週刊誌を読んでいたら、韓国の人気女優であるチェ・ジウが大学を除籍処分になったことが記事にされていて、韓国の学歴社会のすごさについて書いてあった。
とにかく韓国の受験生の勉強ぶりはすさまじく、夜12時ぐらいになると、進学塾の送迎バスでソウルの街があふれかえるというのだ。芸能界も学歴が物をいうそうで、いくら格好良くても学歴がなければ「あいつは顔だけ」と言われ、有名大学を出ていれば「さすが大学で勉強したヤツは演技力が違う」とちやほやされるのだという。しかも、面白いことに「大学に合格した」という事実さえあれば、それだけで良いイメージが出来上がるので、通っていようがいなかろうが、卒業していようがいまいがどうでもいいらしい。
日本も結構な学歴社会だが、芸能人に高学歴など求めない。学歴でふるいにかけたら日本の芸能界は壊滅寸前まで追い込まれるだろう。魅力さえあれば、中卒の人間だって生きていけるのだ。むしろ、高学歴であればあるほど色眼鏡で見られて「あいつは学歴だけで売っている」とか陰口を叩かれかねない。
入ったら入ったで、きちんと卒業しないとイメージが悪くなるのも韓国とは違う点である。広末涼子は早稲田大学に入って叩かれたが、中退したらもっと叩かれた。こういうことになるから、大学中退の芸能人は結構多いのだが、みんなあまり大っぴらにしないのだ。
韓国の学歴社会の激烈さは、一昔前の日本と似ている。我々がガキの頃はまだ、中学受験とかに関して親は全く関心がなかったし、受験するヤツもクラスのトップクラスの連中に限られていた。塾に通ったのも中学入学以降のことである。しかし、5歳下の妹ぐらいの世代になると、受験戦争はかなり激化していた。妹は小学校高学年から塾で英語などを習い、夜遅くに親が迎えに行っていたものだ。勝てば官軍負ければ賊軍、猫も杓子も受験受験。妹もブームに乗せられ中学受験に挑み、見事に玉砕した(爆)。妹の世代より先は対象年齢がガクンと下がって、いわゆる「お受験」ブームである。この前後が今の韓国にあたるかな?
正直、学歴が高いに越したことはないとは思うが、高いから幸せかと聞かれたら返答に困る。友人に、一流大学を卒業して大手銀行に就職したヤツがいるが、毎年会うたびに体が痩せこけて目に生気がなくなっている。毎日残業の山で、休日出勤当たり前。休暇もろくに取れず、たまの休みは寝てるだけ。ついでに彼女もいない(爆)。経歴だけ見れば立派な「勝ち犬」だが、彼のやつれ方やボヤキはどう考えても「負け犬」のそれだ。不定職の私でさえ「それなりの給料もらってるんだろうけど、彼のような生活するぐらいなら、今の方がまだマシかも知れねーなぁ」と、同情を禁じ得なかった。
私は普通のレベルの都立高を出て、一浪して、二流の大学を出ているが、どの時代の生活もすごく楽しかった。今は不定職で「これじゃイカンなぁ」とは思っているが、自分で決めたことだから後悔はしていないし「負け犬」だとも全く思っていない。要は、本人の問題である。本人が納得ずくの人生なら、お縄を頂戴するようなことさえしなければ、それで十分じゃなかろうかと思う。
もし自分に子供ができたら、単にブームに乗っただけの学校受験はさせたくないものである。もっとも私の場合「子供以前に結婚できる女を探すのが先だろう」と、関係者全員からツッコミを入れられるのがオチだが。
とにかく韓国の受験生の勉強ぶりはすさまじく、夜12時ぐらいになると、進学塾の送迎バスでソウルの街があふれかえるというのだ。芸能界も学歴が物をいうそうで、いくら格好良くても学歴がなければ「あいつは顔だけ」と言われ、有名大学を出ていれば「さすが大学で勉強したヤツは演技力が違う」とちやほやされるのだという。しかも、面白いことに「大学に合格した」という事実さえあれば、それだけで良いイメージが出来上がるので、通っていようがいなかろうが、卒業していようがいまいがどうでもいいらしい。
日本も結構な学歴社会だが、芸能人に高学歴など求めない。学歴でふるいにかけたら日本の芸能界は壊滅寸前まで追い込まれるだろう。魅力さえあれば、中卒の人間だって生きていけるのだ。むしろ、高学歴であればあるほど色眼鏡で見られて「あいつは学歴だけで売っている」とか陰口を叩かれかねない。
入ったら入ったで、きちんと卒業しないとイメージが悪くなるのも韓国とは違う点である。広末涼子は早稲田大学に入って叩かれたが、中退したらもっと叩かれた。こういうことになるから、大学中退の芸能人は結構多いのだが、みんなあまり大っぴらにしないのだ。
韓国の学歴社会の激烈さは、一昔前の日本と似ている。我々がガキの頃はまだ、中学受験とかに関して親は全く関心がなかったし、受験するヤツもクラスのトップクラスの連中に限られていた。塾に通ったのも中学入学以降のことである。しかし、5歳下の妹ぐらいの世代になると、受験戦争はかなり激化していた。妹は小学校高学年から塾で英語などを習い、夜遅くに親が迎えに行っていたものだ。勝てば官軍負ければ賊軍、猫も杓子も受験受験。妹もブームに乗せられ中学受験に挑み、見事に玉砕した(爆)。妹の世代より先は対象年齢がガクンと下がって、いわゆる「お受験」ブームである。この前後が今の韓国にあたるかな?
正直、学歴が高いに越したことはないとは思うが、高いから幸せかと聞かれたら返答に困る。友人に、一流大学を卒業して大手銀行に就職したヤツがいるが、毎年会うたびに体が痩せこけて目に生気がなくなっている。毎日残業の山で、休日出勤当たり前。休暇もろくに取れず、たまの休みは寝てるだけ。ついでに彼女もいない(爆)。経歴だけ見れば立派な「勝ち犬」だが、彼のやつれ方やボヤキはどう考えても「負け犬」のそれだ。不定職の私でさえ「それなりの給料もらってるんだろうけど、彼のような生活するぐらいなら、今の方がまだマシかも知れねーなぁ」と、同情を禁じ得なかった。
私は普通のレベルの都立高を出て、一浪して、二流の大学を出ているが、どの時代の生活もすごく楽しかった。今は不定職で「これじゃイカンなぁ」とは思っているが、自分で決めたことだから後悔はしていないし「負け犬」だとも全く思っていない。要は、本人の問題である。本人が納得ずくの人生なら、お縄を頂戴するようなことさえしなければ、それで十分じゃなかろうかと思う。
もし自分に子供ができたら、単にブームに乗っただけの学校受験はさせたくないものである。もっとも私の場合「子供以前に結婚できる女を探すのが先だろう」と、関係者全員からツッコミを入れられるのがオチだが。