まず、以下の内容は、あくまでも素人のかーさんが、セミナーを聞いて「そう理解した」という内容です。
特に今回は、人間においても基本がしっかりつかめておらず、イメージだけ何となく持っている分野ですので、勘違いもあるかもしれません。今後間違いが見つかったら訂正しますし、皆さんからの「間違ってるよ」のご指摘も歓迎です。以上の事をご了承の上、お読みくださいね。
なお文中の青文字は、セミナー時に配布された資料からの転用です。
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3.中医学的にウサさんを見ると、もっともっと見えてくる!
さて、いよいよ本題です。
中医学の基本的思想は陰陽論です。
陰陽と言うと「陰陽師」などを思い出す人もいるかもしれませんね(^^;;
まぁ、そういった「この世の中全体は、陰と陽で出来ており、互いに密接に関係してバランスを取っている」みたいな感じでとらえても、あながち間違いだとは思いません。
ちなみに「オスは陽」「メスは陰」になります。陰と陽がともにあって、新しい命が生まれてくるのですね。
それはともかく…
中医学のもう一つの特徴は、5行説です。物事を、世界全体を構成する5つの要素(エレメント)に分類して、それぞれの関係を解き明かして、生き物の生理や病理機序(どうやって病気になるのか。どんな時に病気になるのか)を説明したり、治療に役立てるのです。
5行とは「木・火・土・金・水」の要素に分けます。
例えば「木」は身体的には「肝の性質」を持ち、精神的には「怒」、味で言えば「酸」、「目や筋肉」に関わり、おまけで音にすれば「ミ」となるそうです。また、それぞれが優位になる時期もあります。
では、一覧にしてみましょう。
・「木」 肝 怒 酸 目・筋 ミ<春>
・「火」 心 喜 苦 舌 ソ<夏>
・「土」 脾 思 甘 唇 ド<土用>
・「金」 肺 憂 辛 鼻 レ<秋>
・「水」 腎 恐 咸(カン)耳・歯・腰などの骨 ラ<冬>
※(カン)というのは塩辛いという意味です。
※「土」は「後天の気」とも言われ、「先天の気:持って生まれた気」の減少を補う時に大事になります。
※土用というのは、それぞれの季節の最後の2週間を言うのだそうです。こうなると、日本古来の節句などのある陰暦が分かりやすそうです。今では夏の土用だけが、ウナギを食べるという風習として残っていますが、元々土用は季節の変わり目という事なのですね。
※「脾」は、普通に言う脾臓ではありません。東洋医学的には脾は消化器官につながり、解剖学的にはすい臓にあたるそうです(これは調べてみました)
今回はたった1時間のセミナーですので、詳しくはお聞きする事は出来ませんでした。
でも、「肝・心・脾・肺・腎」と「怒・喜・思・憂・恐」のセットは覚えてみてください。
「いつも怒ってばかりだと、肝臓を傷めますよ」
「喜びの反対、悲しんでばかりいると心臓を傷めますよ」
「甘いものばかりを食べていると、すい臓を傷めますよ」
と、過ぎたるは何とやらなのです。
ではウサギさんについて考えてみましょう。
①まず、耳!とても大きく敏感(耳ですから腎です)
②歯が伸び続ける(歯ですから腎です)
③夜行性(これも腎だそうです。だから夜更かしは腎を傷めて、健康を害します)
④ジャンプ!腰が強い!(これも腎)
⑤敏感(恐は驚でもあります。確かに怖がりでびくびくするのがウサギさんですね。
⑥草食で、食糞をする。(脾)
⑦多産(腎:妊娠出産は腎になります。妊娠中毒などは、腎臓機能が低下して蛋白尿が出てしまいます)
⑧結構、ヤキモチ焼き(肝)
⑨心拍が早い(心)
⑩呼吸が速い(肺)
という事で、圧倒的に「腎」が多いのがウサギさんなのだそうです。
また食糞はウサギさんの命ですから、「脾」も重要です。
ちなみに「賢い脳髄」というのも、腎になるそうです。うさぎさんは、本当に賢いですからねぇ。
という事で、ウサギさんの健康を守るには、脾腎の機能を維持することが大切と言うわけです。
4.中医師から見た、ウサさんの健康法!
