3月末に見つけたグミの花、それが赤い実に変わっていました。
楕円形のサクランボのような「グミの実」です。
グミの花を見つけた時にこのグミの木の品種について、
『3月~4月に花を見られるのは「ビックリグミ」、そしてこの木が6月〜7月になって赤い実をつけるようになれば確定のようです』と書きました。
ところがまだ5月、実が生るのが少し早いようです。
グミの仲間は似たような種類が多くて、グミだということはすぐに分かるのですが、それからが難しいのです。
現在、日本のグミの木は15種類くらいが自生しています。
① 冬に落葉すればナツグミ、ビックリグミなどで、常緑なのはナワシログミ、セイヨウグミなど。
② 開花時期は3月〜4月はビックリグミ、4月〜5月はナツグミ、10月はナワシログミなど。
③ 実が熟す時期は5月〜6月はナワシログミ、6月〜7月はビックリグミ、7月〜8月はナツグミ、9月〜11月はアキグミなど。
④ ナツグミの実は細長くアキグミは丸い。
これらが簡単な見分け方らしいのです。
ここに書かれている○月~○月というのは通常であればという事だと思います。
でも最近は通常よりも季節の進み方が早いので、花の咲く時期や実の生る時期が早まっているかもしれません。
見つけたグミの木の花は3月末に咲いていて、5月に実が生っていました。
そうなるとやっぱりこれはビックリグミで良かったのかも。
グミの実、子どもの頃はよく木からとって食べました。
その実は甘酸っぱく、渋かったという印象しかありません。
きっと完熟していなかった実を食べたのかもしれませんね。
学名:Elaeagnus
英名:Silverberry、Oleaster
別名:シルバーベリー
科名・属名:グミ科 グミ属
原産地:アジア、ヨーロッパ、北米