この数か月間、クマタカを求めて来ましたが、全くの不作でした。恰も、カールブッセか牧水か、の心境でした。
先ず、小山ダム周辺、加えて水沼ダムや花園神社奥、反対側の111号線沿いからのアタック、最後に里見高原辺り。そして偶には、男体山や竜神峡辺り、武生神社周辺、月寄山、等々。
冬本番に入ってからは、私のFF・ノーマルのいでたちでは県道は何とかなっても、初期に登れた山道は、チェーンを付けても、圧雪・結氷に押し戻されるようになりました。
このところ、漸く雪も殆ど消えましたが、花園神社奥の院辺りは、落石が頻発し、早々に引き返した次第。
意を決して、ダム湖沿いの県道側の林に分け入りました。山中の一軒家の住人の、「この辺、大きな鷹出るよ。囲った畑にハトが来るんだが、それを捕食するからね。」という話に期待してゆっくり車を進めて、ふと見上げると、大型猛禽らしきものが旋回しています。慌てて、一脚に付けた4・56で、取敢えず撮影しました。
帰宅後PCで確認して、どうやら待望の主役らしい、ということで御報告する次第です。
なお、後で指摘します一枚を除いて、全て4・56+一脚で撮影し、リニアでx2に拡大してあります。残念ながら、一脚使用とは言え IS無しですし、500m~1kmの遠距離に加え、相当な高さでしたので、合焦が相当に甘いようです。次回に挽回しましょう。
次図だけは、羽模様を確認するために、リニアx4です。
昨年見ていた個体より、羽が整っているようですが、別な個体なのか、新しい羽根が生え揃ったためかは不明です。
約3分間、腹面模様を狙って約130枚撮ったところで、林の陰に隠れてしまいました。
偶然のすれ違いを見たとかの幸運でなく、狙った所の生活シーンを垣間見たようで、嬉しい気持ちです。次回も期待できるかも…、と。
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