養生の極意は「内安壊外」、つまり心が平安で元気(正気)が満ちていれば、病気になどなりようがない、という事です。
ではどうしたら元気でいられるのでしょう。
健康である時は、血気(気のめぐりやリンパの流れなどかな?)のめぐりがとてもスムーズで滞り(とどこおり)がありません。なので、五臓六腑も正常に機能するのですね。
でも食べ過ぎると?消化器、つまり後天の気をつくるところに負担がかかります。
特にカロリーの高いものを食べ過ぎると、消化しきれずに食積、食滞をおこします。
そして気の生成が不足して気虚(生命エネルギーが不足した状態)になります。
うーーん。シジミが怪しいです。食べ過ぎで太りすぎ、なので目の周囲が赤くなったりと、何となくイキイキ感が減っています。
そう言えばかーさんは、悪玉コレステロールを減らそうと肉をやめたら体重が減り、体が軽くなって動きやすくなりました。体が動きやすくなると、疲れ方が違います。
以前は自分の体重で肩がこったり腰が痛くなったりと、しんどかったのが、そういう不快さがなくなったのです。そうです、体の中のエネルギーのめぐりが軽やかになった気がします。持続力と言う点では、まだまだですが。
ウサギさんがいつもイライラと足ダンばかりしているというのは、ストレスになりますね。
怒りやイライラは肝を傷つけます。肝の気が伸びやかでなくなると、肝うつ気滞と言う状態になって、気のめぐりが滞ってしまいます。
(あ、滞って「とどこおる」なんですね。今まで食滞って、胃腸の中のものがたまってしまうイメージでしたが、「胃腸の動きがとどこおる」だと、またちょっとイメージがちがってくるなぁ。日本語って、なかなかオモシロイ)
足腰が痛い時はじっとしていますが、それは交通渋滞のイメージです。
常に車(気)が流れている分には渋滞になりませんが、どこかの交差点で事故が起こった。車の流れが滞るわけです。ところが後からどんどん車が押し寄せ、次々と玉突き事故。これが「痛み」と言うわけです。これを中医学では「痛則不通」、つまり(気が)通れないとすなわち痛みになるわけです。
反対に痛みがないという事は、すなわち(気が)通じているという事で「通則不痛」。
同じ「つうそくふつう」でも、状態は相反するわけで、漢字って面白いですね。
痛みが慢性化すると、実に憂鬱(ゆううつ)になります。ひどいとうつ病になることも。
これがまさしく「気鬱(きうつ)」と言うわけです。
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ウサギさんも、健康がよろしくなく、どこか不快、どこか痛みがあると、気難しくなるものですね。
目がキラキラしなくなり、表情も冴えず、食欲もなくなり、呼びかけても反応しなくなる。
触られるのをいやがり、隅のほうに行こうとする。
気鬱の時は、人間でも他の人がうっとおしく感じるものです。
たかが気のとどこおりと、言えなくなりますね。
腎は自律神経にかかわります。腎を痛めると、自律神経失調となり、ウツになってきます。
ウツは心身的な問題となります。常に解決できない問題を抱えていても、腎の働きが悪くなるのですね。
ウツ病は、精神的には「肝」、肉体的には「腎」がポイントになるそうです。
肝・腎を養生すれば、ウツも改善しやすくなるのかもしれません。
ちなみに、前述で「腎」が生理の中心のウサギさんの場合は、ウサギさんを気持ちよくしてあげてば良いそうです。
よく話をしてあげる。
これは、かーさんが良く言う事です。
いい加減な子守唄でも良いから、なでながら歌ってあげてねって。
沢山お話をしてください、とも言います。
言葉は分からなくても、気持ちやイメージ、心が伝わるのです。
誰だって「あなたが好きよ。いいこねぇ」って褒められて、悪い気はしませんね?
特にウサギさんは臆病で感受性の高い動物ですから、躾けるにしても叱らないこと。
何かにつけ、褒め倒すことが有効だと思っています。
それにそうしていると、飼い主にも良い事があるんですよ。
困った事をしても、「どうしてそんなことするかなぁ~」の一言で、ウサギさんには分かるんです。
悪いと分かってやっているのもご愛嬌です。
そうしてウサギさんを怒らずにすむ様になると、いつの間にか物事に対しても怒るという事がなくなります。
いつも褒め倒しているとどうなるか。
誰だって腹をたてながら、イライラしながら、ほめる事はできません。
ほめる時は、たいてい「いいこさんねぇ~♪」って笑顔になっているはず。
笑顔は、気の循環を良くすると思うのですよ(^^)v
話戻って、あとウサギさんを気持ちよくしてあげるには、やさしくなでる事。
出来たらマッサージをしてあげるのもグッド!
