○特集俳句610・きれきれ俳句1-4かな1・安藤恭子01・2023-03-09(木)
○「氷よりはなれて春の氷かな」(『朝餐』2008)(安藤恭子01)
○季語(春の氷・初春)(「→ふらんす堂」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3・検索4・検索5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:現在の感動や詠嘆を表し多くは下5の末尾に用いられる切字の「かな」。掲句の「はなれて」は「分離して」の意味か。厚氷から分離した薄氷(うすらひ)は春光の方位へとゆっくりと移動をはじめる。
○安藤恭子(あんどうきょうこ)
○好きな一句「水盤にあふるる雨や恋の猫」(『朝餐』2008)02
○季語(恋の猫・仲春)(引用同上)
【Profile】:1959年東京都出身。1990年作句をはじめる。→石田勝彦に師事。1993から1997年「泉」入会、所属。→綾部仁喜に選・指導を受ける。1996年『宮沢賢治“力”の構造』(朝文社)により、日本児童文学学会奨励賞受賞。2004年「椋」入会。→石田郷子に師事。
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