○色彩俳句0334・■色026・秋色女01・2017-06-07(水)
○「見し夢のさめての色のかきつばた」(秋色女01)
○季語(かきつばた・夏) 「みしゆめのさめてのいろのかきつばた」【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:辞世の句。これだけ古い句になると細かなところで異なる表現が見受けられる。「さめても色の」「杜若」など。臨終の夢のなかで杜若の色を見られたら本望か。
●秋色女(しゅうしきじょ)(?~1725)
○好きな一句「簾下げて誰が妻ならん涼舟」(『陸奥鵆』1698)02
○季語(涼舟・夏) 「みすさげてたがつまならんすずみぶね」(「俳句201502」より引用)
【Profile】:生年不詳。江戸中期の女流俳人。通称、おあき。別号、菊后亭(きくごてい)。江戸の菓子屋の娘。夫の寒玉とともに→榎本其角門。
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