チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

ご一行様 おつきぃ~

2011-11-22 20:41:01 | 生活
はるばる岐阜から、季節ならではのご一行様がお着きになりました。
開けたとたんに、「うわぁ~♪♪♪」でございました(^^::




さっそく長旅の疲れを流してさし上げることに。
程よい湯加減(?)にゆったりつかっていただき、お肌を磨いてさし上げれば、すでにほのかに良い香りが♪

皆様つやつやニコニコ笑顔です(^^)


お紅茶をいれました。
ゆずのしずくで馥郁とした香りが漂い、大変結構なティータイム♪
これ ちょっとはまりそうです。
美しく色づいたものは、お正月にナマスを入れる器にしたり、ちょいと飾り切りして彩りに。
飾り切りや香り付けにするには、冷凍しておけばよろしいです。
今回たくさんありますので、絞って製氷皿に入れて凍らせてストックしてみようかとも思っています。
イベントが終わったら、そのあたりじっくりご一行様と相談してみようと思いますよ。

どら猫さん 
結構な季節のお便り、本当にありがとうございましたm(_ _)m
お庭の無農薬 安心して心ゆくまで楽しませていただきます♪

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爆笑源氏物語 

2011-11-22 13:03:52 | 生活
通勤の合間や昼休みに、源氏物語を読んでいるというお話はしましたが。
もっぱら私が読むのは田辺聖子著「新源氏物語」で、要所要所は元のままの言葉遣いで、その他が現代語になっていて、古典に弱いかーさんでも頭にストレスがかからずに、平安の香りを楽しみつつストーリーを追う事が出来ます。
そして源氏物語を読めば続きが読みたくなって、息子の薫(と言っても、実は父親が違う)の話である「霧ふかき宇治の恋」となりまして、「んで? このあとどうなるのよ!!」と多少欲求不満気味になるわけです。

それで本棚をひっくり返せば出てくるのが、「私本源氏物語」となるわけです。
(リンクしてあるのは、版が新しいせいかしら?出版社は同じですが、表紙が違います)
これがもうおかしくて仕方ない。
ちょうど重厚な映画が終わった後の、テロップの隅に流れるメイキング影像。
ほら演技を失敗したところや、台詞を噛んじゃったところなんかが流れて、ちょっと笑いをとったり、俳優本来の人柄が覗き見えたりして、気分がほぐれるじゃありませんか。あれと同じ。

しかし現実は、若盛りのことゆえ、大めしぐらいの大酒飲み、酔えば反吐もお吐きになり、
「伴男」
「はい」
「フツカ酔いや。どないしよう」
と息も絶え絶えに喘いだりも、なさるわけである。
「そらしようまへんな」
・・・・・・・・(中略)・・・・・・
「フツカ酔いで死んだもんは居りまへん。辛抱しなはれ」
「クスリはないか・・・・・・」
大将は苦しみ悶えていられるが、正午をさかいに、次第に気分を持ち直し、顔色も頓によろしく、大きな放庇を二つ三つ、これがフツカ酔いのおさまる大将の微候、夕方にはもう、さっそうとして、
「車や、車を出せ!」
と、身支度をして女のもとへ行かれる、という寸法である。
<森の下草老いぬればの巻より>


「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ」
と大将はあたふたと宮中から退出してきていった。
「頭の中将が、中将が」
そういいさしたなり、
「一条へいけ、一条へ」
えらくあわてていられる。
「えっ、一条とは。どこのお邸でおます」
行列は混乱してしまう。「角白」の名牛を追っていた牛飼の雉子丸までビックリする。
・・・・・・(中略)・・・・・・
「頭の中将が、いつのまにやら私をだしぬいて、典侍に言い寄ったらしい。あの男、なんでも私のする通り、マネしたがる。子供の頃からや」
ウチの大将は不興げである。
「あいつはちっとも独創性があれへん。私の一挙手一投足をまねている。何でも張り合おうとする」
「永遠の好敵手ですなぁ」
<おぼろ頭の春の夜の巻より>




という風に、いたって人間らしい裏舞台が展開されるのです。
でも楽屋オチのようなところがありますので、表のストーリーが分かっていないと、本当の面白味は半分も味わえないかもしれません(^^;;
表舞台を読んでいて、「まったくこの好きモノは!」なんて思ったり、「もうなんでこんなに女が女々しいのか」なんてイライラもしたりしますが、イメージ的には国宝級の絢爛豪華な屋敷づくりに、自然深き舞台設定で、登場人物は「霞を食っていきとるんかいな?」という風になります。
当然登場人物も、俳優の誰それに当てはまるはずもなく、ひたすら美々しい人間のイメージが出現します。
(もっとも芸能界に疎いかーさんには、誰と思い浮かぶべくもないのですが:笑)

それがこの作品になりますと、突然人間臭さがでてきますので、光源氏もどこぞの誰それなんて思い浮かんだりもします。

で、パっと思いつくのが十代中村勘三郎。
あの粋さと、平安時代には十人前の男ぶりと思われる顔と、どうどうとした押し出しが・・・
いやいや もうチョイこう・・・

ああ そうそう!! 藤山寛美さんや!

もう芸もぴか一。
顔つきと言い、粋さと言い、人間の弱さもかわいげも分かっている。
もうぴったりです♪
勘三郎さんは大大好きなのですが、やはりそこには東と西の違いがあるような。
光源氏がイナセじゃ あきまへん(笑)
私本源氏物語の光源氏は、どっか天然が入っていなければならないような気がするんですよ。

で、頭の中に寛美源氏が登場すると、これまたハマって大ウケなんですね(^^;;
舞台上でああのこうのとやっている寛美源氏が、まざまざと目に浮かびます。

と言う事で、通勤時間と昼休みは逃避の世界(^^;;;
家ではひたすら深夜3時過ぎまで、人形に励んでおります。
あと少し!
がんばるぞーーー!!


追記
このシリーズの挿絵が、これまた趣あってよろしいです。
表を読んでいると、作品作りのイメージがあふれてきます。
で、裏はひたすら美しくもひょうきんで(笑)



コメント (2)
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