西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

先発は星野仙一投手だった(JR尾頭橋駅)

2009年06月23日 01時35分00秒 | ステンショから
 JR東海道本線「尾頭橋(おとうばし)」駅。

 かつて中日ドラゴンズの本拠地であった「ナゴヤ球場」の最寄り駅。
 また、JRAウインズ名古屋の最寄り駅としても知られている。

 先月26日、ナゴヤ球場で開催されたプロ野球2軍戦、ウエスタンリーグ「中日vs阪神」の試合を観戦する為、この駅を初めて利用。
 試合は勿論、周辺の雰囲気から感じる、野球の歴史を訪ねる旅となった。

 古くからの阪神ファンにとって、ナゴヤ球場には苦い思い出がある。
 1973(昭和48)年のシーズン。残り2試合で、優勝マジック1だった阪神が、10月20日ここ中日球場(当時)のドラゴンズ戦、翌々日のジャイアンツ戦と連敗し、優勝を逃した。
 この時、ドラゴンズ戦が行われていたナゴヤ球場のすぐ脇を、丁度大阪へ移動するジャイアンツの選手を乗せた新幹線が通過していくのを、テレビ中継の映像が捉えていた。

「この新幹線に、この列車に巨人軍が乗っている筈です!」

 テレビの実況アナウンサーの叫びにも似たその声は、当時13歳だった私の脳裏にも、未だに強烈な印象として残っている。


 36年前の、あの何とも言えない思い出を胸に、ナゴヤ球場を後にした私であった。


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