はじめに
サーブがうまくなってくると、サーブレシーブもうまくなってまいります。
理由は分かりますよね。
ここまでの記事で紹介したとおり、サーブレシーブの練習するのに、サーブを打つのは味方の選手の訳ですから、そのサーブがうまくなれば、それをレシーブする練習を積むこととなり、サーブレシーブはうまくなります。
同様に、サーブが下手だと、サーブレシーブの練習も効率が良くなく、必然的にサーブレシーブの技術も上がりません。
いのっちんさんたちの話によりますと、コートを縦に3分割して3列でサーブレシーブの練習をするということですから、選手の多く(いやいや全員でしょうか・・・・)が、ほとんど個人を狙ってサーブを打てるということになりますね。
こういうチームはレシーブがよくなりますが、サーブがうまいわけですから、自然と強いチームになって行きますね。
では、今日の本題に入らせていただきます。
動画のチェック
これ、以前の記事でも紹介したのですが、敢えて高知のママさん選手にやっていただきたく、もう一度御紹介します。
動画を自宅で再生しながら、サーブレシーブの成功率を確認してほしいのです。
ひとつには下記の図のとおり、選手のポジションに合わせて表を作成し、そこに
Aカット・・・・セッターにピンポイントで返球できたレシーブ
Bカット・・・・セッターが2~3歩移動したが、オーバーでトスアップし、
頑張れば速攻ができそうな位置にボールが返球されたレシーブ
Cカット・・・・他の選手が二段トスを上げざるを得ないような位置に
返球されたサーブレシーブ
M・・・・・・・・サーブレシーブのミス
という具合に数を数えていきます。
上記図面のアップが下記図面ですね。
このようにまずはレシーブ状況を「正」の字を使って本数で把握します。
そこから、パーセンテージを明らかにしていきます。
例えば「K」の選手は
Aカット・・・11本(37%)
Bカット・・・11本(37%)
Cカット・・・・5本(16%)
M・・・・・・・・3本(10%)
ということになりますね。
最後には下図のように、チームのサーブレシーブ成功率まで出して見ると、いいと思います。
この作業は、ちょっと地道な努力が必要ですが、どの選手のサーブレシーブがいいかとか、どの付近にサーブがたくさん飛んでくるのかということなどを把握するのに最適です。
サイドアウト(獲得)率を探る
もう少し発展させ、
1・・・サーブレシーブしてスパイクを打って返球したもの(二段トスでもかまいません)
2・・・レシーブミスをカバーしたが、チャンスボールで返球するのがやっとだったもの
3・・・サーブレシーブミスで返球できなかったもの
の3種類に分けて本数をチェックし、パーセントを出してみるのもいいと思います。
これからなにを探るかと申しますとサイドアウト獲得率がどのくらいかを探るのです。
サイドアウト獲得率は相手のサーブに対してどのくらいの確率でポイントを上げ、サイドアウトを取り返したかということを計算するものですが、
サイドアウトを取り返した本数÷(サイドアウトを取り返した本数+サイドアウトを取り返せなかった本数=サイドアウト獲得率
という関係ですから計算してみてください。
この数値が0.7(つまり70%)だと、概ねチームは勝利すると言われている数値なんです。
ただ、たまにですね、サーブレシーブが互いに下手でサーブばかりでお互いが点数をまとめて捕ってしまうというような試合、つまり、やや低レベルの試合においては、もっと、率が低い場合でも勝利することがあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます