日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

エフェソス遺跡

2020-06-30 07:00:00 | 海外旅行

トルコには数多くの世界遺産があり、その中の一つ、西部にあるエフェソス遺跡はアルテミス崇拝で知られたギリシャ人の古代都市遺跡で、2015年に世界遺産リストに登録された。

 

 

遺跡に入る前に「アルテミス神殿」の跡地の見学から始まった。

ここは、エフェソス遺跡の郊外にあり、アルテミスを奉ってあるギリシャ様式の神殿跡で、世界の七不思議(古代の七不思議)の一つに挙げられているが、現在は原形をとどめていなく、復元された柱がたった一本残っているだけだった。

かつては、127本の円柱が並んでいて、アテネのパルテノン神殿よりも大きな神殿だったらしい。

 

 

見学中にジプシーらしき人が、何かの葉っぱ1枚だけ持ってきて、買ってくれと寄ってきたりした。

大きな都市にはたくさんのジプシーがいたが、こんなところまで・・・

ガイドさんに取り合わないようにと釘を刺された。

 

 

南ゲートからエフェソス遺跡に入った。

エフェソスは古代の港湾都市の跡なので、さまざまな施設や住居跡などがあったらしく、その規模の大きさに驚いた。

 

入ってすぐのところからもう遺跡がたくさんあった。

 

[ヴァリウスの浴場]

当時から浴室、サロン、図書室など現在のスパのように施設が整っていたらしい。

 

 

左右に広がるさまざまな遺跡をガイドの説明を聞きながら順番に歩いた。

 

[クレテス通り]

フォトスポットで前方にはケルスス図書館が見える。

通りの両側には見どころがたくさんあった。

 

 

 

[ヘラクレス門]

 

大勢の人が集まっていた場所にあったのが「ニケのレリーフ」。

触るのに順番待ちをした。

 

[ニケのレリーフ]

元々はヘラクレスの門のアーチ部分に飾られていたらしい。

 

 

[ハドリアヌス神殿]

2世紀前期、ハドリアヌス帝に捧げられた神殿らしい。

 

 

[ハドリアヌス神殿のレリーフ]

 

 

 

[トラヤヌスの泉]

皇帝トラヤヌスに捧げられたもので、前面には大理石で出来た巨大な水槽があった。

 

そのまま坂道を下って行った先には、世界三大図書館とされた「ケルスス図書館」があった。

265年にエフェソスを襲ったゴート族による破壊で炎上し、数万の書物が失われたらしい。

 

[ケルスス図書館]

 

図書館から大きな通りを行った先には大劇場があった。

 

[大劇場]

 

三階建てで観客席は22段となっていて、24,500人を収容できるとか。

上にあるのが出入口で、6か所もあった。

 

 

 

ガイド付きのツアーだったので、主な場所だけしか見ていなくて、じっくり回るには1日は必要だと思う。

今まで色々な国でたくさんの遺跡を見てきたが、ここほど大きな規模の遺跡はなかったように思う。

 

 

 

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磐梯熱海温泉 楽山

2020-06-29 07:00:00 | 温泉・宿

磐梯熱海温泉は昔からの賑やかな温泉街だとばかり思っていたが、実際に行ってみたら静かで落ち着いた温泉地だったので、イメージと違っていた。

その温泉地にある「楽山」は客室が20室の小さな宿だった。

 

 

 

玄関に入るまでのアプローチも和風の落ち着いた感じになっていて好感が持てた。

静かで落ち着いた雰囲気での宿だったので、中庭にプールがあったのを見たときにちょっと驚いた。

浅いプールだということだったが、この宿にマッチしないような気もした。


 
この宿は「かまど料理」が売りになっていて、かまどが並んでいるレストランで食事をいただいた。

お手前料理の他に「かまど料理」と「おばんざい」は好きなだけ食べることができ、食べ過ぎてしまうほどだった。

特に郷土料理の「かんぷら」と「かくれんぼ鍋」、釜で炊いたご飯のおこげが珍しくて美味しかった。
 
 
 
お風呂は内風呂、岩風呂、陶器のお風呂とあり、ちょっと温めだったが、ゆっくりと入れた。

 

 

 

 

 

自分が宿を選ぶ基準は20室以下の小さな宿と決めている。

大型のホテルとは違ってきめ細かなもてなしがあると思っているからなのだが、この宿のスタッフ全員の対応もとても良かったので嬉しかった。

 

 

 

 

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西安と兵馬俑② 兵馬俑

2020-06-28 07:00:00 | 海外旅行

俑とは人形(ひとがた)のことで、古代中国では死者を埋葬する際に兵士や馬の形をした俑も一緒に埋葬した。

これは殉死という悪い習慣をなくすためとも言われている。

 

ガイドブックによると、ある時、西安の農民が井戸を掘っていて偶然見つけた陶器の破片がその後の兵馬俑坑の発見のきっかけになった。

その場所の西約1.5キロメートルには秦始皇帝陵があり、始皇帝の陵墓は「史記」によると地下宮殿のようであったと記されている。

実際に発掘していくと、この記述も現実味を帯びてきたように、総計8,000点にのぼるとみられる陶器製の兵士や馬が、死後の秦始皇帝を守るため地下に配置されていたことが分かった。

その発掘場所が現在では「秦始皇兵馬俑博物館」になっている。

中国では始皇帝のことを秦始皇と呼んでいるらしい。

「秦始皇兵馬俑博物館」は一号坑、二号坑、三号坑と発見された順に展示館があり、もうひとつの展示館が「秦銅車馬陳列館」となっている。

 