痛みの反応のあるところでは、嫌がらない程度に軽く指圧法を。
冷えているところは、お灸やカイロ、蒸しタオル、ホットパックなどを使ってよく温めてあげること。
これら、身体が気持ちよくなることは、自律神経バランスの上で、副交感神経が優位となります。この状態だと、血管は弛緩して血行が良くなり、消化器はゆったりと蠕動運動を行い、筋肉も緩み痛みも緩和され、免疫もアップします。
ミニホカロンを手のひらに持って、それでナデナデも良いそうですよ。
綿の薄い手袋して、その中にホカロン入れてなでたらどうかなー?
蒸しタオルは、ぬらしたタオルをたたんでビニール袋に入れて、レンジでチンが手軽だと、おくだ先生が教えてくださったっけ。
そうそう、先生がウサギさんの絵をかいて、背骨の両側をマッサージや指圧すると良いといっていらした。
きち先生がおっしゃっていたのは、この事だったのですね。
それと、マッサージや指圧の大事なポイントです。
「強くしない事。ユルユルとやさしく軽くするだけで良いんです」だそうです。
最近は街のマッサージや指圧屋さんでも、ソフト手技が主流になりましたし、必ず「強くありませんか?」って聞いてくれる様になりました。
気が滞っていると、痛感も鈍くなり、初めは強く押しても感覚が鈍いものです。
つい「もっと強く」と言ってしまうことがありますね。
でも強く押すと筋肉組織がこわれて、腫れてますますよろしくない。
マッサージの基本は「気持ちよくして血行を良くし、組織内の老廃物や傷みの原因物質を流すこと」にあるのですから、強くやって組織を痛めては、流れるものも流れなくなります。
ですから「これで効いているのかしら?」くらいで良いと思います。
軽くナデナデするだけで、ウサギさんはうっとりするでしょう?
あれでマッサージにもなっているんです。
特に具合の悪い子は、強くしない。
去年のおくだ先生の「Tタッチ」(マッサージ)でも、「ゆっくり軽く円を描いて」十分だとおっしゃっていました。
ただし食滞などでショックを起こしていたりする時は、神経を刺激する意味で、腰の部分の背骨の両側をじっくり押すことを習っています。
強く押すと言っても、手加減も必要ですし、ある程度の深度で止める手加減が必要ですが。
5.おかあさんが元気だと、ウサさんはもっともっと元気!
じゃあ、(うさぎさんの)心の平安ってどうしたらよいの?
それは、前の項でのべたbody healing(話しかけてなでてあげること)するだけでも十分心もリラックスしていきます。
ただし、ウサさんのスピリットは非常にpure(純粋)で繊細です。Body healingしてあげてるあなたの心がstressfull(ストレスでいっぱい)だったら?あなたの体調がわるかったら?ウサさんは、非常に敏感に察知して、お母さんの事が心配で心配で、自分がrelax(リラックス)しているどころではなくなるのです!
また、お母さんがウサさんのことを心配、可愛がるあまり干渉しすぎてはいませんか?
ウサさんも、一人のウサさんとして?認めてあげましょう。
これは、人間の子供でも同じです。お母さんがイライラしていたり、しょっちゅう怒ってばかりいると、子供は親の顔色を見てビクビクする子になります。
またお母さんを心配するあまり、心中不安と寂しさでいっぱいになっているかもしれません。
それでは、心が伸びやかに育ちませんね。
子供はとても純粋だから、大人の気に影響されやすいのだと思います。
ウサギさんも、子供と同じですね。
ウサギさんだけでなく、動物はみんなそうだと思います。でも、元々が被捕食動物で、周囲に対して敏感なウサギさんは、特にそうした傾向が強いと思っていますよ。
という事で、最後に呼吸法を習いました。
自分のペースでやって良いと言ってくださったので、自分なりのイメージでやったのですが、一つ気が付いてしまった。
かーさんは、とってもペースがゆっくり。皆さんよりノロいんです(笑)
普段でも日に何度か深呼吸をやっているせいもあるのでしょうが、元々はせっかち短気の人間です。
それが子育てして、ペットを飼って、色々な経験をして、特にウサギを飼うようになってから、相手のペースに合わせる、相手の視線に心をおろす事をするようになりました。
そうしたら、どんどん気持ちがゆっくりになってきたのですね。
また庭遊びをしていると、植物の成長は目に見えるようでいて、でもやっぱりゆっくりじっくり生きているんですね。
ウサギや植物に気をもらって、雲の流れや空気の流れを感じていると、心がゆったりになってきます。
それでもウサウサずが体調を崩すと、こちらも心が縮み上がるのですけれどね。
まだまだ修行が足りません(^^;;
という事で、何となくセミナーのイメージが伝わりましたでしょうか?
