見知らぬ男の生活

某男(ぼうお)の日記

終活・・・ホームページ(Webサイト)の閉鎖

2025-02-07 | 日記
2000年4月7日に開設して今年の春に25周年を迎える予定だった私のWebサイトを閉鎖することにした。レンタルサーバー契約終了日の2月13日で消滅予定だ。これは、年賀状じまい等を含む終活の一環だ。
メインのWebサイト「UnknownSpace」


別館Webサイト「RELAXATION SPACE」

名残惜しいのでWebサイトに掲載していたMy historyページの一部を転載しておくことにした。

Chapter-04
1_KnownSpaceシリーズの虜になる
数あるSF小説の中でも,特に私のお気に入りが,ラリイ(ラリー)・ニーヴンのノウンスペース・シリーズです。

既知空域シリーズとも呼ばれる作品群は,一言で表すと知的スペースオペラって感じでしょうか…。ハードSF的なテイストでありながら,魅力的な登場人物や個性的な異星人たちの織りなすエピソードがむちゃくちゃ面白いんです。
中でも 「リングワールド」 の連作はハリウッドで映画化してほしいほど,魅力的な物語です。
ああ…こんな説明では魅力を伝えられないのが悔しいです。ぜひ読んでみてください!

2_3DCGに目覚める
PC(パーソナル・コンピュータ)の普及に伴って,CG(コンピュータ・グラフィックス)に興味をもちはじめました。しかし,当時の一般的なPCは同時に表示できる色数が16色という劣悪なグラフィック性能でした。これでは使いものにならないってんで買ったのがシャープのX68000という機種です。これはビジネスユーザーではなくゲームユーザーをターゲットにしていたため,何万色も表示できるグラフィック性能によって美しい作品制作が可能でした。(ちなみに,グラフィックにこだわるクリエイターな人はMacを使っていたようですが,私には手の届かない存在でした…。)
X68000では主にフォトレタッチもどきのことをやっていました。ソフトはジーズスタッフ・プロっていうのを使っていました。やがて3DCGに憧れてCトレースというソフトを買ってみたものの,数式を入力して描くという難解なものだったので挫折…すぐに売り飛ばしてしまいました…とてつもなく痛い出費でした…(悲)。
そんなこんなしているうちに,ゲーム業界ではファミコンからスーファミ,さらにはプレステ…etcと日進月歩で進化を続け,そこに描かれるグラフィックは飛躍的に美しさを増していくのでした。そんな中で出会ったゲームがナムコの 「スターブレード」 でした。ゲームセンターで初めてプレイしたときの感動は言葉では言い表せません…。コンティニューを繰り返し,約1800円ほどかけて全クリしたときは感動のあまり放心状態でした(笑)。

ああ…私もこんなカッコイイ3DCGを描いてみたい…。思いは募るばかりです。
いつのまにかPCはMS-DOSの時代からWindowsの時代へ…。憧れのフォトショップを手に入れ,CG制作にのめり込んでいく私でした。
そして,ついに3DCGで初の宇宙船を創りあげることに成功したのです。超簡単3DCGソフトDoGAでモデリングしてShadeでレンダリングという意味不明な使い方をしていましたが,当時の私にとっては満足でした。

大好きなゲーム 「スターブレード」 を真似て,「スターブラスト」 なんていう作品を描きました。

やがてBryceという3DCGソフトの存在を知りました。景観作成ソフトとも呼ばれていますが,私の描きたいSFチックな絵づくりにぴったりのソフトでした。

一時は世界的にもユーザーが多くいましたが,Vueなどの他の勢力に押され,今ではマイナーなソフトになってしまいました…。
でも,私にとっては素晴らしいソフトなので今後も使っていくつもりです。

3_UnknownSpaceが誕生する
自己満足の作品といっても,誰かに見てもらいたいと思うのが人情ってもんです。てなわけで,これまで他人様のHP(ホームページ)を見てるだけで満足していた私にも,「自分のHPをもちたい!」という欲求が沸き上がってきました。
で,Windowsにおまけで入っていたフロントページ・エクスプレスっていうHP作成ソフトを使って最初のHPが完成したのです。
2002年頃のトップページ

HPの名前は,私の大好きなラリイ・ニーヴンのKnownSpace(既知空域)シリーズを真似て,UnknownSpace(未知空域or未知宇宙)と名付けました。インターネット上での公開は2000年の4月7日からスタートです。
ちなみに,UnknownSpaceに登場する宇宙船の名前はUnknownManですが,これは私の大好きな音楽家ヴァンゲリスのアルバム 「螺旋」 の中の 「To The Unknown Man(見知らぬ男)」 からいただいたものです。
ホームページビルダーを導入してからはデザインに凝ったこともありましたが,基本的にはシンプル・イズ・ベストをモットーに更新を続けています。
Web年賀より

あれから何年たったでしょう…。管理人である私のオヤジ化が加速度を増し,若かりし日の(…といってもオープン時にはすでにオヤジでしたが…)の血気盛んな勢いはありませんが,宇宙への憧れを失ったわけではありません。時間と気力さえあれば,新型宇宙船を建造して再び宇宙の彼方に飛び立ちたいと願っています。

最後の更新から数年が経ち、いつの間にかアクセスカウンターが消えていた。Webサイト開設当初はカウンターの数字を見ては一喜一憂していたものだ。インターネット黎明期において、Webサイトは承認欲求を満たしてくれる革新的なツールだった。だから、アクセス数が増えるのはとてもうれしいことだったのだ。今でもインターネット(YouTube、SNS、ブログなど)は承認欲求を満たすためのツールとして欠かせない存在となっているが・・・。
ついつい昔語りしながら長文を書いてしまうのも歳食ったせいかもしれない。このへんでやめておこう。頑張って書いても、このブログもいつか消滅するのだから・・・。
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