喉の痛みや咳のご相談もふえております。喉は潤いを好み、乾燥を嫌います。乾燥を防ぐためには、
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:08
長芋、蓮根、胡瓜、豆腐、しめじ、きくらげ、胡麻、エリンギ、舞茸、梨、ミカン、びわ、百合根、銀杏、サンマ、いわし、エビなどを加熱して毎日の食事に摂り入れましょう!
空咳にオススメの中医学的食材は梅、梨、百合根、白きくらげ、松の実、うなぎ、クラゲ、豚肉、ネギなど。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:08
喘息っぽい咳には、ほうれん草、なた豆、豆乳など。
痰がでる咳には、びわ、マンゴー、柿、りんご、大根などをどうぞ。
咳は外からの影響と内からの影響によりその原因と対策が違います。違いをお伝えしますね。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:26
久々にマニアックな中医ネタを連投するので、中医学に興味がない方はミュートするかフォロー外してくださいね。
外からくる影響とは、冷えとか、熱とか、乾燥が影響しているものです。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:27
これらが風の邪気と混じって体内に侵入することで悪さをします。それぞれ、風寒の邪気、風熱の邪気、風燥の邪気と言います。
邪気とは悪意を持った自然変化とでもとらえてください。
これから各自の特長をお話しします。
喉の痛みや違和感から始まる咳は、風熱の邪気によるもの。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:28
急に始まる咳で、夜よりも昼間に多く、頭痛、ほてり、熱感、喉の腫れ・痛み、喉の乾きなど「熱」が原因となっておこる症状に加え、痰や鼻水は黄色く、痰が粘って取れにくいなどの症状も見られます。
風熱の邪気の咳は、熱を取り邪気を追い払う漢方や養生が大切です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:29
牛房の味噌汁、菊茶、ミントティー、板藍茶。
麻杏止咳顆粒、麻杏甘石湯、五虎湯、桑菊飲加減、銀翹散、涼解楽、板藍根など。
*漢方薬名は代表的なものです。間違って使… twitter.com/i/web/status/9…
ゾクゾクとした寒気から始まる咳は、風寒の邪気によるもの。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:30
寒の邪気による咳は、急に始まる咳で、夜よりも昼間に多く、頭痛や寒気、悪寒発熱に加え、痰や鼻水の色は薄く透明で切れやすく、喉がかゆくなることもあります。
痰や鼻水、尿などが水っぽい、色が少ない場合は、冷えがみられます。
風寒の邪気による咳は、寒さを追い出すために、発汗させ、身体を温め邪気を追い払い症状を良くしていきます
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:30
白菜・大根・ネギのスープ(三白湯)、しょうが、香草、ニンニクなど。
三よう湯、小青竜湯など
乾燥感を伴う咳は風燥の邪気によるもの。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:31
風燥の邪気は燥邪なので、潤いを奪ったり、乾燥させたりさせます。
空咳、のどの痛み、痰が出ないあるいは、少なく粘り取れにくく血液がまじることあります。口・唇の乾燥、喉の乾きや寝汗がみられることもあります。
風燥の邪気による咳は、体内、主に肺を中心に潤いを補充しながら邪気を払うことで回復させます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:31
ナシ(蒸したナシの薬膳!)、ユリ根や銀杏入りの茶わん蒸し、杏仁豆腐。
養陰清肺湯、麦門冬湯など。必ず専門家に相談してくださいね。
【外からの影響による咳まとめ】
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:33
風熱は熱感やノドの痛み、炎症が出るので、冷まして対処する。
風寒は、冷えや悪寒、透明な鼻水などがでるので、温めて対処する。
風燥は乾燥する空咳がでるのでので、保湿し、潤い補給を行う。
次は体内バランスの変化による咳です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:34
これらはどちらかというと慢性的な咳。
咳だけずっと続くとか、なんかあったら出てくる咳みたいなやつです。
「痰飲(たんいん)」・「水湿(すいしつ)」による咳
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:35
余分な水分による咳。体内に溜まっている、排出しきれない余分な水分が肺の運動を邪魔することによる咳で、痰が多く、朝方に多い咳、食欲の低下、胸苦しさ、軟便・泥状便、手足や頭が重いだるい、むくみ、冷えなどがみられることもあります。
「痰飲(たんいん)」・「水湿(すいしつ)」による咳は、暴飲・暴食・偏食や胃腸機能低下などが大きな原因のため、痰をとる、余分な水分を排出を促す対策の他、食養生とともに胃腸機能を改善する対策をとります。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:35
食事というか口にするもの一つずつ見直します。
因みに体内のバランス変化によっておこる咳は、さらに細かくいろいろ伺ってから薬を決める必要があるので、代表的な漢方名はあげません。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:36
