7月15日に行った島根クラブとの練習試合。
最少得点差となる19点以上は取りたい。
できれば1セットは取りたい。
この目標は達成できませんでした。
しかし、敗れはしても、サーブレシーブがそこそこできていますし、まだ個人の技術だけで戦っているという感じがありましたので、私としては、松江のチームはまだまだ行けるとの感触を掴んでおりました。
そこで、ビデオを皆で見て、今後の練習について意思統一を図ることといたしました。
皆さん「やっぱりかないませんわ~」という雰囲気でしたが、
私は「いや~、まだまだ行けるぞ。勝つ可能性は十分にあるよ」
と訴えたのです。
当然、選手は、「じゃ、それは、例えばどんなことですか?」
と訪ねてきたわけです。
そこで、私の案を説明しました。
「まずは、サーブレシーブからの攻撃に工夫を加える。セッターに入るレシーブをしているから、もう少し変わった攻撃ができると考える。スパイクレシーブについてはうちのチームはよく頑張ってボールに食らいついている。少し離れた位置からスパイクして来るってことになれば、うちのレシーブ陣なら十分レシーブできる。そのためにはできるだけスパイクして返すことだ。また、もう少し気持ちを盛り上げて行けば、互角の戦いを演じれると思う。」
「なんとなく分かりますけど、具体的にどうするのかが、分からないと・・・どうしようもないですね。」
「変わった攻撃ってなんですか」
「まずはね、やはりネット際を横に走ってスパイクする。あるいは選手が交差してスパイクするっていうようなコンビネーションを練習する。これで、まずはブロックを不十分な形にする。」
「時間差ですね」
「そう、そう。」
「できるだけスパイクして返すって、どうやってその技を習得するのですか?」
「瞬時に判断してスパイクするべく、ワンマンのスパイクだね。次々にトスを上げ、小さなモーションで素早くスパイクする練習をしていく。」
「気持ちを盛り上げてというのも、なんとなく分かりにくいですよ。緊張して盛り上がらないですもん。失敗したらいけないと思うと、力が入るんですね。」
「例えばどんなときかね?」
「サーブが来るときとか、チャンスボールが返ってくるときなんか、自分の所にくるなよ~ッて感じです。」
「なるほどね。サーブなんかセッターに返すのが理想だけど、無理せずコートの中にあげておけばいいよ。あるいは、床に落とさないってだけでもかなりいい。完璧なレシーブしようと考えたら、絶対ミスするよ。それにね、失敗してはいけないという思考は、その次にできればプレーしたくないというようになって、消極的になるから、結局ミスすんだよ。その時は、この一発床に落とさなければ、後、カバーしてもらって、サーブを切ることができる・・・ってな具合に考えるんだよ。とにかくプラス思考でいくんだね。」
「なるほどですね~。しかし、一度ミスすると、そのことが頭に残ってしまい次のプレーが堅くなってしまうのですよね。」
選手は口々に疑問を投げかけました。
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