渋谷は坂の街、水は低きに流れ人も流れる。
スクランブル交差点、カオスの中をジグザグに歩き人を避けるのは、年寄りのましてやお上りには苦しい道のり。
ひたすら文化村なるもの目指し、時々金木犀の香水の塊に鼻を突かれ怯んでしまう。
ビルでは、藤田嗣治画伯の版画展・レオナール・フジタ画伯の絵画展があり、版画展は無料なので欲張ったのが敗因、肝心な方では途中で集中力が途切れてしまった。
さすが猫好きの画伯、女性の目が猫の目そのものだった。
ロジャー・ノリントン氏の指揮によるN響の演奏、心地よく例によって、初めのモーツアルトK.297は堪らず寝てしまった。
ホール開演前
宮益坂夜景
怪しげな茶店 コウモリの手羽焼きもあると云う。
マスターもドラキュラ伯爵のマント着用