日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

蔵王温泉「五感の宿 つるや」

2024-11-05 07:00:00 | 温泉・宿

『新玉川温泉』の日本一の強酸性の温泉にハマってしまい、また強酸性の温泉に入ってきました。

今度は蔵王温泉です。

蔵王温泉は日本で二番目の強酸性の温泉と言われています。

蔵王温泉には何度か行ったこともあって、宿も数ヶ所は体験済みなのですが、今回選んだ宿は「五感の宿 つるや」です。

数ある宿の中で「つるや」を選んだのは評判が良いのはもちろんのこと、宿泊と食事のプランが気に入ったからです。

つるやの一番人気の宿泊プランでした。

貸切風呂が1回無料で利用できて、食事は『特選蔵王牛プラン』。

200gの蔵王牛をしゃぶしゃぶ、すき焼き、牛ステーキから好きなものを選べたのです。

そして、予約時に『蔵王牛ヒレ200gをメインにした蔵王牛ステーキ膳』をお願いしておきました。

 


「つるや」はバスターミナルのすぐ前、道路を渡ってすぐのところにあってとても便利なのです。

ちょうど改装中のようで、玄関前は少しごちゃごちゃしていましたが、男性スタッフがロビーフロアまで誘導してくれました。

チェックイン時には館内のこと、温泉のことなどを丁寧に説明してくれました。

その間、荷物は既に部屋まで運んでくれてあり、最初から至れり尽くせりといった感じでした。

 

 部屋のこと

通された部屋は予約してあった通り、6階の和洋室でした。

でも、8畳の和室しかなくて洋室はどこ? と思ったら何と、入ったところのすぐ右手にドアがあって、そこが部屋になっていてシングルベッドが2台が並んでいたのでした。

小さなドアの向こうは窓なしの洋室になっていて、ちょっと変わった造りでした。

天気はそれほど良くなかったのですが、窓からは回りの山々が霞んで見え、目の前には紅葉したナナカマドの木もありました。

 

 温泉のこと

早速、宿の自慢の温泉に入ってみました。

硫黄の臭いが満ちている木造のお風呂で、強酸性の硫黄泉がかけ流しになっていました。

乳白色の濁り湯ですが、実は湧出時は無色透明なのだそうです。

温泉が空気に触れると酸化し、時間の経過と共に白濁した濁り湯になるとのことです。

また、強酸性泉なのでピリピリすると思ったのですが、全くそのようなことはなく、意外に入りやすい温泉でした。

 

広くて大きな窓には「五感の湯の由来」が書いてありました。

ドアの向こうには露天風呂もありました。

 

内湯と同じ泉質、ちょっと熱めのお湯でしたが、露天風呂なので気持ちよく、回りの木々を眺めながらゆっくりと入りました。

 

次は宿泊プランに入っている1回無料の貸切風呂です。

入れるお風呂はいくつかあったのですが、一番広いお風呂を選びました。

木の香りと硫黄の臭いのする3~4人ほど入れる、こぢんまりとしたお風呂でした。

 

 食事のこと

夕食・朝食とも食事処で個室でいただきました。

テーブルには最初に地元の野菜で作られた前菜、お刺身、芋煮、そばがきなどの料理が所狭しとセットされていました。

そしてメイン料理の蔵王牛200gのフィレステーキは、頃合いを見計らって出してくれたのですが、柔らかくてとっても美味しくて、満足でした。

その他の料理については山形ですから、芋煮も味付けがちょうど良くて、これもまた満足。

宿の名物のそばがき(素揚げしたそば団子のスープ)も珍しいものでした。

最後のデザートは”つや姫”のジェラート。

お米のジェラートは初めてで、ちょっとお米の粒が残っているような感じでした。

朝食も小鉢がたくさん並び、焼きたてのクロワッサンもありました。

夕・朝食とも料理長の名入りの丁寧なお品書きが添えられていて、そこから素材へのこだわりが強いことが感じ取れました。

 

