うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

銚子旅行記Part8「断念!銚子歩こう会」

2007-06-15 19:41:42 | 表へ出ろ
「足が痛い…!」

ながさんが突然呻くように言った。何だどうした!?

「イヤ、新しい靴なもんだから、まだ馴染んでないみたいで靴擦れが」

何やってんだかなぁもう…orz
もうこれ以上長々と歩くのは、どうやらムリらしい。まぁ、とりあえず犬吠駅で一休みすることにした。ついでに昼飯を食べるところはないか、キョロキョロ見回してみた。駅前に寿司屋があったが、店の前はものすごい行列が伸びている。これじゃ、メシにありつく前に日が暮れるか寿司が売り切れるかどっちかだ。やはり外川まで我慢するしかないのか。

その分犬吠駅構内の売店で、我々はお土産探しに没頭した。店内は大盛況で、佃煮やらぬれ煎餅やらが飛ぶように売れている。ぬれ煎餅を試食させてもらったが、さすが銚子だけあって、醤油が利いたいい味だ。しかし、ぬれ煎餅だから歯ごたえはヌチッという感じ。やっぱり煎餅は乾いていた方がなぁ、と思った。

駅前には、廃車した車両を改造したカフェがあったが(冒頭の写真)、流れている音楽はメッチャ陽気なサルサ!銚子でサルサを聞くことになろうとは思わなんだ。

ながさんの足は結局回復せず、あと一駅歩けば終点!というところで、電車に乗ることになったわけである。

(次回に続く)

銚子旅行記Part7「ご当地ならではのスーパーって、何だか萌えるよね」

2007-06-14 22:42:12 | 表へ出ろ
いよいよ線路が見えなくなったが、負けじと歩く我々。まわりはのどかな風景が広がる。暑いが、気持ちは良い。同じ暑いのでも、都会を歩いている時はイヤなものだが、こちらは人が少ない分(というか、我々以外ほとんどいない)、心も開放的になる。

しばらく歩いていると、スーパーを発見。その名も「ザ・マルヘイ」。「マルヘイ」という音の響きだけでもズッコケそうなのに、そこに「ザ」までつけてとどめを刺すこたぁなかろうに。さっそく中に入ってみるが、いたって普通のスーパーである。ここで昼飯になりそうなものを買ってしまおうかどうか相談する我々。


「オレは何だっていいよ」
「でも、銚子まで来てスーパーで昼飯買うってどうなのよ。やっぱ魚っしょ、魚!」
「あ~、それもそうか」

結局、ちゃんと店を探そうという結論に至った。昼飯以外の買い物をして店を出る。途中、魚料理の店など数軒見かけたのだが、「これ!」という決定打が見つからず、ズルズルと歩く我々。
と、脇に線路が見えてきた。地図を見ると、終点の一つ手前である犬吠駅が近いようだ。おいしそうな店があるかも知れない。我々の歩くピッチも上がりかけたその時…!?

(次回に続く)

銚子旅行記Part6「ここは誰私はどこ」

2007-06-13 22:00:39 | 表へ出ろ
さて、二度目の休憩を終えて歩き出した我々は、程なくして本銚子駅に到着。団長が先ほどから

「本銚子駅に着かないと本調子が出ない」

というダジャレを連発していたのだが、駅の表示板には非情にも(?)「もとちょうし」と書いてあった。団長は

「『ほんちょうし』だと思ってたのに…」

といささか落胆の様子である。
ちょうど電車がやってきたが、我々は乗らない。もはや「乗ったら負け」みたいな空気まで漂いはじめている。こうなったら、終点の外川(とかわ)駅まで歩き倒しちゃる!