ウサギ医療ほど経験がありませんので、なんとも中途半端なまとめですみませんm(_ _)m
いかにも雲を掴むようなお話に聞こえますが、これを十分に理解していくと…
ソアホックってありますよね。
今回なるほどの考え方を覚えました。整体のお話です。
健康なウサギさんは、かかとよりつま先に力が入ります。
(これ人間でも同じですよ。疲れてくるとつま先でなくてかかとに多く体重がかかり、まるで子供を抱っこしたおかーさん歩きになります。こうなると腰に響いて、とっても疲れます。)
ところが我が家のようにフローリングだったりで、足元が悪いと、腰を痛めます。
腰を痛めるとかかとが落ちてきて、体重が過度にかかる様になります。
そして、かかとがはげてくる。
かかとがはげてクッションが減ると、ますます負荷がかかって炎症を起こし、ひどくなって細菌感染をおこせば立派なソアホック(飛節びらん)。
かかとがはげてきたら、腰を悪くしているかもしれませんね。
シジミも確かに、山内先生が診てくださったら腰が悪かったし(;;)
これからは、現代医療と東洋医学とのコンビネーションが大事だよね。
いろいろな方向からアプローチする事が必要だねって、きち先生と常々話しておりますので、もう少し勉強しようと思います。
山内先生ともお話したのですが、「無理に長生きしなくてもいいんです。持って生まれた天命を健やかに過ごせれば、それで十分」なのです。天命は個々に違うものです。
中にはとっても長生きのウサギさんもいるでしょうし、中にはユキのような運命の子もいるでしょう。
でも、その生活がいつも健やかで楽しければ、それで良いと思っているのです。
それは、ユキが教えてくれました。
そして何より今回は、こゆきが山内先生を選んだ気がするのです。
それを確かめる為にも、何とか出かけてもっとお話を聞きたいなと思っています。
そう言えば、きち先生と山内先生は「エルネスト」と「ゴンザレス」と言う仲だそうです(笑)
何のことか、分かりませんよね?
きち先生に誘われて、山内先生もアンデス音楽をおやりになるそうです。
そのときのミドルネームですよ♪
お二人とも、飼い主をホッとさせる雰囲気をお持ちで、何となく似ているなぁって思ったかーさんです。
<山内先生ご紹介>
酪農学園大学大学院卒業 獣医師免許取得
香港連合中医学学院にて国医 温雪楓博士に師事
東洋鍼灸専門学校卒業 鍼灸師免許取得
国立北京中医学大学卒業 国際中医師、医学気功整体師取得
現在 国立北京中医学大学医学気功研究科在籍
エルム動物病院 雲龍山エルム鍼灸院
うさぎさんんも、飼い主さんも、診ていただく時は電話予約してくださいね。
特に今回は、人間においても基本がしっかりつかめておらず、イメージだけ何となく持っている分野ですので、勘違いもあるかもしれません。今後間違いが見つかったら訂正しますし、皆さんからの「間違ってるよ」のご指摘も歓迎です。以上の事をご了承の上、お読みくださいね。
なお文中の青文字は、セミナー時に配布された資料からの転用です。
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3.中医学的にウサさんを見ると、もっともっと見えてくる!
