●方法俳句0123・同質回帰011・木津柳芽・2013-04-04
○「水草生ふみづのせせらぐところより」『新版俳句歳時記夏の部角川書店編』(木津柳芽01)
季語(水草生ふ・春)
おなじものへ帰ることを「同質回帰」とします。この句は、おなじものから生まれる「同質因果」というべきでしょうか。まさしく、水草は水から生まれてきたのです。
○木津柳芽(きづりゅうが)(1892~1978)
代表句「夜の秋や戸にはさまりし糸すすき」02
季語(夜の秋・夏)
東京本所出身。新聞の川柳に投句、「大正川柳」の同人になる。大正末期に俳句に傾倒し、「ホトトギス」等に投句。1933年に→水原秋櫻子主宰の「馬酔木」の同人になる。中西悟堂の「定本野鳥記」では木津柳芽を野鳥の出てくる歌の名手として紹介している。
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