しかし、本銚子駅を出ると、我々の歩いている方向はだんだん線路から離れだし、とうとう線路が見えなくなってしまった。どの辺りを歩いているのかさっぱりわからない。頼りは貧弱な地図1枚。無事に終点までたどり着けるのか。そして、そろそろ12時なんだが昼飯はどうしたものか。不安に駆られながらの道中であった。

(次回に続く)

銚子旅行記Part5「アバウトで行こう!」

2007-06-12 22:37:06 | 表へ出ろ
観音駅で一休みした我々一行。さあ、行こう!と駅を出たのは良かったが、線路沿いに道があったのはここまで。あとは駅で入手した貧弱な地図を頼りに歩くしかなくなってしまった。我々の地元みたいに、入り組んだ道が何本もあるわけではないが、土地勘のない場所だから、迷ったら厄介である。しかし、ながさんは

「なぁに、死にやせんて。適当に歩いてりゃどっか着くよ」

とお気楽モード。さすが、海外(カナダ)に留学した経験があるだけに、この程度のことでは動じない。

我々は。ちょっと大きめの通りをズンズクズクと歩いた。しかしまぁ、人がいない。商店は並んでいるが、客もいない。きっと、中心地のショッピングセンターなどに持って行かれてしまっているのだろう。

途中の公園で、団長が一休みしようと提案した。暑い中を歩いているからバテるのも早い。
公園の脇には銚子電鉄の線路があった。我々の行く先は間違っていないようである。この線路というのが、半分立ち入り自由みたいなもので、一応、柵と門はあるのだが、鍵も何もかかっちゃいない。まぁ、電車や線路にいたずらなんかする不埒な輩は銚子にはいないのだろう。この大らかさがいいではないか。我々は線路の脇に陣取って、電車の通過を狙って写真を撮った(冒頭の写真)。

(次回に続く)

プロ野球観戦記2007「両軍飛車角抜き」

2007-06-11 19:46:30 | 野球
※「銚子旅行記」シリーズは1回お休みさせていただきます。スミマセン。

昨日、またミルトン氏のお誘いを受けて東京ドームで巨人-日本ハムの交流戦を観戦したのである。

日本ハムの先発はグリン、巨人の先発は木佐貫洋でスタート。木佐貫は初回をサクっと抑え、対するグリンストレート中心の力強い投球で、先頭打者・高橋由伸をセカンドゴロ、続く2番・谷佳知と3番・小笠原道大からは連続三振を奪った。やるじゃんグリン!
日本ハムファンのミルトン氏は、開始前に「木佐貫とグリンか…ちょっと不利かも…」と心配していたのだが、そんな気持ちを吹き飛ばすような良い立ち上がりであった。

2回表、日本ハムの攻撃。1死から5番・小谷野栄一が右中間を破る二塁打で出塁すると、続く6番・坪井智哉がしぶとくライト前に転がした。小谷野が勢い良くホームへ突っ込む。ライト・高橋がバックホーム!際どいタイミングだが…間一髪セーフ!日本ハムが1点リードを奪った。

グリンは3回までパーフェクトピッチング。とにかくストレートのキレが素晴らしかった。しかし、4回裏1死から谷に初安打を許すと、別人のようにピッチングがグダグダに。2死満塁のピンチを招くと、6番・デーモン・ホリンズに何と0-3!もはや絶体絶命…と思ったら、そこから急に持ち直し、結局空振り三振に仕留めてしまった。ガッツポーズでベンチに戻るグリンに、我々は
「ガッツポーズしてる場合か!」
「自作自演じゃないかバカモノがー!」
とツッコんだのだった。

6回表。日本ハムは無死1塁から2番・田中賢介が送りバント。これを処理しようとした巨人のキャッチャー・阿部慎之助が、グラウンドの芝に左足を引っかけて、足首を捻挫してしまった。ランナーは生き残り、阿部は退場…これが結末への伏線になる。
3番・稲葉篤紀がピッチャーゴロ併殺打に倒れたが、4番・フェルナンド・セギノールが右中間へ高々と13号2ランを叩き込み、3-0。流れは日本ハムのもの…と思いきや…?7回裏2死1塁、7番・二岡智宏をセンターフライに仕留めてチェンジ…と思ったら、これが何とグリンのボークでノーカウントに。打ち直しとなった二岡が今度はタイムリーヒットを打って3-1になってしまった。
ちなみに、打ち直しに気付かなかったジャビットやダンサーが、踊りながらグラウンドに登場してしまい試合は中断、観客は大爆笑であった。