さて、いよいよ本題です。
中医学の基本的思想は陰陽論です。
陰陽と言うと「陰陽師」などを思い出す人もいるかもしれませんね(^^;;
まぁ、そういった「この世の中全体は、陰と陽で出来ており、互いに密接に関係してバランスを取っている」みたいな感じでとらえても、あながち間違いだとは思いません。
ちなみに「オスは陽」「メスは陰」になります。陰と陽がともにあって、新しい命が生まれてくるのですね。
それはともかく…
中医学のもう一つの特徴は、5行説です。物事を、世界全体を構成する5つの要素(エレメント)に分類して、それぞれの関係を解き明かして、生き物の生理や病理機序(どうやって病気になるのか。どんな時に病気になるのか)を説明したり、治療に役立てるのです。
5行とは「木・火・土・金・水」の要素に分けます。
例えば「木」は身体的には「肝の性質」を持ち、精神的には「怒」、味で言えば「酸」、「目や筋肉」に関わり、おまけで音にすれば「ミ」となるそうです。また、それぞれが優位になる時期もあります。
では、一覧にしてみましょう。
・「木」 肝 怒 酸 目・筋 ミ<春>
・「火」 心 喜 苦 舌 ソ<夏>
・「土」 脾 思 甘 唇 ド<土用>
・「金」 肺 憂 辛 鼻 レ<秋>
・「水」 腎 恐 咸(カン)耳・歯・腰などの骨 ラ<冬>
※(カン)というのは塩辛いという意味です。
※「土」は「後天の気」とも言われ、「先天の気:持って生まれた気」の減少を補う時に大事になります。
※土用というのは、それぞれの季節の最後の2週間を言うのだそうです。こうなると、日本古来の節句などのある陰暦が分かりやすそうです。今では夏の土用だけが、ウナギを食べるという風習として残っていますが、元々土用は季節の変わり目という事なのですね。
※「脾」は、普通に言う脾臓ではありません。東洋医学的には脾は消化器官につながり、解剖学的にはすい臓にあたるそうです(これは調べてみました)
今回はたった1時間のセミナーですので、詳しくはお聞きする事は出来ませんでした。
でも、「肝・心・脾・肺・腎」と「怒・喜・思・憂・恐」のセットは覚えてみてください。
「いつも怒ってばかりだと、肝臓を傷めますよ」
「喜びの反対、悲しんでばかりいると心臓を傷めますよ」
「甘いものばかりを食べていると、すい臓を傷めますよ」
と、過ぎたるは何とやらなのです。
ではウサギさんについて考えてみましょう。
①まず、耳!とても大きく敏感(耳ですから腎です)
②歯が伸び続ける(歯ですから腎です)
③夜行性(これも腎だそうです。だから夜更かしは腎を傷めて、健康を害します)
④ジャンプ!腰が強い!(これも腎)
⑤敏感(恐は驚でもあります。確かに怖がりでびくびくするのがウサギさんですね。
⑥草食で、食糞をする。(脾)
⑦多産(腎:妊娠出産は腎になります。妊娠中毒などは、腎臓機能が低下して蛋白尿が出てしまいます)
⑧結構、ヤキモチ焼き(肝)
⑨心拍が早い(心)
⑩呼吸が速い(肺)
という事で、圧倒的に「腎」が多いのがウサギさんなのだそうです。
また食糞はウサギさんの命ですから、「脾」も重要です。
ちなみに「賢い脳髄」というのも、腎になるそうです。うさぎさんは、本当に賢いですからねぇ。
という事で、ウサギさんの健康を守るには、脾腎の機能を維持することが大切と言うわけです。
4.中医師から見た、ウサさんの健康法!