 温泉、料理、接客とすべてにおいて期待を裏切らない、イメージ通りの宿で、できたら連泊したいと思えるような宿でした。

何といってもバスターミナルのすぐ目の前にあるので、とっても便利です。

 

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加仁湯(再訪)

2024-10-30 07:00:00 | 温泉・宿

奥鬼怒4湯の中の一つ、「加仁湯」に行ってきました。

奥鬼怒4湯は、加仁湯、八丁の湯、日光澤温泉、手白澤温泉の4つで、泉質の異なるそれぞれの温泉に1軒ずつの宿があります。

その中の「加仁湯」はにごり湯など、泉質が異なる5本の自家源泉を所有していて、温泉が自慢の『秘湯の一軒宿』です。

奥鬼怒温泉郷は環境保全のためマイカーの乗り入れが禁止されています。

だから4軒の宿に行くためには約4.5kmの山道を歩いて行かなければなりません。

ところが加仁湯と八丁の湯は宿泊者のみ送迎バスがあるので、山歩きができない人も気軽に行くことができるのです。

 


 女夫淵温泉駐車場からの送迎バスは8kmの林道を走って、玄関前に到着しました。

玄関の右側には誰でも自由に渓谷を眺めながら利用できる足湯がありました。

おなじみの提灯のぶら下がった玄関です。

玄関を入ると正面がフロント、その前にはソファーが置いてあるロビーと売店があり、左手には囲炉裏の部屋。

囲炉裏のある部屋はこの辺りに生息する動物の剥製がたくさん置いてありました。

山奥の宿なのですが、結構大きくて客室数は52室もあります。

建物も本館と積善館は鉄筋4階建て、あすなろ館は木造2階建てに分かれています。

渓流沿いに建っているため、玄関のある場所は本館の2階で、1階はお風呂や食事処になっています。

用意された部屋は本館2階でしたので、フロント後ろから両脇に部屋がある長い廊下を進みました。

 

 

廊下の一番奥、お風呂に近い部屋で、10畳に踏込みのある和室でした。

 

[部屋の窓から見える紅葉]

紅葉も最盛期だと言われましたが、残念ながら今年の紅葉はイマイチのようでした。

加仁湯のオーナーは「今年は寒暖差がなくて、赤い色が出ない」と嘆いていました。

それでも部屋から見える切り立った柱状節理に映える紅葉は素晴らしいものでした。

 

 温泉のこと

加仁湯は温泉を楽しむ宿です。

5本もの源泉がありますから、お風呂の数も多くて温泉三昧です。

男女別に洗い場とシャワーのある内湯があり、その他はすべて露天風呂です。

その中で第一露天風呂だけが女性専用ですが、その他のお風呂は混浴です。

そして、露天風呂のすべてに洗い場やシャワーなどはありません。

 

[第一露天風呂・女性専用]

すぐに第一露天風呂へ。

まだ明るい内だったので、目の前の赤・黄の木々を眺めながら入りました。

ほのかに硫黄の匂いが香る白濁したとっても良いお湯でした。

宿泊者は同年代が多いようで、初めて会った人同士でも和気藹々と話しながらお長々と風呂を楽みました。

 

『第三露天風呂』

混浴の濁り湯です。

脱衣所は男女別になっているので、入り口は別々、お風呂は混浴です。

男性専用の露天風呂がないので、いつでも誰かが入っているようです。

でも、1人2枚のバスタオルが用意されていますので、バスタオルを巻いて入っても良いことになっています。

 

温泉三昧です。

次は『ロマンの湯』にも入りました。

[ロマンの湯の入り口にあった看板]

 