9回表、日本ハムの攻撃で、8回途中からグリンに代わって投げている武田久に打順が回ってきた。本来ならば、代打を送って裏には守護神MICHEAL…と行くであろうはずが、なぜか武田久がそのまま打席に立った。MICHEALに何かアクシデントでもあったのか。訳がわからずポカーンとする日本ハムファン。何やらイヤ~な予感。

その裏、武田久は続投するが、巨人打線につかまってしまう。1死後、ホリンズ、二岡に連打を浴びて3-2と1点差。さらに8番・脇谷亮太にもヒットを許して1死2、3塁。キャー大変!日本ハムはここで武田久を諦め、江尻慎太郎にスイッチ。MICHEALは一体どうした!?
完全に巨人のペース…と思われたが、ここで妙なことが起こった。代打で登場した9番・矢野謙次が、スクイズを仕掛けてきた。全くのノーマークだったし、スクイズ自体は悪い作戦ではなかったと思う。しかし、当たりが強かった上に、三塁走者鈴木尚広(二岡の代走)がスタートを切っていなかった。結局、一塁走者を進めただけの、ただの送りバントになってしまったのである。どういう事だったんだか。矢野にやり付けないバントさせるぐらいなら、普通に打たせた方が、日本ハム側とすればイヤだったと思うよ。

これで息を吹き返した日本ハムは、躊躇なく1番・高橋を敬遠して、2番・途中からマスクをかぶっている「スラガガー」こと實松一成との勝負を選んだ。實松、サードゴロに倒れて試合終了。日本ハムが3-2で逃げ切った。

最終的には、巨人の4番兼守備の要である阿部が途中でいなくなったことが、日本ハムに非常に有利に働いた試合だったと言える。巨人ベンチも、本来なら實松に代打を出したかったところが、出してしまうと代わりの捕手がもういないわけで。
何とも、「お気の毒様」としか言いようがない。

一方、日本ハム側も終盤に苦戦を強いられたが、MICHEALは背中に強い張りがあったために登板を回避したんだそうで。お互い、柱の選手が抜けるとキツい試合になる、ということを思い知らされたのであった。

銚子旅行記Part4「まだまだ歩こう会」

2007-06-10 14:39:10 | 表へ出ろ
貧弱な地図を頼りに仲ノ町駅に到着した我々一行。駅の隣には、ヤマサ醤油の工場があり(写真は、仲ノ町駅のベンチ)、何だかおいしそうな香りが漂っている。しかし、工場は立派だが駅舎はかなり老朽化が進んでいて、ホームがなかったら、線路沿いに建っている倒れかけの商家にしか見えない。でも、そこがまた味なんだよね。

しばらく写真を撮っていると、電車が現れた。しかし、相変わらずの混雑…って、まだ銚子から一駅目なのに空くわけがなく、我々は「もうちょっと歩くか…」と、歩を進めるのであった。

道は線路沿いに続く。江ノ電(江ノ島電鉄)と雰囲気が似ているような感じだ。
しばらく歩いている間に、我々はもはや電車に乗る気を失っていた。

「こうなったら終点まで歩くか」
「そうだね。電車は帰りに終点(外川)から乗ればいいんじゃね?」

隣の観音駅は、仲ノ町駅とは雲泥の差のきれいな駅舎だった。構内では鯛焼きなどを売っている。ぬれ煎餅だけじゃないのね。さっそく、団長が買いこむ。私はアイスクリームを買って、しばし休憩。

(次回に続く)

銚子旅行記Part3「乗らない鉄道旅行ってのもアリ!?」

2007-06-09 17:24:52 | 表へ出ろ
銚子駅に到着した我々。さっそく銚子電鉄線に乗るべぇ…と思って、乗り場に行こうとしたら写真のような有様。人・人・人である。