養生の極意は「内安壊外」、つまり心が平安で元気(正気)が満ちていれば、病気になどなりようがない、という事です。
ではどうしたら元気でいられるのでしょう。
健康である時は、血気(気のめぐりやリンパの流れなどかな?)のめぐりがとてもスムーズで滞り(とどこおり)がありません。なので、五臓六腑も正常に機能するのですね。
でも食べ過ぎると?消化器、つまり後天の気をつくるところに負担がかかります。
特にカロリーの高いものを食べ過ぎると、消化しきれずに食積、食滞をおこします。
そして気の生成が不足して気虚(生命エネルギーが不足した状態)になります。
うーーん。シジミが怪しいです。食べ過ぎで太りすぎ、なので目の周囲が赤くなったりと、何となくイキイキ感が減っています。
そう言えばかーさんは、悪玉コレステロールを減らそうと肉をやめたら体重が減り、体が軽くなって動きやすくなりました。体が動きやすくなると、疲れ方が違います。
以前は自分の体重で肩がこったり腰が痛くなったりと、しんどかったのが、そういう不快さがなくなったのです。そうです、体の中のエネルギーのめぐりが軽やかになった気がします。持続力と言う点では、まだまだですが。
ウサギさんがいつもイライラと足ダンばかりしているというのは、ストレスになりますね。
怒りやイライラは肝を傷つけます。肝の気が伸びやかでなくなると、肝うつ気滞と言う状態になって、気のめぐりが滞ってしまいます。
(あ、滞って「とどこおる」なんですね。今まで食滞って、胃腸の中のものがたまってしまうイメージでしたが、「胃腸の動きがとどこおる」だと、またちょっとイメージがちがってくるなぁ。日本語って、なかなかオモシロイ)
足腰が痛い時はじっとしていますが、それは交通渋滞のイメージです。
常に車(気)が流れている分には渋滞になりませんが、どこかの交差点で事故が起こった。車の流れが滞るわけです。ところが後からどんどん車が押し寄せ、次々と玉突き事故。これが「痛み」と言うわけです。これを中医学では「痛則不通」、つまり(気が)通れないとすなわち痛みになるわけです。
反対に痛みがないという事は、すなわち(気が)通じているという事で「通則不痛」。
同じ「つうそくふつう」でも、状態は相反するわけで、漢字って面白いですね。
痛みが慢性化すると、実に憂鬱(ゆううつ)になります。ひどいとうつ病になることも。
これがまさしく「気鬱(きうつ)」と言うわけです。

ウサギさんも、健康がよろしくなく、どこか不快、どこか痛みがあると、気難しくなるものですね。
目がキラキラしなくなり、表情も冴えず、食欲もなくなり、呼びかけても反応しなくなる。
触られるのをいやがり、隅のほうに行こうとする。
気鬱の時は、人間でも他の人がうっとおしく感じるものです。
たかが気のとどこおりと、言えなくなりますね。
腎は自律神経にかかわります。腎を痛めると、自律神経失調となり、ウツになってきます。
ウツは心身的な問題となります。常に解決できない問題を抱えていても、腎の働きが悪くなるのですね。
ウツ病は、精神的には「肝」、肉体的には「腎」がポイントになるそうです。
肝・腎を養生すれば、ウツも改善しやすくなるのかもしれません。
ちなみに、前述で「腎」が生理の中心のウサギさんの場合は、ウサギさんを気持ちよくしてあげてば良いそうです。
よく話をしてあげる。
これは、かーさんが良く言う事です。
いい加減な子守唄でも良いから、なでながら歌ってあげてねって。
沢山お話をしてください、とも言います。
言葉は分からなくても、気持ちやイメージ、心が伝わるのです。
誰だって「あなたが好きよ。いいこねぇ」って褒められて、悪い気はしませんね?
特にウサギさんは臆病で感受性の高い動物ですから、躾けるにしても叱らないこと。
何かにつけ、褒め倒すことが有効だと思っています。
それにそうしていると、飼い主にも良い事があるんですよ。
困った事をしても、「どうしてそんなことするかなぁ~」の一言で、ウサギさんには分かるんです。
悪いと分かってやっているのもご愛嬌です。
そうしてウサギさんを怒らずにすむ様になると、いつの間にか物事に対しても怒るという事がなくなります。
いつも褒め倒しているとどうなるか。
誰だって腹をたてながら、イライラしながら、ほめる事はできません。
ほめる時は、たいてい「いいこさんねぇ~♪」って笑顔になっているはず。
笑顔は、気の循環を良くすると思うのですよ(^^)v
話戻って、あとウサギさんを気持ちよくしてあげるには、やさしくなでる事。
出来たらマッサージをしてあげるのもグッド!
痛みの反応のあるところでは、嫌がらない程度に軽く指圧法を。
冷えているところは、お灸やカイロ、蒸しタオル、ホットパックなどを使ってよく温めてあげること。
これら、身体が気持ちよくなることは、自律神経バランスの上で、副交感神経が優位となります。この状態だと、血管は弛緩して血行が良くなり、消化器はゆったりと蠕動運動を行い、筋肉も緩み痛みも緩和され、免疫もアップします。
ミニホカロンを手のひらに持って、それでナデナデも良いそうですよ。
綿の薄い手袋して、その中にホカロン入れてなでたらどうかなー?
