動画・・・超簡単(二段スパイクと組み合わせてのフェイクトス）

はじめに
本年１月１２日の記事「敢えてブロックさせ、切り返して勝負する裏ワザ」で下記のとおり、敢えてブロックを引きつけ、リバウンドを取り、ここからワンクッション置くネットプレーに持ち込んで、逆サイドにトス、これをスパイクすると見せ掛けて再度内側に切り返してトスアップし、スパイクするという裏ワザを紹介しました。

で、結局最初にネットプレーをした５番の選手（一番信頼できるアタッカーですね。）にスパイクさせようというプレーなのです。
裏の裏、先の先をいくプレーなのですが、ブロックが５枚でそのうち３枚がブロックに来るということは、その次の攻撃の場所を考えればノーマークでスパイクを打てる可能性があるのですね。

思っているほど難しくはないという理由
ところで、このプレーにおける６番の選手のスパイクと見せてのトスアップですが、ママさんの間では、結構難しいのではないかという話が出ました。

しかし、これは、相手ブロッカーが６番の選手がスパイクすると判断しさえすれば成功というプレーですので、ジャンプ力がなくジャンプしてすぐにスパイクするような選手であれば、それは、それで方法があるのです。
つまり、空中ではなく、床上の動作で相手ブロッカーを引きつけ、そこからトスアップすることができるのですね。
床上のジャンプ動作はスパイクの時に使う大きな踏み込みと、腕を大きく振るフォームで行うジャンプ動作ですから、その場で行うジャンプトスの場合より高く跳べるというメリットもあります。っとなると、ブロッカーも思い切ってジャンプしないといけなくなります。

で、後は空中に上がったら、そのままトスをすればいいだけなのですね。
考えてみれば、ジャンプ力がなく、ジャンプしてすぐにスパイクする二段攻撃があるからこそ、床上の動作をスパイクに似せるというこの方法で相手のブロッカーは引っかかってくれるということも言えます。

動画の説明
そこで、その２段スパイクと合わせて行う、フェイクトスの練習と、実戦で使った動画をスローで再生しますので、見ていただきたいと思います。

超簡単・・・・スパイクと見せてのフェイクトス

動画は、セッターが二段スパイクと見せてバックトスしていますが、今回紹介したネットプレーから切り返す攻撃で行う６番（中衛ライト）の選手が行うプレーは前方向へのセミトスですのでもう少し簡単にできます。ただ、この攻撃の基本となる原理は一緒ですので、参考になるかと思います。


おわりに
少し考え方を変えるだけで、二段スパイクができる選手なら誰でもできるプレーです。
この方法まず、鹿児島のママさんの中衛ライトに教える前にセッターに教えたのですが、すぐにできました。二段スパイクが打てるアタッカーはぜひ、挑戦していただきたいものです。
どうもありがとうございました。
明日は、この戦術をさらにうまくこなすための方法についてお話しします。


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