立山・雄山山頂
人生で一度くらい3000mを越えたい・・・
漠然と持っていた願望
この雄山の山頂社務所こそが標高3003mなのです!
三角点から建物を左手に見ながら進みます
足元は解けてきた雪で・・・グチャグチャ・・・
岩の塊はきちんと階段状になっています
そこを登ると~社務所の建つ
標高3003mの世界です!!
建物の周囲は360度の展望
ウリは大感動しました!
ここまで来れた事・いっといでと言ってくれた妻
健康な身体をもらえた事
会社の人やみんなに感謝の気持ちでいっぱい!
しばし呆然と社務所で感動を味わっていました
ここにず~っと居たいと思いましたが
登山者は次々やってきます
すっごく名残惜しいのですが
社務所を降りることにします・・・・
ちなみに夏山シーズンはココでお払いを受けられるそうです
(500円かかるそうですが・・・)
・・・
立山雄山・・・最後のガレ場を登ります
天気は最高なんですが・・・
諸事情で満身創痍のウリ・・・・
ぜ~ぜ~ぜ~・・・・
山頂手前まで来ると・・・
登山道はすっかり凍っていました!!
そして・・・
2013年10月14日10時53分
雄山登頂!!
標高は2991.6mです
三角点の周りには沢山の人が入れ替わり立ち代り
みなさん記念写真を撮っています
ウリも暫らく待って
お願いして~パチリ!
山頂は山城の城壁のようになっていて
広い平らな土地に建物が建っていました
夏山シーズンだったら
ここでお札などを買うことができるのですが
10月のこの日は閉店中・・・
みなさん手前に座って休憩しています
・・・
ここで本当は食べるはずのおにぎり・・・
すでに食べちゃったしなぁ・・・
なので~休憩は取らず先に進む事にします
そう・・・その先にはいよいよ3003mの社務所が待っています!
雄山登山道・三の越し・・・
初めての高所のガレ場・・・しかも凍ってる場所があり
ウリは何だか疲れてきました
なので~またまた休憩です
再び折畳み椅子を取り出し給水
周囲を見渡すと・・・
意外と外国の方々が多いことに気が付きました
え~と・・・
英語と韓国語と中国語と・・・
どう聞いていても解らない言葉の方々もいます
やっぱり日本3名山3霊山の立山
人気があるようです
昔富士山の6合目で妻を待っていたときも
街中よりいろんな国の人を見ました
山は国境を越えて人々を惹きつけるようです
さて・・・休憩ばかりしているウリ・・
見上げると山頂の建物は見えているんですが
その手前には最後の登りが待ち構えています
長距離運転とほぼ徹夜という体調ですが
夢にまで見た山頂はもうすぐ
重い腰をあげ最後のガレ場に向かいます
標高があがるにつれ凍っている場所は増えてきます
歩くコースも所々矢印で指定されていました
もう少し・・・もう少し・・・
一の越から登山道を登りますが・・・
まぁ~立派なガレ場です
浮石が多いので上の人が小岩を落とすと
危ない登山道・・・
今回は妻がピッケルを持たせてくれました
状況によっては絶対いる!
と、言っていましたが・・・
周囲の人々はストックくらいです・・・
所々圧雪や凍った部分があり
ズルっと滑る場所があるので一応用意しますが
杖の代わりには短いし・・・重いし・・・持ちにくい・・・
一度は持ったものの
結局いつものステッキだけで行くことにしました
登山道は一本という訳では無さそうで
自分で判断して左右のコースを選びます
足跡もバラバラですが
凍った場所をなるべく避けるためみなさん苦労しているようです
軽アイゼン・・・着けようか・・・
でも他の人々はツボ足だしなぁ・・・・
確かに日が当たり岩が乾いている場所では
かえって歩き難いことになりそうです・・・
いろいろ悩みながらぜ~ぜ~登っていき
やっと広い平らな場所にたどり着きました!!
祠があるので・・・多分三の越し辺り・・・
良い眺め~
立山登山道・・・一の越
ここでも十分周囲の山々の景観が楽しめます
この先・・・・今より足腰更に弱くなっても
この景色にはいつかまた会いに来たいと思いました
ウリは折畳み椅子を持って歩いているので
ベンチはいっぱいでしたが
のんびり座って景観を堪能しました
・・・
ここでトイレに行きますが・・・
トイレは協力金100円がかかります
ざっくりした箱があり入れなくても使えますが・・・
アルペンルートって意外と小銭が必要です
余計な荷物をロッカーに入れるのにも必要だし
トイレも100円いるし・・・
ちなみにロッカーの方は大きさによって変わります
一番大きいのは400円でした
さて~いよいよ山頂に向かう事にします!!
人生初の3000m越え!!
すでに・・・アルペンルートの乗り物で2000mは越えていますが
自分の足で3000mを越えます!
一の越からが雄山登山の本番
岩がゴツゴツあり浮石もある登山道
今までの遊歩道ではなくガッツリ傾斜もあります
さぁ~いっくよ~!!
