ジョンとねえねの散歩道~さんぽみち~ Since 2006 そして!モカ&モモとの日々!!

フレブル☆故ジョンや文鳥♡グロスターカナリア♡メダカ♡多肉植物♡イカリグッズが大好きなねえねのおさんぽ日記

保育ナチュラリスト 1日目

2008-07-28 23:20:24 | ようちえん
“保育ナチュラリスト”という言葉を耳にしたことはありますか?
ねえねは・・・初耳でした!

毎年、1学期末近くになると、職員室には、夏休みの間に行われる、いろいろな研修案内の回覧が回ってきます。

もちろん、今年も回ってきていました!

昨年、一昨年ねえねは、“認定講習”を受講するために、他の研修は全く行きませんでした!(行けませんでした!
→その報告も・・・まだ・・・していませんね!

そこで、今年のねえねの夏休みの目標はいくつかありました!(心で決めていました!)

① “ビオトープ”について学ぶ!
② ちょこっとだけ“ピアノ”に親しむ!
③ 保育に活かせる“手作りおもちゃ”を考える!

と、時間的にも余裕があるときなので、こんな風に考えていました!
(これは、あくまでも・・・園(仕事)絡みの“目標”です!

しかし、“ビオトープ”(動物や植物が恒常的に生活できるように、造成または復元された小規模な生息空間のこと)を勉強するための講座や講習は・・・どこの科学センターや研修機関を探しても見つからず、ちょっとあきらめモードでした。

そんなときに、回覧で回ってきたのが、“芸術教育研究所”主催の“夏の芸術教育学校”の“保育ナチュラリスト”養成講座でした!

ねえねは、“園庭にもチョウチョやムシを呼ぶビオトープ”という内容に惹かれ、2日間12000円という受講料とテキスト代2200円を振り込みました!

実は・・・夏休みには、自動二輪の免許も取りに行きたかったんですが・・・あれも!これも!とは・・・時間と懐と相談しなきゃ難しく、即!免許は後!!と決めちゃいました。

1泊2日の研修の翌日の7月24・25日!

いざ!!大阪・天満へ!!!

1日目!

自分の住んでいる街の自然環境チェック!をしました。

ねえねの街はBランク!
大都会への通勤圏内。
自然がどんどん破壊されている様子を見かけたりする。。。
そんな環境らしい。

確かに・・・当たっていました!

今回の他の受講者は・・・どんなところから来ているのかな?というお話から・・・ねえね、ビックリでした!

“保育ナチュラリスト”を勉強するために、“愛知”や“岡山”“香川”に“愛媛”そして“熊本”と、かなり遠いところから参加されているんですよ!

人間、“やる気”さえあれば、なんだって“できる”って思っちゃいました!

地元関西の参加者は、“大阪”“奈良”そしてねえねの住む“京都”とそんな感じでした。

本当に、保育関係者や企業の方、今から先生を目指す学生など・・・“やる気”はみんな同じ気持ちで、さらに、“学ぶ”意欲があるので、みんないろいろなことをいっぱい吸収するって感じでした!

スライドを見て、“ものさしどり”(鳥を観察するときなどに基準になる鳥こと)の大きさを知ったり、鳥のクチバシの形やたべものの種類についてや飛び方や歩き方、鳥の種類など・・・たくさんのメモを取らずにはいられない状態でした!

そうそう!
講師の“藤本和典”先生は日本野鳥の会に入っておられた方で、NHKの紅白歌合戦であの数を数えることをしたこともあるそうなぁ・・・・・・おもしろい先生です!

その後は、昆虫について、その昆虫が好む植物のことも絡ませながら、これまた、いろいろなことを学びました!

当たり前のことなんだけれども、いきものには、いきものが生きていく環境が必要であって、その環境もいきものひとつひとつによって違っていて、なんでもかんでも“緑”を増やせばいい!ってもんではないってことを、初めて、知りました!

