今回は花ではなくて葉っぱ、それもシダ(羊歯)の話。
ツル性のシダって珍しい。
でも、見つけてしまったのです、木に絡まっていたシダを。
冬に見られる葉っぱは針葉樹か常緑樹のツバキやサザンカなどのような厚いものが多いのに、柔らかそうな葉っぱが目に入ったのです。
寒いのに元気で、高い場所まで這い上っていってるんです。
これは「カニクサ(蟹草)」。
シダ類はあまり詳しくはないのですが、名前くらいは知っていました。
それで詳しく調べてみたら、このカニクサはすごく面白かったのです。
最初に見た時、2種類のシダが絡まっているのかと思ったんですが、違いました。
1本のシダが2種類の葉っぱになっていたんです。
写真左側の葉っぱ、これは光合成をするから栄養葉というらしく、長くて大きく、深く裂けている。
写真右側の葉っぱ、こっちは胞子をつくるから胞子葉といって、小さくて細かく分かれている。
胞子葉の方を表側と裏側から拡大してみました。
[表側]
[裏側]
見つけた時は分からなかったのですが、写真を拡大してみたら何と、葉っぱには胞子がたくさん付いていたのです(@_@;)
ちょっとアブラムシ見たくてキモチワルイかな? でも、肉眼では見えないほどすご~く小さいのです。
この胞子が入っている部分は、「ソーラス」と呼ばれているらしく、シダ植物をみつけたら『ソーラス』を探せ!』、と言われているそうです。
シダマニアの中では、ソーラスの形でシダの名前が分かる人もいるらしいです。
※ ソーラスは胞子嚢群のことで、胞子嚢が数個以上集まったもの。胞子葉の裏面や縁に生じる。(デジタル大辞泉)
調べているうちにどのサイトにも、もう一つ不思議なことが書かれていました。
それは、『カニクサはツルの根元から先までが1枚の葉、だから葉の大きさは2~3mにもなる』
『一本のツルでつながったように見えるけれど、このツルの部分が葉軸で、切ってみると丸型ではなく平らな所があって、そこが表側』
どういうこと???
そこでWikipedia、
『長くのぼるツルは、実は1枚の葉である。本当の茎は地下にあり、横に這い、先端から一枚の葉を地上に伸ばす。
株が小さいうちは葉は短く、次第に長い葉を出すようになり、長いものは2mを越える』
やっぱり同じことしか書いてない。
何度かその場所に行って根の周りを見たり、茎を触ったりして確かめたのだけど、どう見ても普通の茎と葉っぱにしか見えない。
だから、書いてあることを信用して納得するしかないのかも。
あっ、名前の由来はこのツルで、蟹を釣ったことからだそうです。
学名:Lygodium japonicum
英名:Japanese climbing fern
別名:ツルシノブ(蔓忍) 、シャミセンヅル (三味線蔓)
科名・属名:フサシダ科 カニクサ属
原産地:日本(中部以南)、東アジア、東南アジア、オセアニア
自然界で、生き残る術ですね。
太古の時代から、今以っての生存には、瀕死に直面の場合もあったでしょうね。
生命力の偉大さですね。
枇杷葉も、自然に生えてのが一番ですよ。
わたくしのアドレスを記載したら、直ぐに削除ならできます。
如何致しましょう?
こんにちは!
シダ類って古生代からあって、裸子植物・被子植物よりもずっと長生きなんですよね。すごいですね。(*_*)
生き残るためには余程生命力が必要だったんでしょうね。
>わたくしのアドレスを記載したら、直ぐに削除ならできます。如何致しましょう
このくだりの意味が良く分かりません。
スミマセンm(__)m
拙ブログの訪問が多く、長時間の掲載は躊躇します。
ですので、こちらにと思うのですが・・・
特に急ぎでもなく、枇杷葉茶の飲用をと思いましたので、ご迷惑なら宜しいので。