来週、父が台湾から一時帰国するのだが、頼まれごとを受けた。父の会社の人は日本の薬や化粧品を愛用している人が多いらしく、日本に帰るついでに買ってきてもらえないだろうか、というのである。前回の一時帰国の時も、父の台湾へ戻るカバンの中には「強力わかもと」と「中将湯」が大量に詰め込まれていた。
で、今回は口紅を頼まれたのだが、メーカーがマイナーすぎて、普通に売っているかどうかわからないという。メーカーの名前を国際電話で聞いたのだが、見事に聞き間違えて最初は検索に引っかからなかった。その社名とは、リカパピヨン化成株式会社。このブログをご覧の日本の女性の皆様、ご存じですか?品物の製造元などを調べるのが好きな私でも、生まれて初めて聞く名前であった。向こうの人は一体どうやって情報を仕入れているのか。
一旦電話を切ったあと、父から聞いた所在地(東京都世田谷区鎌田)から検索してようやく公式HPにたどり着いたとき、再び父から電話があり「こっちから電話で聞いてみたら、前もって連絡しておいて本社に行けば売ってくれるらしいんだわ。悪いんだけど買っといてくれる?」とのこと。鎌田は、家からはさほど遠くない。二子玉川からバスで行ける。忘れるといけないので、最近ずっと寝込んで表を出歩いていない体をリハビリする意味もあって、すぐに電話を入れて買いに行くことにしたのだった。
久々の外出は、まるで自分が自分の体でないような、妙な感じだった。まだ治りきっていないのだろうか。電車では子供がギャースカ騒いでいる。高い声がボーっとしている頭にキンキン響く。子供嫌いなので、心の中で「じゃかあしいんじゃ、こんガキャー!」と叫び、グッと拳を握りしめる(実際に叫んだり殴ったらタダの危ないオニイサンだし、ね)。
夕方で、二子玉川駅には人がワラワラしていた。二子玉川とか自由が丘って人が多いけど、そんなに引きつけるものがあるかねぇ…近くに住んでるけど、用がなきゃ特別行きたいとも思わんが…とは、おしゃれや食べ物にそれほど関心のない私の暴論であるが(ニコタマ&自由が丘ファンの皆さんごめんなさい)。
二子玉川からバスに揺られて鎌田に向かう。二子玉川なんて、ちょっと高島屋の脇を抜けてしまえば極々普通の住宅地である。リカパピヨン化成の本社は、バス停を降りたすぐ脇にあった。家なんだかビルなんだかよくわからない3階建ての建造物である。入口がガレージになっていて、奥に二つ入口があった。右のドアはオフィスだが、左の引き戸は間違いなく住宅だ。社長の家なのか?オフィスのインターホンを鳴らすと「どうぞー」というのでドアを開けると一直線に階段が伸びていた。階段を上がると制服姿のおねえさんがブツを持って待っていたが、オフィスというよりはやはり住宅のような雰囲気で、おねえさんの制服は浮いていた。
口紅の入った紙袋には、なぜか「梨花」と手書き風の字が印刷されていた。梨花…って、あの壊れちゃったカリスマモデル?でもあの人は「りか」じゃなくて「りんか」だからな…。じゃ誰の字なのよ?謎が謎を呼ぶ紙袋をしげしげと眺め「せっかく行ったんだから、社名の由来ぐらい聞いときゃ良かった」と思った。
で、今回は口紅を頼まれたのだが、メーカーがマイナーすぎて、普通に売っているかどうかわからないという。メーカーの名前を国際電話で聞いたのだが、見事に聞き間違えて最初は検索に引っかからなかった。その社名とは、リカパピヨン化成株式会社。このブログをご覧の日本の女性の皆様、ご存じですか?品物の製造元などを調べるのが好きな私でも、生まれて初めて聞く名前であった。向こうの人は一体どうやって情報を仕入れているのか。
一旦電話を切ったあと、父から聞いた所在地(東京都世田谷区鎌田)から検索してようやく公式HPにたどり着いたとき、再び父から電話があり「こっちから電話で聞いてみたら、前もって連絡しておいて本社に行けば売ってくれるらしいんだわ。悪いんだけど買っといてくれる?」とのこと。鎌田は、家からはさほど遠くない。二子玉川からバスで行ける。忘れるといけないので、最近ずっと寝込んで表を出歩いていない体をリハビリする意味もあって、すぐに電話を入れて買いに行くことにしたのだった。
久々の外出は、まるで自分が自分の体でないような、妙な感じだった。まだ治りきっていないのだろうか。電車では子供がギャースカ騒いでいる。高い声がボーっとしている頭にキンキン響く。子供嫌いなので、心の中で「じゃかあしいんじゃ、こんガキャー!」と叫び、グッと拳を握りしめる(実際に叫んだり殴ったらタダの危ないオニイサンだし、ね)。
夕方で、二子玉川駅には人がワラワラしていた。二子玉川とか自由が丘って人が多いけど、そんなに引きつけるものがあるかねぇ…近くに住んでるけど、用がなきゃ特別行きたいとも思わんが…とは、おしゃれや食べ物にそれほど関心のない私の暴論であるが(ニコタマ&自由が丘ファンの皆さんごめんなさい)。
二子玉川からバスに揺られて鎌田に向かう。二子玉川なんて、ちょっと高島屋の脇を抜けてしまえば極々普通の住宅地である。リカパピヨン化成の本社は、バス停を降りたすぐ脇にあった。家なんだかビルなんだかよくわからない3階建ての建造物である。入口がガレージになっていて、奥に二つ入口があった。右のドアはオフィスだが、左の引き戸は間違いなく住宅だ。社長の家なのか?オフィスのインターホンを鳴らすと「どうぞー」というのでドアを開けると一直線に階段が伸びていた。階段を上がると制服姿のおねえさんがブツを持って待っていたが、オフィスというよりはやはり住宅のような雰囲気で、おねえさんの制服は浮いていた。
口紅の入った紙袋には、なぜか「梨花」と手書き風の字が印刷されていた。梨花…って、あの壊れちゃったカリスマモデル?でもあの人は「りか」じゃなくて「りんか」だからな…。じゃ誰の字なのよ?謎が謎を呼ぶ紙袋をしげしげと眺め「せっかく行ったんだから、社名の由来ぐらい聞いときゃ良かった」と思った。