西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

OROCHI

2006年03月03日 14時17分00秒 | Weblog
昨日、友人から「OROCHI」に関する問い合わせがあった。娘さんに「OROCHI」の由来を聞かれたらしい。

「OROCHI」は大阪エキスポランドのインバーテッド(吊り下げ式)ジェットコースターの名前。10年程前にネーミングを一般公募していてそれに応募したところ、見事私の考えた「OROCHI」が採用されたという訳だ。
しかし応募総数7827通の中に「OROCHI」と書かれた葉書が6通あった。そこで抽選となり、残念ながら最優秀賞の賞金10万円は逃してしまい、結局残念賞ということで3万円をいただくに留まった。
だが、私が「OROCHI」の名付け親の一人であることには間違いない…、と自負している。

このネーミングを考えていたある日、蛇の出てくる夢を見た。すると同じ日、今度は本物の蛇が、珍しく我が家の玄関先に現れた。塀や壁をものともせず、縦横無尽にシュルシュルと動き回る蛇を見てひらめいた。そして「蛇」→「大蛇」→「OROCHI」という名前が浮かんだ。
エキスポランドには、以前から「ダイダラザウルス」や「風神雷神Ⅱ」などといった、日本古来の伝説やおとぎ話に登場する化け物や化身をモチーフに使った名前も多く、「オロチ」なら日本的な和風のニュアンスがあっていいだろうとも思った。
これが私の「OROCHI」ネーミングの由来である。


各地で遊園地の閉鎖といった寂しい話題が相次いでいるが、エキスポランドと「OROCHI」だけは、長くその存在を君臨し続けて欲しいものである。