『ロマンの湯』には源泉の違う5つの小さな湯船があって、”利き湯”を楽しむようになっています。

4種類の泉質の温泉をそのまま小さな湯船に流し込んであります。

白濁した温泉、硫黄分を含まない透明な温泉など成分の違う温泉が4種類あります。

温度もそれぞれ違うので、入り比べるのも面白かったのですが、ここも混浴なのです。

だから、誰もいないのを見計らって入りました。

外は既に暗くなっていたので、星がとてもきれいに見えました。

星を眺めながら温泉に入りました。

このように板塀で囲まれた小さな湯船が5つ並んでいます。

2~3人しか入れないような小さな湯船です。

 

『内湯』

 

内湯は1階にあり、ここだけが洗い場やシャワーがあります。

 

この他にも渓流沿いに『第二露天風呂』、『かもしかの湯』、『貸切風呂』などがありますが、1泊ではとても回りきれませんでした。

 

 食事のこと

食事は全員が一緒に、1階の広間でいただくようになっていました。

長テーブルがグループごとに区切られていました。

食事内容は山菜が中心で、あまり手作り感はなくて少し物足りなさがありましたが、温泉湯豆腐などそれなりの工夫はされているようでした。

山奥ということもありますので、仕方ないと思います。

 

 加仁湯は温泉を楽しみに行くところです。

人里離れた秘境の温泉に入りたい人にはオススメの場所です。

山歩きすることもなく、誰でも気軽に行けますから。

冬も送迎バスが運行されていますので、雪見風呂も趣があっていいかもしれません。

 


 

 翌朝、送迎バスを遅い時間にして、すぐ近くの八丁の湯まで散策しました。

昨日来たときよりも木々の紅葉が鮮やかになっているのが分かりました。

[加仁湯付近の紅葉]

 

 

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新玉川温泉

2024-10-24 07:00:00 | 温泉・宿

秋田県仙北市には玉川温泉と新玉川温泉があります。

両方の宿の距離は約2km離れていますが、ともに同じ源泉が引かれています。

かつてはこの温泉の泉質が塩酸を主成分とした強酸性なので、ここで療養すれば病気(癌)やケガに効果があると評判になり、全国から大勢の病気の人が押し寄せてきたこともありました。

実はこの2つの温泉の経営者は一緒なのです。

それぞれの温泉に特徴を持たせていて、玉川温泉は湯治が主流の施設で、新玉川温泉はで『温泉山岳リゾート』をコンセプトにした施設になっています。

今回、初めてこの温泉に行くに当たって、どちらの施設がいいのか迷ったのですが、「新玉川温泉」の方を選んでみました。

 


 新玉川温泉に行くまでのこと

田沢湖駅前から玉川温泉行きの路線バスで約1時間、途中はほとんど乗降客もなく、新玉川温泉の玄関前に到着しました。

バスは満員状態でしたが、結局全員が新玉川温泉と玉川温泉が目的地だったようです。

 

山の中なのに、思っていたよりも大きくて立派な施設にちょっとビックリです。

温泉山岳リゾートと銘打っていますから、このようにおしゃれになっているのでしょう。

このバスの乗客はほとんどが「新玉川温泉」で降りました。

 

 チェックイン時のこと

バス1台分のお客が一気に押し寄せたのでチェックインも混み合うのかなとも思いましたが、受付のスタッフの人数も多く、要領も良くて、さすがにこのような状態に慣れているといった感じでした。

フロントでは温泉の入り方や岩盤浴についての丁寧な説明がありました。

温泉は強酸性なため、入り方に注意がいるようなのです。

それを書き記したものは部屋にも浴室にも貼ってありました。

 

[広々としたロビー]

 

[ロビーから見た中庭]

ロビーは広々としていて、売店もありました。

 

 今回の宿、写真はこれだけしかありません。

お風呂や食事など、あまりにも人が多くとても写真を撮れるような状態ではありませんでした。

それほど人気のある宿なのです。

 

