『新玉川温泉』の日本一の強酸性の温泉にハマってしまい、また強酸性の温泉に入ってきました。
今度は蔵王温泉です。
蔵王温泉は日本で二番目の強酸性の温泉と言われています。
蔵王温泉には何度か行ったこともあって、宿も数ヶ所は体験済みなのですが、今回選んだ宿は「五感の宿 つるや」です。
数ある宿の中で「つるや」を選んだのは評判が良いのはもちろんのこと、宿泊と食事のプランが気に入ったからです。
つるやの一番人気の宿泊プランでした。
貸切風呂が1回無料で利用できて、食事は『特選蔵王牛プラン』。
200gの蔵王牛をしゃぶしゃぶ、すき焼き、牛ステーキから好きなものを選べたのです。
そして、予約時に『蔵王牛ヒレ200gをメインにした蔵王牛ステーキ膳』をお願いしておきました。
「つるや」はバスターミナルのすぐ前、道路を渡ってすぐのところにあってとても便利なのです。
ちょうど改装中のようで、玄関前は少しごちゃごちゃしていましたが、男性スタッフがロビーフロアまで誘導してくれました。
チェックイン時には館内のこと、温泉のことなどを丁寧に説明してくれました。
その間、荷物は既に部屋まで運んでくれてあり、最初から至れり尽くせりといった感じでした。
部屋のこと
通された部屋は予約してあった通り、6階の和洋室でした。
でも、8畳の和室しかなくて洋室はどこ? と思ったら何と、入ったところのすぐ右手にドアがあって、そこが部屋になっていてシングルベッドが2台が並んでいたのでした。
小さなドアの向こうは窓なしの洋室になっていて、ちょっと変わった造りでした。
天気はそれほど良くなかったのですが、窓からは回りの山々が霞んで見え、目の前には紅葉したナナカマドの木もありました。
温泉のこと
早速、宿の自慢の温泉に入ってみました。
硫黄の臭いが満ちている木造のお風呂で、強酸性の硫黄泉がかけ流しになっていました。
乳白色の濁り湯ですが、実は湧出時は無色透明なのだそうです。
温泉が空気に触れると酸化し、時間の経過と共に白濁した濁り湯になるとのことです。
また、強酸性泉なのでピリピリすると思ったのですが、全くそのようなことはなく、意外に入りやすい温泉でした。
広くて大きな窓には「五感の湯の由来」が書いてありました。
ドアの向こうには露天風呂もありました。
内湯と同じ泉質、ちょっと熱めのお湯でしたが、露天風呂なので気持ちよく、回りの木々を眺めながらゆっくりと入りました。
次は宿泊プランに入っている1回無料の貸切風呂です。
入れるお風呂はいくつかあったのですが、一番広いお風呂を選びました。
木の香りと硫黄の臭いのする3~4人ほど入れる、こぢんまりとしたお風呂でした。
食事のこと
夕食・朝食とも食事処で個室でいただきました。
テーブルには最初に地元の野菜で作られた前菜、お刺身、芋煮、そばがきなどの料理が所狭しとセットされていました。
そしてメイン料理の蔵王牛200gのフィレステーキは、頃合いを見計らって出してくれたのですが、柔らかくてとっても美味しくて、満足でした。
その他の料理については山形ですから、芋煮も味付けがちょうど良くて、これもまた満足。
宿の名物のそばがき(素揚げしたそば団子のスープ)も珍しいものでした。
最後のデザートは”つや姫”のジェラート。
お米のジェラートは初めてで、ちょっとお米の粒が残っているような感じでした。
朝食も小鉢がたくさん並び、焼きたてのクロワッサンもありました。
夕・朝食とも料理長の名入りの丁寧なお品書きが添えられていて、そこから素材へのこだわりが強いことが感じ取れました。
温泉、料理、接客とすべてにおいて期待を裏切らない、イメージ通りの宿で、できたら連泊したいと思えるような宿でした。
何といってもバスターミナルのすぐ目の前にあるので、とっても便利です。