サイドハンドサーブを打つ（その２・・・ボールを飛ばすということ）

はじめに
読者の方からサイドハンドサーブに関する質問がなされました。サーブが飛ばないという問題です。
そこで、今回はサーブを飛ばすための方法、そしてできれば変化球を打つための方法についてお話してみたいと思います。
で、今日は、ボールを飛ばすということについてお話します。

ボールを飛ばす
下図を見て下さい。

このボールを←方向に飛ばそうというわけです。
そう言われれば、「そう、難しく考えることはないでしょ。下図のとおり←方向から叩けばいいのですよ。」ということになるわけです。

まあ、だいたいのところで、これで飛んでいくわけですけれども、そうは言っても、現実にはボールが上に上がって飛距離が出ないとか、逆に下のほうに行ってしまって、２～３ｍ先に落ちてしまうとか、なかなか思うように行かない場合も多々あるわけです。

で、うまく思った方向にボールを飛ばす原理はどうか・・・と、今一度基本に立ち返って考えるわけです。
そう難しい問題ではありません。

物が動くって言うのは、要するに重心が移動するってことですからね。ボールの真中にある重心について飛ばしたい方向に移動するよう力を加えないといけないわけです。

しかしながら
この重心に直接力を加えることができず、力を加えるのは重心から１０ｃｍほど外側にあるボールの皮の表面ということになるわけです。
下図のピンクの部分ですね。

この真に動かしたい部分（重心）と力を加える場所（作用点・ボールの表面）が１０ｃｍ離れているということで、ボールの重心を移動させる際、微妙に思った方向へ飛ばせなくなるという現象が起きて来るわけなんです。

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