西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

くさいねん

2010年07月26日 14時41分00秒 | ステンショから
 近鉄大阪線「近鉄八尾(きんてつやお)」駅。




 最初に利用したのは、もう20年ぐらい前。この駅近くで催された落語会を聞きにいった際のこと。
 最近では、昨年妻と買い物に行ったり、また一昨年の大芸映像学科卒制作品『フールプルーフ』(鈴木雄大監督)の八尾ロケで、この駅近くの骨董品店へお邪魔したりと、ちょくちょく訪れている。

 八尾には、家族ぐるみでお付き合いしていた友人がいて、10数年前には度々お宅にも訪問、他の友人たちとよく集まっていた。
 そんなある夏の日、メンバーの誕生日会を兼ねての食事会に招かれた。私は記念の品に、当時富田林にあったガラス工芸品店のビードロを買い求めようと店に行ったところ、お馴染みだった店主の小父さんが亡くなっていて、ここでまず大きなショックを受けた。

 仏壇に手を合わせ、ショックを引きずりながら、藤井寺駅前から八尾駅前行きのバスに乗ったのだが……、そのバスの車内が冷房キンキン。ショックの上に冷房で冷やされた私の腹は、敏感に反応。乗車間もなく腹が猛烈に痛くなってきて、バスの終点である近鉄八尾駅前で降り、慌ててトイレに飛び込んだのだが間に合わず、悲惨な結果となった。

 結局そのまま食事会に参加することも出来ず、友人宅に断りの電話を入れた。体調が悪くなったことを告げると「部屋に来て寝てたらええやん」などと随分引きとめられたが、頑なに遠慮して、帰宅することにした。


「なんや、水臭いな」と言われても、まさか……。

「いや、ウンコ臭いねん」とは、まさか口が裂けても言えなかった。

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