ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

サイドハンドサーブを打つ(その4・・・ボールがバウンドする力を借りる)

2012年11月18日 08時12分49秒 | サーブ

はじめに
バレーボールを思った方向に効率よく飛ばすためには、腕を振っていく方向の先に、ボールの重心が来るようにしたほうがよいということがお分かりいただけたでしょうか。

さて、本日は、ボールがバウンドする力を利用するということで考えてみたいと思います。

反発係数
壁にボールを投げつけますと、バウンドして返ってきます。
この時ボールのスピードは壁にぶつかる前と後でどうだろうかということについて考えます。

通常は、ボールは壁にぶつかった瞬間下図のように壁に接触する部分がへこみまして、そして、ボール内の空気が圧縮されますから、これが元に戻ろうとする力で跳ね返って来るわけです。
ココ  と記してある青い部分ですね。

この反発する時のスピードを壁にぶつかる前と後とで比べて、反発係数として表すのですが、5m/秒で進んでいたボールが4m/秒で跳ね返って来たということになると、4÷5=0.8となり、
このボールと壁との関係では反発係数0.8ということになるわけです。

でも、ここで注意しないといけないのは、ボールが同じであっても、ボールが何にぶつかるかによって反発係数が変わって来るということを忘れてはならないということです。

下図を見て下さい。
のボールは三角のとがった堅いものの上に落とします。
は木製の踏み台の上に落とします。
のボールは座布団の上に板を敷きその板の上にバレーボールを落としてみるのです。

簡単に想像できますでしょ。

どのボールが一番跳ね返って、どのボールが一番跳ね返らないのかということですね。

このようにボールと衝突するものがどういう状態のものであるのか、堅いのか軟らかいのか、面は平らなのか、とがったものなのか・・・等で、反発の度合いは変わって来るのです。

では、これがサーブにどのように影響して来るのかについてお話を進めて行きたいと考えます。



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