ある保守政党の総裁選挙。
総裁選は政党所属の国会議員票と党員・党友による地方票で争われる。
その結果、現職総裁が3選を果たした。
予想されていた結果です。
でも、若干予想に反した出来事に興味を帯びた。
それにしても、この総裁選で明らかになったことは
大多数の党所属の国会議員が「寄らば大樹の陰」的存在。
長いものに巻かれ、物を言わない空気が充満している事です。
国民による正当に選挙された国会における代表者です。
政党の総裁を決める選挙と言えども、それぞれ地域から選出された国会議員です。
次期政権の首長にも繋がることです。
総裁候補者が主張する課題に対して、しっかりとした発言があってしかるべきです。
それが、何にもない。
一票に託した事が無視された思いです。
この総裁選で3選された方は「憲法9条への自衛隊明記を含む改憲について」
意欲的姿勢を示しております。
世論を二分した議論が巻き起こっております。
議会制民主主義とは言え、それに対して、何にも見えてこない。
私の不信はそこにあります。
国民の不信をのこしたまま、政策運営が進んでおります。
総裁3選を果たして、首相に就任すると長期政権に繋がり、強い権力を生む。
恐いもの知らずに暴走しかねない。
「不公正」の疑いが残るままの政策運営に、不安が過ります。
何処かの機会で、その疑問を正さなければなりません。
たかが一票と諦めてはいけないと、心に決めた一日だった。