ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

後衛ライトを前に誘い出して、その逆を突くフェイントとは

2010年07月27日 11時43分16秒 | レシーバーのプレー
にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村
相手レフトオープンからの攻撃というのは、試合中多くなります。9人制バレーボールの練習では、その対応方法について、十分検討しておく必要があります。

問題
巻頭の図面を見て下さい。
レフトオープンからのスパイクに備えて、レシーブ陣がサーッと開いて、ポジションを取りなおした瞬間、アタッカーはクロス方向を向いたままの姿勢ですが、ボールがの位置にあるにもかかわらず、右腕をいっぱいに伸ばしているのです。

この状況から、レシーブ陣はアタッカーが何をしようとしていると考え、どのように対応するのでしょうか。

レシーブ陣の判断
下図のとおり、フェイントを懸念する選手が多いと思うのです。 
           
図のとおり、クロス打ちと見せかけてのストレート側、ブロックのすぐ後ろのオレンジ色で示した箇所へのフェイントが来る可能性が高いと判断するでしょう。

レシーブ陣はそれを見た途端、フェイントと読んで、前に突っ込みます。
とりわけ、後衛ライトの選手は、アタッカーの体がクロスを向いていることで、コースの逆を突く形で、ストレート側にフェイントが来る可能性はかなり高いと判断し、オレンジで示した部分に来るフェイントをレシーブするべく、突っ込んできますね。
 
バックライトを誘い出して逆モーションを突くフェイントとは
ここでレフトアタッカーは下図のとおり、あたかも、オレンジの箇所にフェイントを落とすように見せかけて、実際には●のとおり、ストレート側のバックライン付近である、ピンクで示したスペースめがけて、フェイントします。
        
腕を振らずに、手首だけで、ポーンと軽く弾いて山形のボールで返球してもかまいません。
とにかく、バックライトを前に誘い出しておいて、その選手の頭を越えるボールで、バックライン付近(ピンクで示した箇所)をフェイントで攻めるのです。

効果とその後の攻め方について
バックライトは、まんまと相手の戦術に引っかかって、面目丸潰れ状態になります。
また、競った試合の中の勝負どころで、このような攻撃を受けると、まったくテンション下がってしまいます。

で、ポイントを上げた向こう側のチームは、大きな声で「やった~」「やった~」「やった~」などと、全員で声をそろえて勝ち誇った掛け声かけますね。
相手選手にミスをしっかりと印象づけるように特に大声で掛け声をかけます。

さらには、ポイントを上げた向こう側チームの選手の誰かが、大声で味方選手であるレフトオープンに向かって「おい、あれが決まる間は、フェイントで攻めろ。あれが、あそこが狙いどころだね。」などと大声で話しかけるのですね。
味方に話しかけていますが、相手チームの後衛ライトに聞こえるように話すことを意識します。

後衛ライトは「くそっ!」ってなるでしょ。
イライラしてるということは、集中力欠いている可能性があるから、次は、サーブでこの選手を攻めるのです。

まあ、このように展開して自滅に追い込める場合があります。

今日はここまでです。
で、明日は、守備側の立場に立って、この攻撃への対応策を考えて見ましょう。

こちらにも、他のバレーボール愛好家の記事がありますよ。どうぞお立ち寄りください。 にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mint)
2010-07-27 14:13:33
こんにちは。

生意気に、コメントさせて頂きます。

うちのチームでいうと、オレンジの位置はチュウセンかバックライトで正解。
どちらが行くかは、メンバーによります。

そして、ピンク位置の山形のボールは、バックセンの私のボール。
バックライトの判断は○となります。
(あくまで、うちのチームの場合ですが


山がたのボールなら、バックセンは間に合います。私なら、繋げる為に①上に高めに上げる ②チュウセンにむかって上げるかかなぁ。我がチームチュウセンなら、ツートスに持っていってくれます。

アタッカーがクロス向いてるなら体の向きからオーバーでコーナー突いてくる確立は低いです。・・・でもスピードある、突かれたコーナーボールは、とれないかなぁ・・・飛び込むけど(笑)まぐれってのもあるし。

バックライトが前に詰めた時のストレートのアタックは対応は無理。コーナーは捨ててます。

ストレートのピンクの位置のアタックを抜かれたら(もう少し右側)
「ブロックがサボらんよっ」って、先輩ママが言ってくれます。

いずれにしても、
ワンタッチからのツートス、コーナー山がたボール、誰かがはじいた時のカバーは、意識しています

図のピンクの位置は自分のボールと思っているので、の山がたボールで落とされたら悔しいかなぁ。(逆も同じです図々しくも、あげれると思っているので。


って、反論見たくすみません
こんなバックセンもいるって事で





返信する
完璧 (磯野)
2010-07-27 18:15:32
そうなんです。正にそのとおり。

そのことを、この後の記事で対応策の意識として、上げる予定で、図面も出来上がってるんですが、あと、前衛レフトが回り込む方法とかですね。

で、バックライトが突っ込む場合はミントさんが言われるとおり、バックセンターが、この穴を埋めるようにポジション取りするのです。
いつも、ありがとうございます。

また、新たな疑問や、気づいた点について、もし、他の戦術等についても、これは、こう対応してるってのがあったら、是非よろしくお願いします。
返信する
Unknown (あき)
2010-07-27 23:54:11
うちの場合もミントさんと同じですね。
うちは(どこもかな?)バックセンに守護神がいるので

後ろのボール、ワンチにすっ飛んで行きます
返信する
コメントありがとうございます。 (磯野)
2010-07-28 00:44:21
アキさんコメントありがとうございます。

バックセンターが回り込むパターンが多いのですかね。一応想定に入れておくだけで、全然反応ちがいますからね。

明日の記事(今日か・・)で、対応をアップしますので、また、何か気付いたことあったら、よろしくお願いします。

いつも、ありがとうございます。
返信する

コメントを投稿