うららかdiary

思いのままに綴ります☆

チェルノブイリ原発事故から20年

2006-04-16 22:09:34 | Weblog
なんかすっきりしないお天気の日曜日だったので、自宅でゆっくりすることにした。

久しぶりにNHKを観たら、チェルノブイリのことをやっていた。

この4月で原発事故から20年なんだね。

原発から放出された40種類の放射性物質は、風にのって広範囲の地域を汚染した。




18年前にポーランドへ行くことを決めた時「チェルノブイリ怖いな」という思いが

ちょっと頭をかすめた。

実際に行ってみると、予想したとおりモノがないところだった。

入国時に強制両替をさせられ、まち中では闇両替を要求された。ドルが欲しいという。

レストランには食材がはいってこないため、メニューには×印(=つくれません)だらけ。

国営のホテルにはテーブルにたくさん料理が並んだけど、

一歩外へ出ると食べ物にも困るような有様だった。

しなびた汚染した食材でも、それしか口にできないならば、人は今日のために食べる。

内部被ばく(汚染された植物などを体内にとりこむことでおきる)することが分かっていても、だ。

私は2泊しただけだったけど、その国や周辺国の人たちにとっては日々続く現実だった。




20年たった今、被ばくした人たちにガンが多発している。

国がおこした事故の後処理に働いた人(リクビダートル)を中心に。

放射性物質は除去されておらず今も汚染は続いている。

セシウムは300年にわたって汚染し続けるという。

事故は今も進行形で地球上の命を蝕んでいく。

今、命の危険にさらされている人たちは、どううけとめているんだろう?

国の補償が受けられず、十分な医療が受けられない。

明日は我が身かと恐怖におびえる日常的に起きる仲間の死。

事実をうけいれようとしない機関。




スタートは真実から目をそらさないこと。

今はウソが通用しない時代になってきているという。

ホンモノだけが生き残れる時代。

真実を見抜く勇気をもつこと。

大きな問題も、個人の問題についても。

コメント
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