うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

己の名前を付けろ。

2005-09-01 23:53:15 | 雑記
昨日の記事(「その気はなくてもヒワイな病名」)において、「ブルセラ症」についてお話をしましたが、なんとその「ブルセラ」(Brucella)の命名の由来について判明したのでご報告させていただきたい。

1887年、イギリス軍の軍医であるデビッド・ブルース(David Bruce)によって病原菌が発見されたため。

よりにもよって人名からだったのかよ!まぁ「川崎病」とか「ハンチントン舞踏病」なんてのもあるぐらいだから、決して不思議ではないのだが、ブルース氏が現代の日本で自分の名前の変化系がエッチな言葉と認知されていると知ったら、草葉の陰で泣くだろう。

ちなみに、小さい頃の私はどういうわけか「家庭の医学」とか「広辞苑」とかを嬉々として読みあさるちょっと変わったガキで、当然「川崎病」も「ハンチントン舞踏病」も名前を知っていた。ただし、「川崎病」は「川崎市でよく起こるから『川崎病』なんだろう」とベタな勘違いをしており、「ハンチントン舞踏病」に至ってはその語感から「ハン、チン、トンとステップを踏んで踊るのが止まらない病気」だと…どんなステップなのよそれは。ガキの想像力は無限大だが、同時にバカさも無限大である。
それにしても、研究・発見した手柄として病名や細菌名に自分の名が残るというのも、嬉しいような、悲しいような、何とも複雑なものがある。天文マニアが未確認の星を発見して自分の名前を付けるのとはワケが違う。宇宙や星にロマンを感じるヤツはいくらでもいるが、病気や細菌にロマンを感じるヤツはそういまい。
もし私が医学の研究者で「うえぽん病」なんかつけられたら、実際そういう立場になれば嬉しいのかも知れないが、病気の内容によっちゃ大いにへこむような気もする。心臓とか脳とかの疾患ならともかく、性病だったらおそらく立ち直れないだろう(自分で発見したとしてもだ)。