「湿熱(しつねつ)」による咳
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:36
痰飲・水湿タイプの余分な水分に熱が加わると、「湿熱タイプ」へと変化します。先ほどの症状に加え、痰は多くて黄色い色がついており、生臭いにおいがすることもあり、総じて切れにくいです。
喉のあたりで痰が絡みでゴロゴロと音が聞こえる場合もあります。
湿熱タイプの咳は、痰飲・水湿タイプと同じく、暴飲暴食、偏食、多飲が多くの原因で、さらに熱がこもりやすい体質の方に多く見られます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:36
「肝気犯肺(かんきはんはい)」、「肝鬱化火(かんうつかか)」による咳。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:37
気の巡りが停滞し、停滞した気が熱を帯び肺・喉など上半身へと影響をおよぼおした場合に起こる咳です。ストレス時に悪化します。
気の巡りは運動不足やストレスなどで悪くなります。ストレスと関連する咳、痰の量は少なく粘る、喉の異物感・詰まったような感じ、口が苦いなどの症状の他、イライラ、怒りっぽい、目の充血、胸やわき腹の張りなどがみられることもあります。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:37
ストレスや運動不足などで悪化する咳には、熱をとりながら気を巡らせる対策をとります。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:39
ストレスが多い環境に置かれている場合は気の巡りが悪くなりやすいので、その対策も重要です。
「肺陰虚(はいいんきょ)」による咳。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:39
肺の潤いである「陰」が減ってしまったことによる、乾燥を伴う咳。同じ乾燥性の咳の「風燥の邪による咳」との違いは、急性か慢性かというところ。
風燥の邪気による咳の場合は、風邪など、感染症による一過性のものですが、こちらは慢性的な咳で、体力の低下や気力の低下、体重の減少、午後からの微熱、ほてりなども見られます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:40
午後から夕方にかけて悪化しやすく、痰の色は白く粘り気があり、量は少ないです。
肺陰虚の咳は、加齢や病気による体力の低下、寝不足、汗を大量にかいて水分が不足してたりしても起こります。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:41
対策はまず肺の潤いを補うこと。そして睡眠をしっかりとり、体力をつけることも大切です。
「肺気虚(はいききょ)」による咳。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:42
肺気虚とは、肺のエネルギー不足のこと。普段から咳が出やすい、疲れる、息切れ、動くと咳が出る、汗をかきやすい、カゼをひきやすい、寒気がする、声に力がないなどの症状も同時にみられます。活力がなく、弱々しいイメージで、いつも咳き込みがちなタイプです。
原因としては、慢性病や肺の病気による体力の低下、栄養不足などが考えられます。このようなタイプの咳には、肺を元気にする対策を行います。そして胃腸機能が弱いため、エネルギーがしっかり作り出せていないことも考えられるので、胃腸機能改善も視野に入れた対策を打ちます。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:42
「腎陽虚(じんようきょ)」による咳。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:42
腎陽虚とは、身体のエネルギーの源である腎にある陽気が低下したもの。加齢や慢性病による衰弱などが原因で、動くと咳が悪化します。
腎陽虚による咳では、痰は泡状の薄いもの。冷えや下半身にむくみがあり、夜間の多尿などもみられることもあります。エネルギーを補う対策、身体を根本から温める対策をとります。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:42
以上です。
— 櫻井大典@漢方のミドリ薬品 (@PandaKanpo) 2017年11月14日 - 10:43
一言で「咳」と言っても、様々な要因があり、咳は肺や咽だけの問題ではありません。外からの影響、つまり感染症などによっておこる咳と、慢性的な体内の弱りからくる咳では原因と対策が大きく違います。
これらタイプをしっかり見極めて対処することが大切です。
秋が旬の野菜や果物は自然の甘みや瑞々しく、栄養豊富な物が多いですね。
— CoCo美漢方(ここびかんぽう) (@mococo321) 2017年11月14日 - 11:26
自然な甘みは夏に疲れた体を癒し、胃腸の調子を整え、寒い冬を乗り越えられる体力をつけてくれます。
瑞々しさは秋に乾燥する肌や粘膜や肺を潤して咳や痰、呼吸器の働きを… twitter.com/i/web/status/9…
中医学の古典「黄帝内経」には秋の養生法として、鶏と共に早寝早起きすべきである。
— CoCo美漢方(ここびかんぽう) (@mococo321) 2017年11月14日 - 11:27
心を穏やかにして、あれもこれもしたいなどと気を乱したり、活発に動いてはいけない。
これに背くと秋の気である「肺気」が痛む。
すると、冬には下痢しがちに… twitter.com/i/web/status/9…