました。
おそらく、80歳を超えてらっしゃるとお見受けするのですが…

奥様が杖をつかれて、そして、一方の手をご主人とつないで歩かれています。

いいなあ…と思いました。
やさしくて…寒い朝なのに、ほっこりとあたたかい感じがします。

そういえば以前、ポツポツと降り出した小雨の中、このご夫妻がひとつの傘の下で並んで歩かれている場面もお見かけしたこともありました。

「手をつなぐ」って素敵ですね。
いつまでもたいせつなあなたと手をつないでいたい……

でも、それが叶わなくなった時…
悲しいけれど、見えないけれど、
ひとりぼっちのこの手の上にそっと重ねられる手の温もりを味わうことができるでしょう。

仏さまの温もりを…
ひとりぼっちじゃあ、なかったよ…って。

人間関係

2011年01月27日 19時44分08秒 | 仏々相念(住職日記)

半人前以下に・・・

 

支えながらの夫婦関係・親子関係・兄弟関係・・・

ご縁に会わせていただきながらそれぞれの家庭の有様を感じながらいろいろ思わせていただきます。

 

ベットに横になっておられるご主人を看病される奥さん。

市内に住んでおられるお嬢さんも一日毎に遊びに来られるとか。

シャカシャカされる奥さんにオットリしたお嬢さん、とてもいい親子関係。

「父がデイサービスに行っている時には2人で温泉に行ったりするんです」

「いいですね!新車でドライブ、気持ちいいでしょう?」

「う~ん、あまり得意でないので用事がないと出掛けることも無いんですよ」ってオットリと話されます。

「え~、そうなんですか?もったいないですね!」って嫌いじゃない車の話に盛り上がっていました。

オットリと話される人柄に坊守と重ね心地良いひと時でした。

しかし、坊守は運転大好きだしハンドルを握ると性格が変わるとか変わらないとか・・・

お二人でお父さんを支えておられます。

 

事故により身体に疼き・痺れが残るご主人を奥さんが支えておられます。

奥さんは11人兄弟でしたが今では2人に・・・

「多かったけどケンカすることもなかった、いい兄弟でしたよ」って悲しくも優しく微笑まれます。

「主人もこういう状態ですし、私も足腰が痛くてね・・・二人で一人前にもなれません」

悲しそうに話されながらもしっかりしなくてはってヒシヒシと感じました。

 

それぞれがそれぞれにしんどさを抱えながらも大切に生き抜かれています。

どこまでも自分大切の人間ですから、しんどさがレッドゾーンでイライラして衝突することもあるでしょう・・・

 

そこが分かるからこそ支え合うのでしょうね。

泣いたり、笑ったり、ケンカしたり・・・いい人間関係でありたいですね!

 

今日は、どこのお家も間の話が盛り上がり長居してしまったことです。


一発点火

2011年01月26日 18時50分51秒 | 仏々相念(住職日記)

カチカチカチ・・・

 

もう点かないと分かっていながら何度も何度も繰り返す。

御灯りを点けるのにライターを使うのですが、早くからガスも無くなっているのです。

逆さにしたり横にしたり斜めにしたり・・・

シュっとして暫くガスを出しつつもう一度・・・

 

無駄な時間が流れます・・・

 

もしかしたらもう一回すると点くかも・・・

どこまでも引きずります・・・

 

明日は新しいライター出そう!

といいながら捨てる前にもう一度してると思います、笑いますね!


最後のお弁当のはなし

2011年01月26日 03時13分17秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は高校三年生の娘の最後のお弁当の日です。
高校入学以来三年間、毎日「今日のお弁当おいしかった!」と、変わりばえのしないお弁当を残さずに喜んでいただいてくれました。
そんな娘に…今日は好きなおかずばかりをこしらえて詰めました。
そして、「3年間、残さず食べてくれてありがとう」とメッセージをお弁当の底にしのばせました。
実はわたしが高校3年生の時、最後のお弁当に母から手紙が入っていたのです。
それを真似てというわけではないのですが…

高校卒業後はふるさとを離れて自らの選んだ道を歩む娘に、もうこうしてお弁当をこしらえてあげることはないのかな…と思うと、ものすごく寂しいのですが、味や想いが、これもまた、順繰り送りで繋がっていくのですから、三年間お弁当を作ることができたことに感謝します。

そして、春からは…
今度はまた三年間、息子のお弁当作りに精を出すことになるでしょう!