半分凍った道にも徐々に慣れ
標高に対する緊張感も和らぎ
ペースを取り戻しつつあります
祓堂を過ぎてからは少し傾斜が増しているので
無理してペースは上げませんが・・・
見上げると「一の越山荘」がはっきり見え
何となく早く着きたい気分になります
・・・・
見るからに大きな建物
この辺りの山々の中心地といった風格です
ほどなくして~到着!!
天気に恵まれた10月14日は
沢山の登山者でいっぱいでした!!
みなさん思い思いに休憩されていますが・・・
半分以上はここまでの方です
早い時間でしたがすでにお弁当を食べている家族もいます
おなか・・・空いてきちゃった・・・・
今朝は仮眠前にビールと一緒におにぎり二個食べましたが
すでに5時間が過ぎています
というわけで~食べちゃいました!
山頂でおにぎり食べるのがウリスタイルでしたが
今回は初めて道中・・・
しかもこれから本番という前に手持ちの食事を済ませ
しかも~大休憩します
隅っこで一服もしました
一の越までは緩やかな坂道・・・
と、多くの方が書かれています
確かに・・・傾斜は緩やかなんですが・・・
凍っている足元に気を使い
緊張気味のウリは高所も手伝って・・・・
一度休憩をいれたいなぁ~と考え始めました
すると~ちゃんと休憩ポイントがありました
祓堂
昔はココで身を清めココからが本格的な登山道
確かにココを過ぎると少し傾斜はましているようです
さっそく休憩
多くのハイカーもみなさん休まれています
コンビニで買っておいたのは南アルプスの天然水
北アルプスで南アルプスの水を飲んでるウリ・・・
多くの方は水筒に暖かい飲み物を入れてきています
老夫婦にカップル・山ガールに単独・・・
歩かれている人々はさまざまですが
みなさん今日の天気に感謝しています
そう!山荘の方の言われた通り
10月14日はウリでも歩ける好天日でした
祓堂を過ぎ・・・見えてきた一の越山荘
その手前には雷鳥沢という看板があり
展望の良いちょっとした原っぱがありました
一の越を目指し最短ルートを進みます
歩道はしっかり整備され
足首さえグギっとやらなければ歩きやすい道です
憧れの立山登山道を今歩けている幸せ
ペースは上げませんが
気分はルンルン
・・・と、安心ばかりもしていられません
一昨日降った雪が昼間の間に解け
それが朝晩の冷え込みでまた凍っています
薄めの氷は・・・うかつに踏むとツルっと滑ります
アイゼンを付けようかとも思いましたが
周囲の人々はそんな様子も無く歩いています
幸い日の当たる場所では氷も無く
広い歩道なので選んで歩けばさほど危険とも思えません
怖がりのウリですが・・・
ココは皆さんに合わせアイゼンは未装着で行きます
ウリがのんびりしていたせいで
もう下山してくる方もいます
おはようございます!あの・・・アイゼンは必要ですか?
いえ!山頂まで必要無いと思いますよ!
ありがとうございます!
安心して先に進んで行きます!
室堂駅前でのんびり時間を過ごします
3連休最終日
次から次へと人々がやってきます
バリバリ山歩きの格好しているのに
この人は何をしているんだろう・・・と見ていく人もいますが
ウリは慌てません
缶コーヒーを飲んだり・・・少しだけ歩いてみたり・・・
1時間後やっと自信が持てたので
石の階段を登り登山道に入りました
朝の室堂は強い朝日が差し込み
気持ちの良い空気が流れています
先ずは今夜の宿「立山室堂山荘」に向かいます
一の越というポイントを目指す場合
山荘横の道を進んで行くとこになります
山荘観光は後回しにして進みます
歩道は石で造られた遊歩道・・・・
しかしウリはこの手の道が案外苦手なのでした
歩き難い・・・
暫らく行くと・・・浄土山への分岐がありました
一の越まで最短でも歩道は整備されていますが
この浄土山経由でも行けます
ウリの今回の目的は「雄山」登頂なので
分岐は曲がらず石の歩道をゆっくり進みます
高原バスは約50分で室堂に到着しました
アルペンルートの最標高
日本一高い場所にある駅です
バスはココの1Fに到着しました!
さっそくロッカーに直行します!!
アルペンルートの各駅にはロッカーがあるので
不要な物はココに入れておくのが便利です!
お泊りセットなどをロッカーに入れ
身軽になりました
さて・・・10月14日・・・8時前・・まずはゆっくり2Fへ移動します
1Fの売店に引き続きレストランまである室堂駅
実は・・・
今回の雄山3003m登山で
ウリが心配だったのが天気と高所
そう・・・標高の高い場所に慣れていないウリ・・・
前日に立山室堂山荘に宿泊し
高山病対策をしっかりしてから登山する予定でした
しかし・・・天候の関係で
慌てて来てしまった・・・・室堂
なのでこの室堂駅をゆっくり観光し
少しでも身体を慣らす作戦に変更します
3Fから外に出ると・・・立派な石碑がありました
~
石碑の横には団体さん写真撮影用の台・・・
みくりが池の方に目をやると・・・
わき水が湧いていてすでに観光客が汲んでいました
ここでウリは1時間近くも
ぼえ~っと過ごしたのでした