徳雲寺の龍吐水に温故知新
徳雲寺の寺歴によると創建より過去5度、火災の悲運に会う。什具・文書・経典類等が烏有となっている。
再々寺を訪ね探訪させていただいている。法事を終えられた住職様に挨拶をする。楼門の二階の回廊にある消防ポンプ「龍吐水(りゅうどすい)」を見せて戴けないかと無理を願う。快く案内いただいた。ラッキーである。
龍吐水は、放水する様子が、龍が水を吐くように見えたことから名付けられたと云われている。もとは享保年間(1716~36)にオランダから渡来したとも云われ諸説あり。
呼称は万龍水・龍起水・鮮龍水・双龍水、雲龍水・龍吐水等があるようです。当寺の龍吐水は、経年劣化し銘が消えかけているが、『明治二拾六年八月新調』と読み取れる。明治17年(1884)年末頃になると、国産の腕用ポンプが改良され消防ポンプ能力が飛躍的に進むが…放水能力は20㍍程!。当時のものが徳雲寺で現存保存されている。明治初期頃の日本の消防知識を知る貴重な文化財遺産である。
<境内から楼門二階の龍吐水を…>
<住職の案内で楼門の二階部へ…>
<回廊は1㍍弱!>
<明治二拾六年八月新調>の銘が読み取れる
<楼門二階から…この場所からめったに撮れないチャンスを戴く。本堂・禅式庭園・釣鐘堂・灯籠等>
<住職の案内で楼門の二階部へ…>
<回廊は1㍍弱!>
<明治二拾六年八月新調>の銘が読み取れる
<楼門二階から…この場所からめったに撮れないチャンスを戴く。本堂・禅式庭園・釣鐘堂・灯籠等>