ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

2015 超絶景のドロミティー 1日で七つの山小屋制覇 2

2015-08-25 06:58:56 | 旅行:イタリア山バカンス

後ろ髪ひかれながら出発した3番目の山小屋 Rif.Locatelli 

 

ここからは初めて行くルート 101

地図で見る限りは3番目の山小屋:Rif.Locatelliから

4番目の山小屋ピーアニディチェンジャ:Rif. Piani di Cengiaまでは

高低差100mくらいなのでこれもさほど大変ではなさそう

コース101の標識にそって歩き始めた

 

進むにつれ緑が少なくなり

白い岩だらけのごろごろした不思議な風景に

なんだか“猿の惑星 ”に来たみたい

 

そしてしばらく歩くと突然あらわれました“恐怖の稜線”

初めてTre Cimeに来た時に体験したあの恐怖 → ここ

でもここの稜線は3年前のあの時に比べると幅も広く特に問題なく

普通に通過

 

すると稜線半ばで突然視界にあらわれたスカイブルーの湖

私もPinoも“わー綺麗~!!!”と言葉にならない

一部残っている万年雪の白と空と同色のスカイブルーの湖

このコントラストたまらない~

 

さらに地面に這うように咲いている黄色のアルプスポピーが刺し色になり

Piさん写真撮るのに必死です

まるでラルベロの飾り皿 → ここ のような配色です

後ろの高崖っぷちにもけなげに咲いているアルプスポピー

 

湖をあとに目的地に向かって歩くと万年雪が残っているエリアに

Piさんやっぱり遊んでいる

そんなPinoを不思議そうに見つめるワンちゃん

そしてこのあたりからだんだん登りが急になってきた

ゼイゼイ言いながらコース101を登る

あの空の見えているところまで行けば登りも終了かな?

20分ほど登ったかな?

登り終了直前ふとみるとやっぱりここにもありました戦争の傷跡

たかがリュック一つ背負っているだけなのに

こんなにゼイゼイ言いながらここまできた私達

戦時中にこんな厳しい条件のところに

大きな荷物を背負い此処にやってきて

寒さと飢えと死の恐怖に耐え戦いを続けていた人たち

ここで一体何人の人が亡くなったのだろうか、、、、

 

としばし思いにふけ眺めていたのでありました

 

頂上にたどり着きふと後ろを振り向くと

この旅一番の超絶景!!!

まるでポスターでも見ているかのようなピーンと張りつめた空気

雲一つない青空、究極の絶景です!

 

手前に見える先ほどみたスカイブルーの湖

その向こうに山小屋 Rif.Locatelli近くの二つの湖

写真ではみえないけど実際には山小屋 Rif.Locatellもはっきり見えた

 

写真右に見える白い線のような下山ルートは2年前

血豆を作りながら半泣きになりながら下った地獄の下り → ここ

がはっきり見える あれは辛かったな~

 

残念ながら写真では私が実際に見た

“脳裏に焼き付く絶景”は写しきれていなかった

人間の視覚はやっぱり凄い!

人生で2回目忘れることのない絶景が私の脳裏に焼き付けられました!

 

しばらく絶景を眺めまた歩き始めた私達

すると今度は恐怖の道が、、、、

ひえ~これちょっと怖いと一瞬足がすくんだ私ですが

写真でみるより道幅があったためここもなんなく通過

ちなみにPiさん走りぬけていました!

行く道には

 

岩と岩のわずかな隙間に

咲いている花が

あちらこちらに

そしてやっと見えました

4番目の山小屋ピーアニディチェンジャ:Rif. Piani di Cengia (2526m)

しかし到着後20分ほど休んで急いで出発:16:45

まだ3つの山小屋が残っている、後には戻れない

急がねば!!!!

そんな思いに追い立てられながら5番目の山小屋を目指したのでした

続く