蒸しタオルは、ぬらしたタオルをたたんでビニール袋に入れて、レンジでチンが手軽だと、おくだ先生が教えてくださったっけ。
そうそう、先生がウサギさんの絵をかいて、背骨の両側をマッサージや指圧すると良いといっていらした。
きち先生がおっしゃっていたのは、この事だったのですね。
それと、マッサージや指圧の大事なポイントです。
「強くしない事。ユルユルとやさしく軽くするだけで良いんです」だそうです。
最近は街のマッサージや指圧屋さんでも、ソフト手技が主流になりましたし、必ず「強くありませんか?」って聞いてくれる様になりました。
気が滞っていると、痛感も鈍くなり、初めは強く押しても感覚が鈍いものです。
つい「もっと強く」と言ってしまうことがありますね。
でも強く押すと筋肉組織がこわれて、腫れてますますよろしくない。
マッサージの基本は「気持ちよくして血行を良くし、組織内の老廃物や傷みの原因物質を流すこと」にあるのですから、強くやって組織を痛めては、流れるものも流れなくなります。
ですから「これで効いているのかしら?」くらいで良いと思います。
軽くナデナデするだけで、ウサギさんはうっとりするでしょう?
あれでマッサージにもなっているんです。
特に具合の悪い子は、強くしない。
去年のおくだ先生の「Tタッチ」(マッサージ)でも、「ゆっくり軽く円を描いて」十分だとおっしゃっていました。
ただし食滞などでショックを起こしていたりする時は、神経を刺激する意味で、腰の部分の背骨の両側をじっくり押すことを習っています。
強く押すと言っても、手加減も必要ですし、ある程度の深度で止める手加減が必要ですが。
5.おかあさんが元気だと、ウサさんはもっともっと元気!
じゃあ、(うさぎさんの)心の平安ってどうしたらよいの?
それは、前の項でのべたbody healing(話しかけてなでてあげること)するだけでも十分心もリラックスしていきます。
ただし、ウサさんのスピリットは非常にpure(純粋)で繊細です。Body healingしてあげてるあなたの心がstressfull(ストレスでいっぱい)だったら?あなたの体調がわるかったら?ウサさんは、非常に敏感に察知して、お母さんの事が心配で心配で、自分がrelax(リラックス)しているどころではなくなるのです!
また、お母さんがウサさんのことを心配、可愛がるあまり干渉しすぎてはいませんか?
ウサさんも、一人のウサさんとして?認めてあげましょう。
これは、人間の子供でも同じです。お母さんがイライラしていたり、しょっちゅう怒ってばかりいると、子供は親の顔色を見てビクビクする子になります。
またお母さんを心配するあまり、心中不安と寂しさでいっぱいになっているかもしれません。
それでは、心が伸びやかに育ちませんね。
子供はとても純粋だから、大人の気に影響されやすいのだと思います。
ウサギさんも、子供と同じですね。
ウサギさんだけでなく、動物はみんなそうだと思います。でも、元々が被捕食動物で、周囲に対して敏感なウサギさんは、特にそうした傾向が強いと思っていますよ。
という事で、最後に呼吸法を習いました。
自分のペースでやって良いと言ってくださったので、自分なりのイメージでやったのですが、一つ気が付いてしまった。
かーさんは、とってもペースがゆっくり。皆さんよりノロいんです(笑)
普段でも日に何度か深呼吸をやっているせいもあるのでしょうが、元々はせっかち短気の人間です。
それが子育てして、ペットを飼って、色々な経験をして、特にウサギを飼うようになってから、相手のペースに合わせる、相手の視線に心をおろす事をするようになりました。
そうしたら、どんどん気持ちがゆっくりになってきたのですね。
また庭遊びをしていると、植物の成長は目に見えるようでいて、でもやっぱりゆっくりじっくり生きているんですね。
ウサギや植物に気をもらって、雲の流れや空気の流れを感じていると、心がゆったりになってきます。
それでもウサウサずが体調を崩すと、こちらも心が縮み上がるのですけれどね。
まだまだ修行が足りません(^^;;
という事で、何となくセミナーのイメージが伝わりましたでしょうか?