一号抗から入ってみた。

最初に兵馬俑坑と始皇帝陵墓の位置や大きさの模型があり、およその概要が分かるようになっている。

そして内部に入ったとたん、その大きさにびっくりした。

 

[一号坑]

一号坑は東西に230m、南北に62mあり、そこに屋根を付けてあり、大きな体育館のような感じだった。

その中に秦軍の実際の隊形をそのまま表現しているらしい兵士の俑がびっしりと詰まって立っていた。

ずっと回りを歩いて行くと後方には修理中の物も並べられていた。

 

 

俑は手に持っている武器や頭に付けている冠などで、位が分かるようになっているらしい。

全部の顔も違っていて、髭があったりなかったりするので、一体ずつ作ったのが分かる。

 

 

その後は二号坑へ。

 

[二号坑入り口]

 

二号坑の大きさは一号坑の約半分、それでもかなり広い。

一号坑を見た後だったので、あまり感動はなかったが、戦車隊や馬俑などもあり、残骸のようになっているものもあった。

 

見学通路には等身大の俑が展示されていたりもした。

 

三号坑は時間の関係で見ることができなかった。

話によると、作戦会議などをする部屋などがあったらしい。

 

最後は「秦銅車馬陳列館」。

 

二分の一の大きさの二台の銅車馬が展示されていた。

発見されたときには馬車が壊れていて、修復に8年もかかったらしい。

青銅で造られ、金銀で装飾されていたという。

 

 

これは始皇帝が乗ったものの模型と思われている。

この前に先導する馬車があった。

部屋が暗く、人が多くて写真を撮るのも難しかった。

 

いつかは見てみたいと思っていた兵馬俑もやっと見ることができた。

ものすごく大きな始皇帝の陵墓やこの兵馬俑を見ると、権力はいつの時代でも数や大きさで示すものなのだと実感した。

 

 

 

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西安と兵馬俑① 西安

2020-06-27 07:00:00 | 海外旅行

中国中央部にある陝西省(せんせいしょう)の省都・西安市は、約二千年に渡り数々の王朝の都として栄えた中国の古都。

以前は長安と呼ばれていた。

 

西安城壁

街には明の時代に造られた約14kmにもわたる城壁があり、軍事城壁として世界最大となっている。

レンガを積み重ねて造られ、東西に長く、南北に短い形となっていて、4ヶ所ある門は今でもすべて残っている。

 

[安定門]

城壁西側にあるこの門は最大となっていて、創建当時はここがシルクロードの東の発着点なっていたらしい。

 

城壁は上部の幅が12~14mあり、一周することができる。

のんびり回ると自転車でも2時間かかるらしいので、一部だけ歩いてみた。

途中には土産物店、テント屋台が設けられていて、大勢の人が行き交っていた。

 

[城壁の上部]

誰もいなくなる瞬間がなかなかなくて、写真を撮るのにも苦労した。

写真に写っているのは三輪タクシー。

車は禁止となっている。

 

右側の旗が城壁沿いにずっと続いていた。

 

 

大雁塔

西安の南にある慈恩寺の境内にある。

慈恩寺は唐の第三代皇帝の高宗李治が、亡き母・文徳皇后の冥福を祈るために建立したお寺で、当時は規模がかなり大きかったが、戦乱のため焼けてしまって、当時の十分の一ほどしか残っていないらしい。

大雁塔はインドから帰った玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)が持ち帰った経典や仏像などを保存するために建てられ、煉瓦でできており、当初は五層だったが、その後改築して十層になった。

この塔もまた戦乱などで上部が崩壊し、現在は七層、高さは64mとなっている。

 

[大雁塔]

塔には登ることもできる。

 

[大雄宝殿]

大雄はお釈迦様のことで、お釈迦様を本尊として安置している。

お寺の本堂。

大きくて豪華なお釈迦様と千手観音像が安置されていた。

 

[玄奘三蔵院]

玄奘三蔵の像があり、経典などが展示されていた。

 

 

西安には小野妹子、阿倍仲麻呂などが遣隋使、遣唐使として派遣されていたらしい。

それらの人によって当時の「長安」の様子が日本に伝えられ、その都を模したものが「平安京」だと言われている。

 

 

 

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ふくみつ華山温泉

2020-06-26 07:00:00 | 温泉・宿

料理がとても美味しい宿だと聞いたので、富山方面に旅行にした時に泊まってみた。

 

 

 

「ふくみつ華山温泉」は住宅地からほど近く、周囲には田畑が広がっているような場所にある大型の一軒宿。

宿のある南砺市福光地域は野球で使用されるバットの生産が日本一で、日本の木製バットはほとんどここで作られているらしい。

そういう訳で、宿に入ってすぐのエントランスには大きなバットが飾ってあった。

部屋の鍵に付いていたキーホルダーも小さなバット型になっていた。

 

 

館内は全体的に年季がはいっているらしく、古さが感じられるが、広々としているし、すみずみまで清掃は行き届いていた。

食事が目的で泊まった宿だったが、温泉も源泉掛け流し、ちょうど良い温度のお風呂で寝湯も気持ちよかった。

 

そして和洋折衷の創作懐石料理は評判通りで、もう何も言うことなし、といった素晴らしいものだった。

 

 

 

 

 

 

 

[宿泊した日の夕食の一部]

 

 

食事処は半個室になっていて、出されたものの他には数種類がオープンキッチンスタイルとなっていた。

朝食も評判が良く、味噌汁は3種類も用意されていた。

その味噌汁があまりにも美味しくて、聞いたら近くのお店の味噌を使っているとのこと。

お店の場所を聞いて、早速後で買いに行った。

 

全体的に丁寧な接客で、またきめ細やかな配慮が嬉しく、努力されているのが伝わってくるようだった。

 

 

 

 

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