 室内岩盤浴のこと

この宿には室内の岩盤浴があって、それも楽しみにしていました。

ところが9月まで無料だったのですが、10月からは有料(800円)になっていました。

利用時にはタオルと作務衣も借りなければなりません、それは両方で700円でした。

それでもせっかくだからと、時間を決めて予約しました。

1回の利用時間は50分間です。

予約時間ちょうどに岩盤浴へ、とてもきれいな施設なのですが、誰もいなくてちょっと拍子抜けしました。

きっと有料になったので利用する人が減ったのかもしれません。

ここは温泉が素晴らしく、それで満足するからわざわざ料金を払ってまで岩盤浴をしなくとも・・・といった感じなのでしょうか。

それに本格的に岩盤浴をするならば玉川温泉の方を利用したほうがいいと思うのかもしれません。

この岩盤浴は熱い温度と低い温度の場所が選べるようになっていました。

一番低い温度の場所を選んだのですが、ジワジワと熱くなってくる間、つい眠ってしまいそうになるほど気持ち良いものでした。

 

 部屋のこと

大きな施設なので、A館からD館まで分かれていました。

今回泊ったのがC館の和室でした。

部屋まではエレベーターを乗り継いで、最初はちょっとわかりにくかったけれど、すぐに慣れました。

部屋は広々した和室に次の間があって、既に布団が置いてあり、自分で敷くようになっていました。

アメニティ類も十分に揃っていて全く不自由はありませんでした。

 

 温泉のこと

思った通り、『最高の温泉』でした。

この宿はやっぱり温泉がポイントで、人気があるのが分かります。

浴室は広く、雰囲気は東北地方の湯治場そのもの。

写真は公式ホームページよりお借りしました。

実際にはもっと暗いイメージです。

全部で14種類のさまざまな湯船がありました。

源泉100%、源泉50%、あつ湯、ぬる湯、気泡湯、箱蒸し風呂、座り湯、露天風呂、等々・・・

飲泉もできましたが、すご~く薄めないととても飲めたものじゃありませんでした。(38倍に薄めるのだとか)

温泉は 98°と高温でpH1.2の強酸性、日本一の強酸性泉のようです。

更に硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれています。

入った瞬間からピリピリとした感覚でした。

温泉の入り方は浴槽によって5分とか10分とかレクチャーを受けましたが、やっぱりそれ以上は無理。

想像以上に刺激的で、それでもピリピリが慣れてくると気持ちよくなってしまい、クセになってしまうのです。

各湯船には短い時間しか入っていないのですが、体が芯から温まったのが感じられ、湯上がりの肌はスベスベになっていました。

 

 食事のこと

夕食、朝食ともにバイキング方式でした。

夕食は開始時間が15分ごとに細かく区切られていたのですが、広い食事会場なのにずっと満席状態。

決められた時間に行っても席が空いてなく、待たされたりしました。

人数が多いせいか、料理に群がったり、大声で話していたり、ウロウロしたりで落ち着いて食べることができません。

このような大型の宿ではしょうがないのかもしれません。

料理はきりたんぽ、いぶりがっこなどの郷土料理以外はそれほど特別なものはなくて、ありきたりの感がしました。

オープンキッチンのメイン料理は日によって違うようなので、当たり外れがあるのでしょう。

泊った日はキノコの天ぷらでしたが、次の日はステーキとなっていました。

場所の広さなどもありますが、料理の並べ方にももう少し工夫があれば、大勢の人が群がらなくともすむようになるかもしれません。

 

 その他のこと

新玉川温泉と玉川温泉間の送迎バス「湯めぐり便」があるので、どちらかの宿に泊れば送迎バスで行き来して両方の大浴場が利用できるようになっています。

 

 昔からの湯治宿を現代風にしたような感じで、思っていたよりも大型な施設でした。

日本一の強酸性の温泉は、想像以上に刺激的だったのですが、とっても良い温泉で、”クセになってしまうような”、”また来たくなってしまう”ような温泉でした。

温泉さえ堪能できれば、他のことはあまり気にしないというような人にはオススメの宿だと思います。

 