ウサギ医療ほど経験がありませんので、なんとも中途半端なまとめですみませんm(_ _)m
いかにも雲を掴むようなお話に聞こえますが、これを十分に理解していくと…
ソアホックってありますよね。
今回なるほどの考え方を覚えました。整体のお話です。
健康なウサギさんは、かかとよりつま先に力が入ります。
(これ人間でも同じですよ。疲れてくるとつま先でなくてかかとに多く体重がかかり、まるで子供を抱っこしたおかーさん歩きになります。こうなると腰に響いて、とっても疲れます。)
ところが我が家のようにフローリングだったりで、足元が悪いと、腰を痛めます。
腰を痛めるとかかとが落ちてきて、体重が過度にかかる様になります。
そして、かかとがはげてくる。
かかとがはげてクッションが減ると、ますます負荷がかかって炎症を起こし、ひどくなって細菌感染をおこせば立派なソアホック(飛節びらん)。
かかとがはげてきたら、腰を悪くしているかもしれませんね。
シジミも確かに、山内先生が診てくださったら腰が悪かったし(;;)
これからは、現代医療と東洋医学とのコンビネーションが大事だよね。
いろいろな方向からアプローチする事が必要だねって、きち先生と常々話しておりますので、もう少し勉強しようと思います。
山内先生ともお話したのですが、「無理に長生きしなくてもいいんです。持って生まれた天命を健やかに過ごせれば、それで十分」なのです。天命は個々に違うものです。
中にはとっても長生きのウサギさんもいるでしょうし、中にはユキのような運命の子もいるでしょう。
でも、その生活がいつも健やかで楽しければ、それで良いと思っているのです。
それは、ユキが教えてくれました。
そして何より今回は、こゆきが山内先生を選んだ気がするのです。
それを確かめる為にも、何とか出かけてもっとお話を聞きたいなと思っています。
そう言えば、きち先生と山内先生は「エルネスト」と「ゴンザレス」と言う仲だそうです(笑)
何のことか、分かりませんよね?
きち先生に誘われて、山内先生もアンデス音楽をおやりになるそうです。
そのときのミドルネームですよ♪
お二人とも、飼い主をホッとさせる雰囲気をお持ちで、何となく似ているなぁって思ったかーさんです。
<山内先生ご紹介>
酪農学園大学大学院卒業 獣医師免許取得
香港連合中医学学院にて国医 温雪楓博士に師事
東洋鍼灸専門学校卒業 鍼灸師免許取得
国立北京中医学大学卒業 国際中医師、医学気功整体師取得
現在 国立北京中医学大学医学気功研究科在籍
エルム動物病院 雲龍山エルム鍼灸院
うさぎさんんも、飼い主さんも、診ていただく時は電話予約してくださいね。
正直、1度目を通しただけでは
まだまだ頭に入ってきません。
でも、1度目を読んで気になった所から
心に留めて、私がぷりんと楽しく暮らせるために
何が必要かを考え実践したいと思いました。
勉強すること、反省することたくさんあります。
でも、最終的には西洋医学でも東洋医学でも
なんでもいいからぷりんを治して~!
っていう、他力本願プラス
飼い主である自分もがんばらなくてはと感じました。
チーママさんのご尽力感謝致します。
ありがとうございました。
正直、1回読んだだけでは頭に入りませんです(T-T)
でも、読み返す時に気になったところから
手を付けられればいいなと思います。
とにかく西洋医学でも東洋医学でも
ぷりんを助けてくれー!(笑)
っていう他力本願プラス、ちゃんと自分でも
ぷりんの為にできる事をしてあげたいと思いました。
反省する事、勉強になる事、多々ありました。
チーママさんのご尽力、感謝します。
ありがとうございました。
そうそう。思い当たって、できそうかな?と言うところをやってみればよいのだと思うのですよ。
幸いな事に、こうしたことには副作用はなくて、「あっていれば効く。あっていなければ作用しない」ものだと、漢方の先生に聞いています。
まさに「ツボにはまるかどうか」なんです。
だから、安心して始められるんですね(^^)v
それに、優しい気持ちとナデナデの手は、お金がかかりませんものね(^^;;
「精」がつく。「気」が重い。頭に「血」が上る。
普段使っているこうした言葉も、どうやらこうした伝統医療の考え方から来ているようですよ。
同じ内容のコメントが...orz
恥ずかしい...
お昼に会社でコメント入れてみたんですが
なぜか会社だと、動きがヘンでして
更新されてないと勘違いしてました!
これから仕事が忙しくなって
ちょっぴり不安なのですが
不安が移らないように、ふれあう時間が極端に減らない様に
頑張れたらなーって思ってます!
今のところはコレくらいで勘弁してね、ぷりん。
って感じですね。
では~!
ふふふふふ♪
お仕事大変だけど、お互い頑張りましょうね!
時々ベランダで空をみながら深呼吸している、かーさんです。