西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

米とアイスと洗濯物

2007年09月09日 12時20分00秒 | Weblog
 昨日は通り雨に翻弄された。
 
 午後3時頃だった。駅前のスーパーへ行って、お米10キロとあずきバーアイスを買った。土曜日にお米を買うと、普段の7倍のポイントが付いてくる。そしてあずきバーは4割引きであった。

 買い物を済ませレジを通り、さあ帰ろうと外を見て呆然。バケツをひっくり返したような酷い雨だ。さっきまで良い天気だったのに……。
 早速折りたたみの傘をさして外に出るも、傘が役に立たないくらいの激しい雨。仕方なくスーパーへ引き返し、しばらく雨宿りしながら様子を見ることにした。

 突然の雨に、多くのお客さんがスーパーの出入り口付近で佇んでいる。置く場所もない10キロの米が、やけに重たく感じられる。
 そこで気付いた。そうだ、早く家に帰らないと、あずきバーが溶けてしまうではないか。イライラしながら、空を見上げていた。

 しばらくしてようやく雨も小やみになってきたので、また傘をさして外に出る。すると今度は、知り合いの喫茶店のマスターに呼び止められてしまう。嗚呼、あずきバーが……。マスターには悪かったが、非常にいい加減な受け答えで誤魔化して、そそくさとその場を去り、足早に家へと向かった。

 帰宅してまず一番に、冷凍庫にあずきバーをしまって一瞬ホッとするも、また新たな心配が浮上する。洗濯物だぁ!
 慌ててベランダに出てみると、干してあった洗濯物は皆びしょ濡れ。しかも妻の仕事着であるブラウスが、ハンガーごと床に落ちていて、もうずぶ濡れ。


 雨が降っていたのは、ほんの30分弱。まったくタイミングの悪い午後であった。