見知らぬ男の生活

某男(ぼうお)の日記

新しい塗装ブースを作ってみた

2024-08-20 | プラモデル
2024年8月20日のことだ。
スケルトン仕様の塗装ブースを作ってみた。

これまで使ってきた旧型の塗装ブースは約3年前に段ボール箱を利用して自作したものだ。(メイキングは下記を参照)

意外と耐久性があってまだまだ使えそうだったが、日中でも作業空間が暗いのが不満だった。そこで外光を取り入れることのできるスケルトン仕様の明るい塗装ブースを作ってみることにしたわけだ。
換気扇を取り外して外に置いたとたんネコのお気に入りになってしまった。
翌朝見るとネコがくつろいでいた。
新しい塗装ブースの素材はプラスチックケースだ。ガラクタを入れられて倉庫の片隅にあったのを引っ張り出してきた。

年代物のシールがいっぱい貼られたままになっていたので、すべて剥がしてクリーンにした。
加工は換気扇を取り付ける穴を開けるだけの手間いらずだ。その後の作業はセロテープや両面テープしか使っていない。
構造は前回と同様にGATTOワークスさんが開発した「ネロブース」という商品を参考にさせてもらった。これは、内部に斜めの板を設置し、その面に当たった塗料ミストが下側奥のスキマに吸い込まれ、吹き返しは上側手前のスキマに吸い込まれるというしくみだ。塗装ブースを自作する人の多くがこのしくみを真似ているようだ。
フィルターは不要となった熱帯魚水槽用の濾過材だ。 

斜めの板は不要になった額縁に付いていた透明の塩ビ版を利用した。すべてが透明のスケルトン仕様にしたおかげで作業空間が劇的に明るくなった。
ただ、今はいいんだけど塗装を繰り返すうちにブースの表面に塗料が付着して暗くなっていくような気がする。
とりあえず使ってみて、ダメなら以前の段ボール製の塗装ブースに戻せばいいや。
あ、ネコが・・・。

え?車輪は何のためにあるのかだって?
ただの飾りだ(笑)。

新型塗装ブースの導入を契機に、積みプラの解消に向けて頑張りたい。
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模型展示会

2023-08-19 | プラモデル
2023年8月19日のことだ。
用事で立ち寄った施設のホールで地元の某模型クラブの模型展示会が開かれていたので見学した。

ガラスケース越しなので写真写りはイマイチだが、展示されているプラモのクオリティは素晴らしかった。

昭和食堂のジオラマでは店の前に帰ってきたウルトラマンのMATの車が駐まっていて、中では隊員が飯を食っていた。
昭和を懐かしく感じる世代の私にとっては胸熱な作品だ。

ちなみに私は某模型クラブのメンバーではない。数年前までプラモとは全く無縁の生活をしていたから、そんなクラブがあることを知らなかった。
いまさら新規入会希望っていう歳でもないので、展示会を見せてもらって刺激をいただこうと思っている。
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塗装ブースを作ってみた

2021-06-05 | プラモデル
2021年6月5日のことだ。
せっかくエアブラシを買ったのに、まだ実戦投入できていない。
缶スプレーを使ってるときは庭先で豪快にプシューッ!と吹いてたけど、私が買った非力なエアブラシは屋外だと風で塗料が吹き飛ばされて繊細な塗装ができない。
夜間の作業もできない。
室内だと塗料ミストが拡散して部屋が汚れたり匂いが充満して気分が悪くなる・・・。
やはり、塗装ブースとやらが必要なのか・・・。
塗装ブースをネットで検索したけど、どの商品も高価だし、騒音や吸引力の面でレビュー評価に賛否両論があって、どれを買っていいのか悩む。
いろいろ調べているうちに、塗装ブースを自作してる人がたくさんいることを知った。
そうか!自分で作ればいいんだ!
そんなわけで、塗装ブースを作ってみた。

以下は本日の作業の経過だ。
排気用のファンはパナソニック換気扇FY-24JK8天井埋込低騒音形(換気風量180 m3/h、有効換気量116 m3/h、騒音29 dB、消費電力12.5 W)を用いた。

ポイント使って5000円だった。
追加で買ったのはダクトホースと速結端子用プラグコードぐらいかな。

板材でしっかりしたものを作ってるDIYの達人もいるが、根っからのめんどくさがりやの私は段ボール箱で作ることにした。
コンセプトは「安くて簡単」だ(苦笑)。
箱の上部に換気扇の吸気口の穴を開け、内部に斜めの段ボール板を取り付けた。
そして、手前上部に吹き返し防止の段ボール板も取り付けた。



これは「ネロブース」とか「互換ブース」という商品の構造を参考にしたものだ。
独特のしくみ(内部に斜めの板があり、その面に当たった塗料ミストは下側奥のスキマに吸い込まれ、吹き返しは上側手前のスキマに吸い込まれる)がいいらしい。
理論的な説明をしてくれているサイトもあってなるほどと思って真似ることにしたんだ。

フィルターは不要となった熱帯魚水槽用の濾過材を流用した。(効果は???)
照明は棒状の卓上LEDスタンドを箱の横から突っ込んで固定した。

電源のON・OFFは換気扇のプラグを差し込んであるタップのスイッチで操作だ。

ダクトホースは部屋の上部小窓から外に出した。


これで完成だ。
スイッチONしてみると、おお~っ!吸ってる吸ってる~っ!
試しにラッカー系塗料やシンナーのフタを開けてみる。
まったく匂わな~い!
やった~っ!
明日は実際にエアブラシで塗装してみよう。
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エアブラシを使ってみた