混雑した電車が何よりも嫌いなながさん。

「あーやめやめやめ。こんなの乗れないよ」

私と団長も同意見。

「こうなったら、線路沿いに歩くか」
「おう、とりあえず、隣の『仲ノ町』駅まで行こう」

と、いうわけで、急遽「銚子歩こう会」が結成されたのだった。

団長が、駅前のコンビニで「遅れたお詫びに…」と言ってビールを買いこみ、我々に分けてくれた。歩きながら乾杯。空は広いし天気はいいし、そこにビールと来りゃたまらんねこりゃ!

「昼間っからビールだなんて、完全にダメ人間じゃねーか」

となかなか口を付けないながさんだったが、お構いなしに飲む我々に、とうとうつられて飲み出した。何だかんだ言って、同類なのである。

(次回に続く)

銚子旅行記Part2「(乗客が)大量節」

2007-06-08 19:09:21 | 表へ出ろ
てなわけで、当初の予定から30分ほど遅れて出発となった我々3人は、横須賀・総武快速に乗り、まずは千葉へと向かう。電車の接続がどうなるか心配されたが、意外とサクサクと乗り継ぐことができ、千葉からは銚子行きに乗り込む。車内は予想以上に混んでいた。

「何だぁ、もうちょっと空いてるかと思ったのに」
「最近マスコミがよく銚子電鉄の話題を取り上げてるから、みんな乗りに来ちゃったんだろうね」
「銚子に着くまででぐったりだね」

さて、ここからが長かった…!

私の脳内地図では、千葉から銚子というのは大して遠くない…というような感覚があったのだが、とんでもない話であった。まさか、2時間近くも乗るとはなぁ。しかも、車内が混雑しているから余計に疲れる。この前小湊鉄道に乗ったときは、もうちょっと人の数も少なくて、いい具合だったのだが。

しかし、やっとの事で着いた銚子駅で、我々はさらにグッタリする光景を見せつけられるのである。

(次回に続く)

銚子旅行記Part1「銚子狂う幕開け」

2007-06-07 18:31:09 | 表へ出ろ
※銚子旅行記シリーズは、5月3日分の記事と合わせてご覧いただくと、わかりやすいかと存じます。よろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/uepon1975/d/20070503

さてさて、時間は1ヶ月ほど巻き戻って、ゴールデンウィークまっただ中の5月3日。私、ながさん、ウサギ団団長(以下団長)の3人で、千葉の銚子電鉄に乗りに行こう!ということになった。

実は私は引っ越し直前で、一家から「この忙しい時に何考えとんのじゃ!」とブーイングを食らったのであるが、自分の荷物に関しては既にほとんど荷造りを完了させていたので、何とか行かせてもらえることになったのである。

待ち合わせは朝8時に品川駅の13番ホーム。ながさんとは大岡山駅で合流し、後は団長さえちゃんと来れば…のはずが、品川駅に着いた途端にケータイに着信が。まさか…電話の声は、やはり団長だった。

「ゴメン、まだ家…」

「…な、何だと!この、バカチンがーqあwせdrftgyふじこlp;@:」

てなわけで、いきなり波乱の幕開けである。仕方がないので、二人で駅構内のレストランに入って時間つぶし。結局、30分ほどして団長は到着し、いよいよ銚子へと向かうのであった。

(次回に続く)

銚子旅行記…前書き。

2007-06-06 23:22:20 | 雑記
そういえば、ゴールデンウィークに銚子へ行ったときの話を、書く書くと言ってまだ書いていないのだった。
大分時間が経っちゃったし、一緒に行ったながさんが、シリーズでナイスな文章を書いているので、いっそ私は書くのを止そうかとも思ったのだが、明日からちょこちょこ書いていこうかと。

ながさんの旅行記はこちらから。現在Part9まで進んでます。
http://blog.goo.ne.jp/meguro_v/e/cd7e4372bd2696c38a47bc08aa6145a4