日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

グミ(茱萸)

2023-03-31 07:00:00 | 植物

若い人はグミといったらお菓子のことだと思うかもしれないけれど、「グミ」という木があります。

それはお菓子とは全く関係なく、昔からあって夏になると赤い実が生る木です。

その実は見た目がサクランボを楕円形に伸ばした形をしていて食べることができます。

味は甘酸っぱく、渋みがあります。

でも、スーパーなどでは売られていないということは、商業的には栽培されていないのかもしれません。

 

 

グミの花が咲いていました。

現在、日本のグミの木は15種類くらいが自生しているようです。

それで、この木の品種は何だか分かりません。

でも見分け方があるようです。

① 冬に落葉すればナツグミ、ビックリグミなどで、常緑なのはナワシログミ、セイヨウグミなど。

② 開花時期は3月〜4月はビックリグミ、4月〜5月はナツグミ、10月はナワシログミなど。

③ 実が熟す時期は5月〜6月はナワシログミ、6月〜7月はビックリグミ、7月〜8月はナツグミ、9月〜11月はアキグミなど。

 

3月に花を見られるのは「ビックリグミ」ですね。

この木が6月〜7月になって赤い実をつけるようになれば確定のようです。

 


 

学名:Elaeagnus

英名:Silverberry、Oleaster

別名:シルバーベリー

科名・属名:グミ科 グミ属

原産地:アジア、ヨーロッパ、北米

 

 

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マーガレット

2023-03-29 07:00:00 | 植物

「マーガレット」は誰でも知っている花なんじゃないかな?

昔、花占いをする時に使っていた花だったから。

今になって思うのは、マーガレットの花びらの枚数は必ず奇数なんですよね。

だから初めと最後は必ず同じになるわけなのですけれども、当時はそんなことは全く気にせずに占っていましたよね。

そのイメージがあるから、マーガレットの花は中央が黄色でその周りを白い花びらが取り囲んでいるものだとばかり・・・

ところが最近では違うんです。

マーガレットがどんどん進化しているのです。

花の色もピンク、黄色、グラデーションなどがあって、咲き方も一重だけでなく八重咲、アネモネ咲(花の中央が盛り上がって咲く咲き方)なども見られるようになりました。

そのような新しい品種が好まれるようになったのかどうかは分かりませんが、ウォーキング中に見られたのは華やかな色のマーガレットが多く、ずっと昔からあった白いマーガレットはほとんど見られませんでした。

清楚な白いマーガレットは人気がなくなってしまったのでしょうか。

 

ウォーキング中に見つけたマーガレットを貼っていきます。

本家本元のマーガレット。

 

花の色が白→ピンクへと変化するマーガレット。

 

ちょっと黄色っぽくて、全体が丸っこいマーガレット。

 

[マーガレットストロベリーホイップ]

アネモネ咲きの丸みを帯びた花で、花色が赤→ピンク→白色に変化します。

つい先日Yahoo!のトップページにこの花の特集記事がありました。

最近とても人気が出ているそうです。

 

赤色で一重咲き。

 

中央部の筒状花が盛り上がり、ゴージャスなアネモネ咲きで八重のマーガレット。

八重咲のことはオペラ咲とも呼ばれているそうです。

 

最近では「サントリーフラワーズ」が多くの品種を生みだし、ボンザマーガレットと名付けて販売しているようです。

そして、マーガレットの特徴はなんと言ってもその葉の形。

細くて先っぽがギザギザしていて、深い切れ込みがあります。

だから葉を見ればどのような品種であってもマーガレットだと分かります。

 

 


 

学名:Argyranthemum frutescens

英名:Marguerite

別名:木春菊

科名・属名:キク科 モクシュンギク属

原産地:カナリア諸島


 

マーガレットと似たような花は数多くありますが、その中のフランスギクノースポールのこと。

 フランスギクは江戸時代後半にヨーロッパから日本に渡ってきたのですが、今では帰化植物として野生化しています。

花はマーガレットとよく似ていますが、葉っぱが違うので見分けがつきます。

フランスギクの葉っぱは楕円形の細長い形で互生していて、縁にはギザギザがあります。

開花時期は5月から7月ですからもう少し後になります。

 

 そしてノースポールマーガレットに比べて花が3cmほどで小さく、花弁は白で中心が黄色です。

草丈も20cmほどしかなく、葉っぱはフランスギクと似ています。

花の時期は冬から春にかけて長い間咲いていますので、ちょうど今が見頃になっています。

 

 

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タガラシ

2023-03-27 07:00:00 | 植物

小さな水路の脇に「タガラシ」の花を見つけました。

タガラシ---漢字では「田枯らし」や「田辛子」と書きます。

その理由は、噛むと辛いので「田辛し」、また「田枯らし」は作物があまり収穫できない水田などに生えているかららしいです。

ところで、噛むと辛いとなっていますが、キンポウゲ科の植物のほとんどは毒がありますから口に入れてはダメです。

タガラシも全草にプロトアネモニンという有毒成分を含んでいるそうです。

どんな毒か? というと、皮膚とか口の粘膜に刺激を与え、炎症などを引き起こすようです。

 

葉っぱは少し光沢があって、全体の背丈は50~60cm、よく枝分かれしていて、2cmくらいの小さな黄色い花をつけます。

背丈があって葉っぱが立派、それに比べて花はとても小さく感じられます。

花床(花托)は最初は丸く、だんだん縦に伸びて長楕円形になります。

 

 


 

学名:Ranunculus sceleratus Lev.

