俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●方法俳句0263・数詞効果013・山本梅史01・2016-01-28(木)

2016-01-28 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句0263・数詞効果013・山本梅史01・2016-01-28(木)
○「三人に成りて淋しきこたつ哉」(山本梅史01)
季語(こたつ・冬) 「さんにんになりてさびしきこたつかな」(→「双牛舎類題句集」より引用)【→方法俳句-索引01方法俳句-索引02 →俳人一覧()】

【鑑賞】:「三人」が淋しい数なのかそうでないかは比較の問題です。ついさっきまで四人いたのですから。核家族化・老齢化の現在では三人は十分賑やかな数でございます。

山本梅史(やまもとばいし)(1886~1938)
○好きな一句「蕗の臺吹きたまりたる如くなり」(『梅史句集』1934)02
季語(蕗の臺・春) 「ふきのたうふきたまりたるごとくなり」

【Profile】:堺市櫛屋町生まれ。新聞人、のち堺市役所職員となる。少年の頃から文芸を好んだ。1917年→高浜虚子を堺に迎え堺俳壇を盛んにした。1929年「ホトトギス」同人。「いづみ」を創刊主宰。親しまれている「堺音頭」の作詞者でもある。


コメント    この記事についてブログを書く
« ●特集俳句0263・石の俳句02・... | トップ | ●色彩俳句0263・虹色01・小林... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

方法俳句」カテゴリの最新記事