体育館で練習するようになって、打撃練習は三か所、①ティー ②トスマシーン ③人が投げる を設定して、順に回るパターンでやっています。
③については、私が担当し、ゴムボールを投げてやって強打させる形で、特にタイミングの取り方を習得させたいと思ってやっています。子どもたちは、より実践的で当たりの良しあしはもちろん、飛球の行方も見えるので、喜んでやっています。それでも、中にはタイミングが遅れてしまう子もいます。よく見ると、始動が遅くて軸足に乗るタイミングが遅くなってしまうようです。
打者は当然、投手の投球フォームに合わせて始動し、軸足に乗りながらトップの形を作り、フロントスイングに入っていきます。そう考えると、今やっているスリングショットではなく、やっぱりウインドミルで投げてやらないと、タイミングが取りにくいのかもしれないなあ、と思った次第です。
心理的には「ボールが怖い」、技術的には「タイミングよく捕球態勢に入れない」などでフィールディングが上達しないという状態が続いています。『1・2(捕球)3・4(送球)』のリズムは意識させるようにはしているのですが、なかなか・・・。それでも、指を咥えて見ている訳にも行かず、改めて、ショートバウンド捕球に慣れてもらうことから始めました。ボールは通常の硬いボールではなくゴムボールを使って・・・。
①まず、子どもの足元にショートバウンドボールを投げてやり、子どもはステップなしで捕る。これを大人(一人)が子ども二人に対して、代わる代わる投げてやる。 ②次に、子どもは縦一列。一人一球ずつ弱い球を投げてやり、前進しながらツーバウンド後のボールをショートバウンドで捕る。
こんな練習をしました。流石にボールへの恐怖心はないようで、顔を背ける子はいませんでした。でも、動き始めが早過ぎてノーバウンドキャッチになってしまったり、逆に遅れてハーフバウンドで捕ってしまったり・・・。案の定、そう簡単ではないようでした。それでも、やっているうちに一人二人とタイミングよく入れる子が出て来て、今後、全体を牽引してくれそうな空気がでてきました。次回を楽しみに、同じ練習を続けようと思っています。
年末と年始に続けて2回休んで、きょうは年明け最初の練習でした。もちろん、体育館での練習になりました。
子どもの参加者は5人、大人も指導者とサポーター(お父さん)の計5人。通常、キャッチボールの延長で、バント処理をイメージして、前足加重のスナップスローと後ろ足加重のスナップスローもちょっとだけ、練習メニューに取り入れるようにしています。それをきょうは取り出して練習をしたのですが、特に後ろ足加重でのスナップスローは、実際にやる子どもたちにとっては、すごく違和感をもってやっているのが見て取れました。
そして、練習後に思ったのは・・・、本来、「いいバント」に対して勢いよく前に出ることは欠かせません。そのためには、球出しのボールが勢いのないボールでなければ、そのような状況はつくれないということでした。つまり、「球出しのボールが強過ぎた」という反省でした。
次回はその球出しに気をつけながら、もっと勢いよく前に出ることを意識させ、前足加重と後ろ足加重の使い分けについても理解を深めたいと思った次第です。・・・将来的には、後ろ足加重のスナップスローを使うかどうかは、一人一人の選択に委ねるべきことだと思いますが、今は、自分の体を思うように動かすために、いろいろな動きにチャレンジさせることを大切にしたいと思っています。