英名:Celery-leaved buttercup

別名:タタラビ(蹈鞴火)

科名・属名:キンポウゲ科 キンポウゲ属

原産地:北半球

 


 

花はキツネノボタンウマノアシガタとよく似ています。

それもそのはず、この3種類はキンポウゲ科キンポウゲ属なのです。

でも、この時期に見られるのはタガラシで、キツネノボタンやウマノアシガタはもう少し時が経たないと見られません。

 

キツネノボタンは花床が球形、葉は先端が尖っていてミツバやセリの葉に似て3つに分かれ、縁に鋸歯があります。

花の時期は5月~7月です。

 

ウマノアシガタは花には金属的な光沢があって、キラキラと光っています。

葉が馬の足に似ているとのことですが、実際には鳥の足のような形をしています。

別名ではキンポウゲとも言われていますが、これはウマノアシガタの八重咲き種のことのようです。

開花時期は4月~6月です。

 

 

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ツバキ・エリナカスケード

2023-03-25 07:00:00 | 植物

ウォーキング中、垂れ下がった枝に赤い実のようなものが付いた木が目に入りました。

近づいてみたら、赤いものは実ではなく蕾だったのです。

葉っぱはサザンカやツバキによく似ていたのですが、初めて見た木と蕾でした。

 

 

どんな花が咲くのだろうかと、その場所を通るのがとても楽しみになっていたのでした。

最初に見た蕾の状態から開花まで結構時間がかかりましたが、やっとその蕾が開いてくれました。

白とピンクのとても可愛い花が咲き出したのです。

 

花を見て早速調べました。

これは中国の野生椿とヒメサザンカ(姫山茶花)の交配種でツバキの仲間とされている「エリナカスケード」のようです。

やっぱり葉っぱがサザンカかツバキに似ていると思ったのは正解でした。

エリナカスケードの開花は遅く、3月ごろから薄いピンクの花を咲かせるようです。

しかも、花は小さくて1cmくらいしかないのです。

その小さな花がびっしりと鈴なりになって垂れ下がった枝についているものだから、見応えがあったのです。

ツバキもたくさんの種類があるけれど、こんな可愛いのもあったらいいな~、とも思いました。

 

 


 

学名: Camellia 'Elina Cascade'

英名:Cupido Camellia , Camellia 'Cupido'

別名:ヒメサザンカ

科名・属名:ツバキ科 ツバキ属

原産地:中国

 

 

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「トサミズキ」と「ヒュウガミズキ」

2023-03-23 07:00:00 | 植物

こうして暖かくなってくるとウォーキングも楽しくなってきました。

桜も開花したし、あちこちで今まで眠っていた花たちが咲き始めてきたからです。

春は黄色い花が目立ちますね。

今週はブルビネラ、レンギョウ、ミツマタ、コバノリュウキンカ、トサミズキ、ヒュウガミズキなどの黄色い花を見つけました。

 

[ブルビネラ]

 

[レンギョウ]

 

[ミツマタ]

 

[コバノリュウキンカ]

 


 

 「トサミズキ」「ヒュウガミズキ」のこと 

まず「トサミズキ」、元々これは名前の通りに高知県だけに自生していた花(木)でした。

そして「ヒュウガミズキ」、ヒュウガだから日向かと思ったら違ったんです。

この木は近畿地方の日本海側の岩場に自生していたのです。

でも最近では両方とも自生は見られなくなって、栽培されてたものが公園や庭などに多く植えられているそうです。

この2つの花はよく似ていて区別するのが難しいけれど、ネットで調べている内に簡単な見分け方が分かりました。

① 花房が長く、たくさんついているのがトサミズキ、短くて数が少ないのがヒュウガミズキ

② 花を下から覗いて見たときに蕊(シベ)が赤かったらトサミズキ黄色だったらヒュウガミズキ

こういう時インターネットって本当に便利ですね。

 

[トサミズキ]

花が長く、シベが赤い。

 

[ヒュウガミズキ]

花が短く、シベが黄色。

 

 

これは「ニオイトサミズキ」でしょうか?

近所の家の塀の上から花だけが見えていました。

遠くからの映像なので、写真がボケ気味で、シベの色もはっきりしていません。

 

 ニオイトサミズキ 

別名シナミズキ(志那水木)、はマンサク科トサミズキ属で、中国原産の木。

花は大型で花色も濃く、花にはバニラのような香りがある。

 

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