西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

小さな親切大きなお世話

2007年10月23日 12時01分00秒 | Weblog
 列車のドアに、手やベビーカー等が挟まれる事故が相次いだのを受けてか、鉄道各社の注意警戒が、ものものしいぐらい厳重になった。

 JRの列車のドアには、乗客に注意を促す黄色や赤い色のステッカーが目立つ。
 また車内アナウンスも「ドア付近の方はご注意ください」から「触れたドアから離れてお待ちください」という、より具体的なものに変わった。

 確かに丁寧な注意喚起は結構なことではある。しかしそこまで言われないと分からないという乗客の危機管理能力にも、問題があるように思う。
 実際ベタベタと貼り付けられたステッカーは目障りだし、馬鹿丁寧なアナウンスもくどくどとしつこく、耳障りな感じさえする。


 結局一言で言ってしまえば、世の中には案外危険が多いってこと。それを人がどこまで頭に置いて行動し、人にどこまで注意を促せばいいのか? 判断の難しいところである。