西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

近鉄大阪阿部野橋駅

2008年11月12日 15時24分00秒 | ステンショから
 近鉄南大阪線「大阪阿部野橋(おおさかあべのばし)」駅。

 「阿部野橋」の「べ」……。地名を始め、その多くが「倍」の字で表記されているが、この駅は「部」。
 大阪で近鉄と言えば、難波や上本町からの路線を思い浮かべる人が多く、南大阪線は比較的認知度が低いように思う。またJRや地下鉄の天王寺駅の隣に位置していることも、案外知られていないようである。事実開業当初は「大阪天王寺駅」という名称だったらしい。
 駅名に「大阪」が入っているのも、近鉄ではこの駅だけ。しかし来年春には、阪神なんば線開業に併せて、「大阪難波駅」「大阪上本町駅」が誕生する予定。

 私が初めてこの駅を利用したのは、1980(昭和55)年2月。父に付き添ってもらって、大学入試前の下見に行った際。当時の運賃は、喜志までが確か190円。今が390円だから、28年で200円の値上がり。時代の流れを感じる。
 喜志駅に次いで、生まれてこの方、2番目に多く利用した駅ではないかと思う。

 私が大阪市内へ出る時には、大概この駅で下車。また京都や阪神方面、その他の地方へ出かける時も、やはりこの駅を経由する場合がほとんどである。
 キタやミナミへ直接行けないのはいささか不便で、そういう意味では、関所のような存在の駅でもある。

 最終は、河内長野行き23:34発、富田林行き23:49発、古市行き0:02発、これを逃すと河内天美行きが2本あるのみ。帰宅するには、最悪でも0:02発には乗りたいと、いつも心がけている。

 昔は西改札のみであったが、その後ターミナル化されたことにより、地下に東改札と中改札が出来た。
 現在ターミナルビルの改築に伴い、ホームも延伸工事中。


 ついでに難波まで繋げてくれると、非常に便利になって有り難いのだが……。