昨日の朝、病院の留守電に
「昨日はありがとうございました。昨日のうちにシジミは元気になりました。原因はバナナでした」
と入れておきました。
院内大渋滞の土曜日。午前中の診療がひと段落のお昼過ぎに、やっぱりきち先生からお電話がありました。
病院を出てからの一連の経過をお伝えしたところ
「うーーん。結局バナナがきっかけだったんですね。
結局食滞と言っても、何かしらのきっかけがあるのですからね。
いやー、勉強になりました。」
と言ってくださいました。
聞けば、他にも今回のバナナフィーバーで、バナナが手に入らず困っている飼い主さんが結構いらっしゃるとの事。
きっと投薬のために、薬を混ぜて練ったり、薬をはさんで与えたりしている方もいるのでしょう。
また、体力が落ちているウサギさんには、バナナを食べるなら高カロリーで助かります。
朝一番にスーパーに駆け込んで、やっと手に入れるとか。
どうせ一ヶ月もすれば、このフィーバーも終わるのでしょうが、まったくTVの力とは恐ろしいものです。
せっかくお電話を頂いたので、お忙しいでしょうが、ちょっと情報も入れておきました。
きち先生は「エンセファリトゾーン研究会」の主催者のお一人ですが、斜頚や眼振の多くのウサギさんが、エンセ陽性の可能性が高いと考えておられます。
でも正直言えば、かーさんの目には長い間孤軍奮闘といった感があったのです。
それは取り扱いが難しいウサギさんを、積極的に診る獣医さんが少なかった事もありますし、国内での調査研究も進展していなかった為なのです。
そこに昨年、海外の情報で斜頚とエンセは関係が無いといったお話があったものですから、日本の獣医さんたちにも混乱があったようです。
でも、最近はウサ飼いさんも増えて、ウサギの診療に積極的に取り組む若い先生たちも増えました。
エンセを研究対象にする研究所や大学も出始めました。
やっとウサギの獣医学が、動き始めたと言った感じだったのです。
そしてウサギに積極的に取り組む獣医さんたちが、かなりの数の症例を検討して、きち先生のお考えどおりに「エンセに罹患しているウサギは、かなりいる。エンセの症状の一つとしての斜頚も否定できない」と言う様な報告が獣医学雑誌に出たのです。
また治療法の検討もされていて、大体きち先生と同じ方向を向いていました。
「先生の2件の発表も、参考文献として出ていましたよ」とも、伝えました。
きっと、確認なさるでしょう。
何でも海外が最先端ではない、とおっしゃっていた先生。
日本の獣医さんたちも、これからますます頑張っていただきたいですね。
「昨日はありがとうございました。昨日のうちにシジミは元気になりました。原因はバナナでした」
と入れておきました。
院内大渋滞の土曜日。午前中の診療がひと段落のお昼過ぎに、やっぱりきち先生からお電話がありました。
病院を出てからの一連の経過をお伝えしたところ
「うーーん。結局バナナがきっかけだったんですね。
結局食滞と言っても、何かしらのきっかけがあるのですからね。
いやー、勉強になりました。」
と言ってくださいました。
聞けば、他にも今回のバナナフィーバーで、バナナが手に入らず困っている飼い主さんが結構いらっしゃるとの事。
きっと投薬のために、薬を混ぜて練ったり、薬をはさんで与えたりしている方もいるのでしょう。
また、体力が落ちているウサギさんには、バナナを食べるなら高カロリーで助かります。
朝一番にスーパーに駆け込んで、やっと手に入れるとか。
どうせ一ヶ月もすれば、このフィーバーも終わるのでしょうが、まったくTVの力とは恐ろしいものです。
せっかくお電話を頂いたので、お忙しいでしょうが、ちょっと情報も入れておきました。
きち先生は「エンセファリトゾーン研究会」の主催者のお一人ですが、斜頚や眼振の多くのウサギさんが、エンセ陽性の可能性が高いと考えておられます。
でも正直言えば、かーさんの目には長い間孤軍奮闘といった感があったのです。
それは取り扱いが難しいウサギさんを、積極的に診る獣医さんが少なかった事もありますし、国内での調査研究も進展していなかった為なのです。
そこに昨年、海外の情報で斜頚とエンセは関係が無いといったお話があったものですから、日本の獣医さんたちにも混乱があったようです。
でも、最近はウサ飼いさんも増えて、ウサギの診療に積極的に取り組む若い先生たちも増えました。
エンセを研究対象にする研究所や大学も出始めました。
やっとウサギの獣医学が、動き始めたと言った感じだったのです。
そしてウサギに積極的に取り組む獣医さんたちが、かなりの数の症例を検討して、きち先生のお考えどおりに「エンセに罹患しているウサギは、かなりいる。エンセの症状の一つとしての斜頚も否定できない」と言う様な報告が獣医学雑誌に出たのです。
また治療法の検討もされていて、大体きち先生と同じ方向を向いていました。
「先生の2件の発表も、参考文献として出ていましたよ」とも、伝えました。
きっと、確認なさるでしょう。
何でも海外が最先端ではない、とおっしゃっていた先生。
日本の獣医さんたちも、これからますます頑張っていただきたいですね。
ところで、「斜頚や眼振の多くのウサギさんが、エンセ陽性の可能性が高い」というお話し、内容は、専門的で分かりませんが、「何でも海外が最先端ではない」という、きち先生のお言葉には同感です。私の研究の本業部分は、極めてマイナーな領域なのですが、それに類する経験も、過去にはありました。昔のことを言っていても仕方ありませんので、復帰後は、微速ではあるでしょうが、院生達などと協働して、前進したいものです。
いえいえ。ウケて下さって、何よりです♪
笑いは健康の元ですからね(^^)v
しかし、まったくもって鎖国以来の舶来礼賛は、日本人の悪いところです。去年の有名獣医さんの一言で、日本の獣医さんの色が変わりましたもの。 「あの先生はそういうけれど、では検証してみよう」と言うのではなく「あの先生がそう言っていた」で済んじゃうんですね。
いったいどれだけの症例を検討した結果の発表だったか、どういう検証をしてたどり着いた結論なのか、知りたかったところです。
どこの分野でも同じようでは、やはりバナナ禍と同じように、「のせられやすいぞ日本人」なのかもしれませんね(^^;;