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老神温泉「亀鶴旅館」

2024-10-14 07:00:00 | 温泉・宿

念願の「亀鶴旅館」に行ってきました。

この宿はとっても評判が良くて、以前から気になっていて、いつか絶対に行ってみようと思っていた宿でした。

群馬県の老神温泉にある、亀鶴旅館----「きかくりょかん」と読みます。

 

看板を見て、ここが旅館だと分かるのですが、玄関は普通の民家のような感じでした。

この宿のチェックイン時間はちょっと遅くて、17時からになっています。

ところが、予約サイトを通さずに宿に直接予約すると少し早く、16時半にチェックイン出来るのです。

30分の差がどのように違うのかは分かりませんが・・・

 

玄関を入ると、館内はところどころリノベーションされているようで、外観の古さとは全く違った様子でした。

全体が落ち着いた色になっていて、調度品もアンティークなもので揃えてありとってもオシャレ、そして磨き上げられた床など、清潔感がいっぱいでした。

すぐに可愛い奥様が出迎えてくれ、館内の案内をしてくれました。

1階のロビーではコーヒーやお茶がいつでも飲めるようになっているし、談話室のような場所には無料で使えるマッサージチェアも置いてありました。

お風呂は2ヶ所、いつでも貸し切りで入れるようになっていて、入浴時の注意事項などの説明もありました。

 

[階段途中にある調度品]

 

部屋はすべて2階にあり、階段の途中から左右に分かれるようになっています。

この日のお客では一番乗りだったらしく、「どこでも好きな部屋を選んで下さい」と言われたので、右側の階段の方を選びました。

この宿は部屋にはトイレがありません。

2階に1ヶ所だけ、共同トイレがあるのですが、そこが右側だったからです。

部屋はシンプルで、テーブル、小さな冷蔵庫、扇風機、和箪笥があるだけで、布団は既に敷かれていました。

 

さて、荷物を置いて、すぐにお風呂です。

先ほど説明があったとおり、貸し切り風呂が2つもあります。

1回50分まで利用できて、空いていれば入れるという仕組みになっていました。

客室数は4部屋だけなので、いつでも空いているといった感じでした。

 

[小さい方のお風呂]

石造りで湯船は1つだけ、少し熱めのお湯でした。

 

[大きな方のお風呂]

湯船は2つ、”熱湯”と”ぬる湯”に分かれていました。

 

この宿の温泉は老神温泉では最高の泉質と言われている『老神7号泉』が掛け流しになっています。

成分表にはアルカリ性単純硫黄泉、PHは8.5と書いてありました。

泉温が58℃もある源泉をそのまま入れているので、少し熱めですが、水を入れてしまうと薄まってしまうとのことで、湯船ごとに温度を変えているようです。

脱衣所にはバスマットが数枚置いてあり、いつでも新しいものを使えるようになっていました。

こういった配慮は嬉しいですね。

 

温泉に入り、肌もスベスベになり、マッサージチェアにゆっくりと座った後は夕食の時間です。

夕食は1階の食堂でいただきます。

食堂はおしゃれで落ち着いた雰囲気になっていて、ヒーリングミュージックが静かに流れていました。

お客同士が顔を合わせないように配置されたテーブル、部屋の隅にはお茶、コーヒーなど自由に飲めるように置いてありました。

 

高級旅館の料理ではなくて、奥様の手作り料理です。

地元の野菜などをふんだんに使ってくれていて、郷土料理などもあり嬉しい限りです。

特にお米が美味しくて、思わず銘柄を聞いてしまいました。(地元のお米のようです)

ドリンクメニューもかなりお安くなっていて、自家製の梅酒ソーダ割りがおすすめです!!

