日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ゴンフォスティグマ

2024-07-30 07:00:00 | 植物

「ゴンフォスティグマ」です。

強そうな名前ですね。

でも、花は可愛くて優しい花なのです。

「ゴンフォスティグマ」はしだれた枝に細いシルバーリーフ、白くて可愛い小さな花が涼しげに見えます。

ウォーキング中、最初に見つけたときはまだ小さい木だったので、ローズマリーかラベンダーかな? などと思っていたのですが、あっという間に大きくなり、枝があちこちに伸び、花をたくさんつけるようになりました。

生長が早い木のようです。

 

この木はいつ見ても花が咲いているような気がしていましたが、花期は5月~11月と、やっぱり長かったのです。

そして同時にシルバーリーフも1年中見られるので、冬でも葉が落ちず、耐寒性もあって、強い木なのかもしれません。

花も可愛いし、いいことずくめですね。

 


 

学名:Gomphostig virgatum

英名:River star

科名・属名:フジウツギ科 ゴンフォスティグマ属

原産地:南アフリカ

 

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ショウジョウソウ(猩々草)

2024-07-28 07:00:00 | 植物

今年は「ショウジョウソウ(猩々草)」を多く見かけるような気がしています。

道路脇などのちょっとした土がある場所や草むらの中などで、赤く染まった葉の色が目立っています。

葉の一部が赤くなっているショウジョウソウはポインセチアによく似ています。

そして、初夏から初秋までずっと咲くから別名は『サマーポインセチア』になっています。

 

ショウジョウソウはトウダイグサ科です。

トウダイグサの花は特殊な形なのです。

その形は花の軸と苞(ほう)がコップ状になって、その中に多数の包葉と雄花、中央に1つだけの雌花がある構造です。

これは『杯上花序』や『壺状花序(こじょうかじょ)』などと呼ばれているようです。

あまり目立たないけれど、中心部の淡い黄色いっぽいものが花です。



ショウジョウソウってとっても不思議な花だと思いませんか?

花の形もそうなのですが、特に疑問に思うことは花序のすぐ下にある葉が赤く染まるのは何故なのかということ。

それを調べてみたところ、クロロフィル(葉緑素)が分解されて減少し、アントシアニンが合成されるので、葉が赤くなるということでした。

この赤い色はアントシアニンだと分かったのですが、葉が部分的に赤くなって、全体が赤くなるわけでもないのはどうしてなのか、謎ですね。

 


 

学名:Euphorbia cyathophora

英名:Fire-on-the-mountain、Mexican fire plant、Wild poinsettia

別名:サマーポインセチア、クサショウジョウ

科名・属名:トウダイグサ科 トウダイグサ属

原産地:ブラジル

 

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ゼフィランサス「サフランモドキ」

2024-07-26 07:00:00 | 植物

「サフランモドキ」

 

『ゼフィランサス』と呼ばれている花には数種類あって、一般的なのはピンクのサフランモドキ、白花のタマスダレがよく知られています。

他にはサフランモドキよりも濃いピンク色のロゼア、花が黄色いキトリナなどがあります。

雨上がりの日、ウォーキング中に見つけた花が「サフランモドキ」でした。

この花は別名で『レインリリー』とも呼ばれていて、雨が降った後に花を咲かせやすい特性があるらということなので、正にその通りでした。

 

[サフランモドキ]

学名:Zephyranthes carinata、Zephyranthes grandiflora

英名:Rozepink zephyr lily、Pink rain lily

別名:レインリリー 

科名・属名:ヒガンバナ科 タマスダレ属

原産地:中央アメリカ

 


同じような花の『ハブランサス』も咲いているのを見つけました。

そこでゼフィランサス、ハブランサスの2種類の違いを比べてみました。

※ 最初にゼフィランサス。

すべてのゼフィランサスの花は、長い雄しべは均等に6本、真っすぐに突き出ていて、雌しべの先端は小さく分かれています。

そして花茎が直立するので、花は上向きに咲くのが特徴のようです。

 

※ 次にハブランサス。

[ハブランサス]

 

ハブランサスの雄しべは全体に短く、それぞれ長さが違っていて、全部花筒の中に入っています。

そして雌しべはカブトムシの角のように先端が長く3つに分かれています。

花茎が斜めに出るために、花はやや横向きに咲きます。

 

[ハブランサス]

学名:Habranthus

英名:Habranthus, Rain lily

別名:レインリリー

科名・属名:ヒガンバナ科 ハブランサス属

原産地:北アメリカ南部~中南米

 

 

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コンボルブルス

2024-07-26 07:00:00 | 植物

アサガオの花のように、花弁がくっついて”ろうと型”になった花って多いですね。

「コンボルブルス」もアサガオを小さくしたような花です。

 

鉢植えになっているコンボルブルスはよく見かけますが、これは畑の片隅にあったものです。

地植えになっているためか、地面を這ってあちこち伸び放題になっていました。

暑いときにこのような涼しげな花っていいですね。

この花をコンボルブルスと呼んでいますが、コンボルブルスはヒルガオ科セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)に属する植物の総称なのです。

だから品種は数多くあり、世界中には200種以上もあるようです。

1年草のもの、多年草のもの、園芸種、つる性のものなど、その形態はさまざまになっているようです。

でも一致している特徴は漏斗型の大きく開いた花が咲いて、その花は2~3日で萎んでしまうことです。

 

この花の品種は多年草の「コンボルブルス・サバティウス」です。

一番よく見かける花で、園芸店での流通名は『ブルーカーペット』、地面を這うように広がり、名前の通りブルーの花が一面に咲く品種のようです。

 



学名:Convolvulus

英名:Ground Morning Glory

別名:セイヨウヒルガオ(西洋昼顔)

科名・属名:ヒルガオ科 セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)

原産地:地中海沿岸、温帯から亜熱帯

 

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ジャスミン

2024-07-24 07:00:00 | 植物

一般的にジャスミンと呼ばれているのはモクセイ科ソケイ属の植物の総称的な名前なのです。

だから単体のジャスミンという花はありません。

ウォーキング中に見つけた2種類のジャスミンです。

 


「アラビアンジャスミン」

この白い清楚な花は「アラビアンジャスミン」と呼ばれています。

ただ単にジャスミンというと、このアラビアンジャスミンを指すようです。

数あるジャスミンの中でも食用にできるのはこのアラビアンジャスミンだけで、ジャスミンティーなどに利用されています。

7月~9月ごろ開花するこの花は、クチナシに似たような香りが特徴になっています。

花は一重咲き、八重咲きがあります。

 


 

「ハゴロモジャスミン」

「ハゴロモジャスミン」です。

このジャスミンは5月ごろに咲いていたのを見つけました。

アラビアンジャスミンよりも開花は少し早い時期で4月~5月ごろ。

花の外側はピンク色、内側が白色になっているのが特徴です。

花はアラビアンジャスミンに比べると少し小さいのですが、花数がとっても多くて、それが一斉に開花するのですから、見応えは十分。

もちろん甘い香りもありますが、この花数ですからちょっと強すぎるくらいです。

 


 ジャスミンには偽物もあります。

名前はジャスミンでも全く関係のない花も多くあります。

『カロライナジャスミン』、『マダガスカルジャスミン(アフリカシタキヅル )』、『スタージャスミン(トウテイカカズラ)』などです。

本物のジャスミンはモクセイ科ソケイ属なのですが、これらは花が似ているからジャスミンとなっているけれど、全く別の種類なのです。

以前に書いたカロライナジャスミンのこと→→カロライナジャスミン

 

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