街路樹にしても、

『いきものが住めないような街路樹を作っても意味はない!ただの緑色をしたペンキを塗っているようなものだ!』

という、先生のお言葉は・・・妙に心に響きました!

例えば、よく見かける小さな“ヤマトシジミ”というチョウは、“カタバミ”という植物しか食べない!
その分、“カタバミ”が咲いている場所に行けば、“ヤマトシジミ”がいる!という話なんです!

ねぇ!
当たり前の話なんだけど、忘れかけていたのか?気がつかなかったのか?ていうようなお話。

“トカゲ”にしてもそうです!
キラキラ&ツルツルした模様の“トカゲ(ニホントカゲ)”は、石垣のぼりが得意!
光沢がない“カナヘビ(日本カナヘビ)”は、背中がザラザラしていて、その分、草や木にのぼることがお得意!
こんな風に、同じ“トカゲ”であっても、体の特徴を生かした住む環境がバラバラなんですよ!

こんなお話をたくさん、たくさん聞き、学びました!

でも・・・あっという間なんです!

話を聞いているうちに、今までの生活の中で気になっていたことについてもあれこれと質問したくなっちゃうんです!

ねえね、7月に、子どもたちと昆虫探しをしていて、“キイロテントウ”を大量発見したんです!
そのお話をしたら、

先生 『何の葉っぱについていました?』

ねえね 『キュウリの葉っぱの裏です!』

先生 『よく見つけましたねぇ~!そのキュウリは“ウドンコ病”じゃなかったですか?』

ねえね 『そうでした!』

納得!納得!納得です!

“キイロテントウ”は“ウドンコ病菌”を食べるんですって!

こんな風に、本当に、意味があっていきものが生きているってすごいことなんだぁ~って、改めて感激したのはいうまでもなく・・・って感じです!

でも、この先生のスゴイなぁ~って思ったことは、

『“知識”を詰め込むだけではなく、“現場で感じたことを一緒に考える!”このことが大切!』

というお言葉でした。

また、普段は気がつかなくっても、“いるかなぁ~?”と思って見るだけで、“見つけられる!”“見えてくる!”というお言葉にも・・・納得でした!

その後、屋外へ出ての感察会!(ここでは五感を生かした観察会なので、“観”察ではなく“感”察なんです!



天満の研修センターのすぐ横にある木!
なんでしょう?

“クスノキ”です!



葉を揉むと独特の香りがします。
“ショウノウ”ってご存知ですか?
防虫剤の匂いです!

“アオスジアゲハ”や“ムクドリ”や“ツグミ”などの鳥たちの住みかや立ち寄りどころになっている大切な木です!

ねえねのおうちの近くに、とっても大きな“クスノキ”があります!
(またご紹介しますね!)



“ツツジ”です!
新芽を触ると“ベチャベチャ”しています。
そのわけは・・・“アブラムシ”を寄せ付けないためなんですって!



さてさて!この花はなんでしょうか?

“サルスベリ”です!
みんなで受粉しようとしているんです。

みんなでテクテク歩いて、川の方までやってきました!



川沿いといえば・・・こちら!

“ソメイヨシノ”です!
幹がねじれているでしょ?
風を受けて、幹がよじれちゃったみたいです!
自然の力ってすごいです!



“アベリア”という植物。



これはみなさんもよ~くご存知の“エノコログサ(ネコジャラシ)”です。
ねえねは、子どものころ“ニョコニョコサン”といっていました!

“アワ”と遺伝子は同じで、バッタなどの昆虫が住みやすい環境になるそうです!



“ヤブガシラ”といいます。
“ブドウ科”で、“アオスジアゲハ”の大好物だそうです!



一番最初の写真は“クマゼミ”の脱皮殻。
そして、この穴は出てきた穴。
ビックリするくらいあちこちに穴がありました!



ふと空を見上げると・・・大阪の空には飛行機が間近に飛んでいるんです!

そんな大阪の街にも、いきものや植物がたくさんいるんですね!

さぁ!明日は、朝から野外実習です!
ワクワクしながらおうちへと帰ったねえねでした。