朝食も同様に、小鉢がたくさん並び、ボリュームたっぷりで、朝から食べ過ぎてしまうほどでした。

 

「亀鶴旅館」のまとめ

この宿のコンセプトが”良質な温泉に浸かって美味しいものを食べ、静かにのんびり過ごす”ということでした。

その通り、とっても静かな大人の宿でした。

料金はリーズナブルでも、一流旅館に引けを取らない接客、最高の温泉など、間違いなくここは『お値段以上』の宿だと思います。

 

 

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那須へ②---「休暇村那須」

2024-09-18 07:00:00 | 温泉・宿

「休暇村那須」を選んだのは、「特別おもてなし」プランがあったからでした。

『シン・モテナス』と題したそのプランのことは宿からのメールマガジンで知りました。

今まで宿を選ぶのは小さな宿からばかりだったけれど、今回はこの特別プランに期待して、この大きな宿を予約してみたのでした。

 

「休暇村那須」は『八幡のつつじ群生地』から少し上った所にありました。

駐車場も広く、大きな宿でしたが、建物はちょっと古さが感じられるような・・・

少し早めに着いたのですが、もう部屋は準備できているからと、対応してくれました。

そしてフロント脇のカフェでは数種類のウエルカムドリンクとドーナツが待っていました。

これも『シン・モテナス』プランの一つでした。

この宿の部屋数は全部で56室もあって、南館と東館に分かれています。

予約時に南館か東館を決めるようになってました。

初めてで勝手が分からなかったので、どの部屋でもいいと思い、安い方の東館を予約したのでした。

通された部屋は東館の一番奥、広い部屋でアメニティなどはすべて揃っていて何の不自由もありませんでした。

ただ、東館から大浴場に行くのにすごく遠かったのです。

エレベーターを乗り継ぎ、迷路のようになっている館内を歩きました。

大きくて広い宿ってこんなものですね。

後で聞いたら、リピーターは南館の方を選ぶとのことでした。

 

さて、お風呂です。

この日、ホテルは満館のようでしたが、お風呂は貸し切り状態で、誰もいませんでした。

大浴場では温度の違う大きな浴槽が2ヶ所、露天風呂が1ヶ所、洗い場も10ヶ所ほどあり、個々に仕切りがあって、使い勝手のよいものでした。

窓が大きくて、那須の山々を眺めながら温めのお湯にゆっくりと浸かりました。

 

露天風呂は少し高めの温度で、41°~43°に設定してありました。

この温泉は『大丸温泉』の3つある源泉のうちの1つ、「相の湯」を使用しているとのことです。

嬉しいことに、大浴場から出たところには湯上がりのアイスも置いてありました。

 

食事は夕・朝食ともビュッフェ形式でした。

実は、食事がビュッフェ形式の宿はツアーの時に何回か利用したことがあったのですが、どこの宿も同じ内容、無難な料理ばかりでつまらなくて、あまり好きではなかったのです。

ところが、この宿は違いました。

ありきたりの料理でなく、和と洋の創作料理、ご当地料理など、とにかく盛り付けもおしゃれで、品数が多いのです。

もちろん地元の素材も多く使われていました。

そして、時間を指定し、人数を制限しているので、混雑もなくてゆっくりと食事することができるように、気遣いがされていました。

あと、デザートは部屋に持ち帰ってもいいようにもなっていました。

このビュッフェならば十分満足です。

夕食後には夜食として『焼き芋』のサービスもありました。

 

あらゆる場所で”おもてなし『シン・モテナス』プランが効いているようで、チェックアウト時にはお土産に「リンドウ湖のミルクバームクーヘン」までいただきました。

(これは関東圏民限定プランに付いていたもの)

今回、この宿に泊まってみて、今までの休暇村に対して持っていたイメージが変わりました。

子ども連れや、家族旅行などにはオススメの宿かも!!

 

チェックアウト後は山を下り、定番の「鹿の湯」で日帰り入浴して、那須旅行は終わりました。

 

入り口からして既に雰囲気たっぷりです。

 

玄関から渡り廊下が続き、左側が浴室棟。

 

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