2021-05-23 | プラモデル
2021年5月23日のことだ。
買ったばかりのエアブラシの試し吹きをやってみた。
SOUL POWERの充電式エアブラシ_ダブルアクション自動電源オートスイッチ予備電池付き_口径0.3㎜という商品だ。
箱が小さくて驚いたが、エアブラシ本体も予想以上に小さくて驚いた。


バッテリーが切れてもすぐに予備に交換できるので便利だ。

実験台は倉庫のガラクタ置き場に転がってたタンクローリーのおもちゃだ。


ミリタリー調に塗装してみることにした。
サフを吹いて下地を整え、オリーブドラブ色を吹き付けた。

今回はお試しなので、惜しげのない水彩絵の具(アクリルガッシュの黒・茶・黄緑を混ぜたもの)を使った。

吹き付ける範囲や塗料の量はボタン操作で調節できるが、基本的に圧力は弱い。
缶スプレーのようにブワーッていうんじゃなく、フ~ッて感じだ。

だから、プラモから離して広い面積を一気に吹き付けるのは無理のような気がする。
小さいプラモやパーツ向きかな。
サイズの大きいプラモはこれまで通りに缶スプレーのほうが便利かも・・・。


アクリルガッシュだけだと塗膜が弱いので透明クリアを吹き付けた。
ウェザリングっぽく仕上げてみたんだけど、やっぱりヘタクソだね(苦笑)。



とりあえず、エアブラシとしての働きをしてくれることがわかったので実験終了だ。
ついでに、製作中のプラモの進捗状況を報告しておこう。
ハセガワの1/450海上自衛隊イージス護衛艦あしがら“スーパーディテール”だ。


まだ未完成だ。
この後、エッチング手すりの取り付けという超めんどくさい作業が待っているんだ。
完成できるのはいつの日か・・・。
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ニチモ1/200海上自衛隊ミサイル護衛艦DDG163あまつかぜ…落札失敗

2021-04-20 | プラモデル
2021年4月19日のことだ。
オークションに出てた『ニチモ1/200海上自衛隊ミサイル護衛艦DDG163あまつかぜ』の入札ボタンを押した。
あなたが現時点での最高額入札者ですという知らせに喜んだ。
しかし、数分後に別の人が私を上回る高値を付けた。
再入札するかどうかギリギリまで悩んだが、予算を超えていたので断念した。
苦渋の決断だった・・・。
オークションは終了した・・・。
なぜ私が『ニチモ1/200海上自衛隊ミサイル護衛艦DDG163あまつかぜ』を手に入れたいのかだって?
説明しよう。
あれは忘れもしない、約40数年前のいつだったか・・・。
いつもの年寄りの昔語りが始まるので興味の無い人はスルーしておくれ。
当時、中学生だった私は馴染みの模型店で『ニチモ1/200海上自衛隊ミサイル護衛艦DDG163あまつかぜ』を買ったんだ。
その模型店の店主のおばちゃんはとてもいい人で、プラモ大好き少年だった私に優しくしてくれていたんだ。
その日は瓶入りの液体接着剤をサービスで付けてくれて、『あまつかぜ』の箱の中にしまってくれた。
私は『あまつかぜ』を自転車の荷台にくくりつけ、自宅へと向かった。
早く帰って作りたい一心で一生懸命にペダルを漕いだ。
自宅までの中間地点にさしかかった頃、何やら異臭が漂ってきた。
自転車を駐めてプラモの箱を見ると一部が濡れている。
嫌な予感がしつつ紐を取り外して箱を開けてみると、なんと横倒しに入ってた瓶入り接着剤のフタがはずれて液体接着剤が流出しているではないか・・・。
自転車の振動でフタがゆるんでしまったようだ。
パーツはビニール袋に入っているから無事だが、船体は接着剤まみれで悲惨な状態になっていた。
ショックで泣きそうになって、しばらく呆然と立ちすくんだ。
その後、気を取り直した私は模型店に引き返し、おばちゃんに事情を打ち明けた。
すると、おばちゃんは悲しそうな表情で「私が接着剤のフタをきちんとしめておけばよかったんやね・・・ごめんね」と言って、もう一つ残っていた『あまつかぜ』に交換してくれた。
新しい『あまつかぜ』を持ち帰って完成させたが、なぜか心から喜べなかった。
よく考えたら、自転車でガタガタ振動させてた自分の不注意だから、交換してもらうなんて厚かましいにも程がある。
でも、あのおばちゃんは・・・。
その後、大人になってプラモから離れた私はその模型店には行かなくなった。
ふと気がつくと模型店は閉じていた。
風の噂で、あのおばちゃんは亡くなったらしいと聞いた・・・。
現在、その模型店があった場所は道路の拡張のために更地になっている。
近くを通るたびに『あまつかぜ』の件が思い出され、おばちゃんに申し訳ないことをしたなあ・・・って悔いるんだ。
ちなみに、その当時に作った『あまつかぜ』は今は存在しない。
プラモへの興味を失っていた頃に、その他のプラモと一緒にすべて処分してしまったのだ。
ああ・・・せめて『あまつかぜ』だけでも置いておけばよかった・・・。
そんなこんなの思い入れがあるからこそ、『ニチモ1/200海上自衛隊ミサイル護衛艦DDG163あまつかぜ』を手に入れて、もう一度作ってみたかったんだ。
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