はじめに
結論から話す方法が手っ取り早いのですが、皆さんに考えていただき、できれば自ら気付いていただきたいのです。それで、若干回りくどい話となりますが、丁寧に話を進めていきますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。
相談者のmadaoさんのブロック越えのスパイクがコートに納まらない(アウトになる)原因について、私、思うところが二つあるのですが、そのことを分かりやすくするために、以前中学生に持ちかけた面白い話があるので、それを御紹介します。
スパイクの打点が高いと損をすることがあるというお話です。
そんなバカなと思うでしょうけど、私は、子供たちにこのことをしっかり伝えてレシーブからトス、そしてスパイクの練習をさせるのです。
「身長が高く、打点の高い人が有利そうに見えるバレーボールだけど、実はそうとばかりは言えないぞ」と中学生に持ちかけたことがあるのです。
子供たちは「また、変な話を始めた」「背の低い選手を部活から辞めさせないために、いい加減なこと言いよる」等と疑いつつも、一応耳を傾けてくれるのですね。
通常考えられるスパイク
下図を見て下さい。
ちょっと見にくいですけど、打点の低い黒シャツの選手と、打点の高い赤シャツの選手がスパイクしています。
ネットにかからないようにスパイクするには、黒シャツ選手の場合、ちょっとふんわりと打たないといけません。
赤シャツ選手の場合、鋭角に思い切ってスパイクできます。
打点の高いほうが、スパイクを打つのに有利なんです。
これが普通のスパイクの考え方です。
どう考えても打点の高いアタッカーのほうが有利な気がします。
しかし、ちょっと観点を変えると、それが逆転するというお話です。
さて、打点の低いアタッカーが有利な場合があるっていったいどういう場合でしょうか。
ちょっと考えてみてください。
こういう感覚で、ブロック越えスパイクも考えて行く予定ですから。
クイズ感覚で。
その説明は明日の記事でいたします。
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私の見聞きしたバレーボールの話をしながら、読者の方の質問に応える形で記事アップしています。
宮崎県出身の転勤族で、鹿児島県、熊本県、沖縄県、高知県等を転々とし、この4月、島根県松江市から熊本に転勤してまいりました。お盆と正月くらいしか宮崎県に戻れないのは残念ですが、熊本はなかなか住みやすい活気のある町で、とても気に入って言います。
このブログでは、宮崎県をはじめ各地で見聞きしたバレーボールの戦術や練習方法等を紹介しています。
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地道に頑張る大器晩成、勝負どころでベストを出せるタイプの選手を目指していただきたく、初心者向けの記事や初心者が頑張っている記事をアップしたいと思います。
という事を見落としていました。
確かに打点が低い方が鋭角に打てず、円弧を描く様に打たないとコートに入れるのは難しくなります。ただ、高い打点からでも同じ様な回転をボールに与えることが出来たら、同じ様に円弧を描く様なスパイクが打てると思います。
そのために、打点の低いアタッカーがやる様に少しカブリ目で打つことでドライブ回転をより強くかければ良いのでしょうか?
個人的な考えとして、ミートする直前位に幾つかの球種を打ち分け臨機応変に対応できるスパイクを打ちたいと考えています。
そうすると、カブる事で打てる球種が少なくなると思います。
っと自分は考えています。
自分の考えに対しておかしな所や、自分の考えている以外の解決策などがありましたらご指摘して頂きたいです。
御手数おかけしますが、何卒よろしくお願いします。
どうにでもなる、明らかに色々な選択肢は多いのです。
今回は、まず、打点の低い選手のまねをしてスパイクしても、どうしてコート内に納まらないかというようなところを少しお話して、最終的に、対応策と練習方法を御紹介してみたいと思います。
madaoさんが言われるとおり、ドライブ掛けるには、被り気味と言いますが、あまり前のほうで打つより、少し体の近くにボールを持って来た方がドライブを掛けやすくなります。
選択肢については、私もちょっと良く分からないのですけど、madaoさんが先日のコメントでお話されていた、従来のスパイクで、ブロックをこじ開けたり、ブロックに当てて弾き飛ばす、超インナーに打つなどの選択は、被り気味のスパイクでも、別の方法で同様の効果を得ることができるのですね。
それから、madaoさんの場合打点がかなり高いので、そのドライブの掛け方も、打点の高い人なりの掛け方でより有効なスパイクができるんではないかと期待しているのです。
理屈をお話した後に練習方法を御紹介しますので、ぜひお試しいただきたいです。できれば、実践レポートいただくと嬉しいです。
徐々に話を進めて行きますので、疑問な点などありましたら、コメントいただくと助かります。