○色彩俳句573・焦げ色3・稲葉明日香01・2022-03-10(木)
○「春泥のあちらこちらが焦げている」(稲葉明日香01)
○季語(春泥・三春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:77年目の東京大空襲忌(1945)。ところどころに焦げ色のある春泥。いまいたるところに再開発の槌音が響く東京。季節の循環と歴史の推移の上に日本の国土は成り立っている。
○稲葉明日香(いなばあすか)
○好きな一句「秋思の夜螺旋階段もわたしも水」02
○季語(秋思・三秋)(引用同上)
【Profile】:1926年埼玉県出身、秩父市在住。1987年俳誌「紫」(→山﨑十生主宰)入会。「紫」無門集同人。「紫」新鋭賞、山紫賞、作品賞、星雲賞等受賞。
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