日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

鹿児島旅行3日目 「白鳥温泉上湯」

2021-10-30 07:00:00 | 温泉

鹿児島旅行となっているがこの温泉は宮崎県えびの市にある。

旅行最終日は鹿児島県の北部を回って霧島に向かう途中にある「白鳥温泉上湯」で立ち寄り湯を予定していた。

以前に霧島の温泉巡りをした時に入り損ねた温泉だった。

この温泉は湯治宿になっていて、西郷隆盛が3か月ほど滞在したことでも有名な場所。

お風呂は内風呂とそこから続く露天風呂、少し離れた場所には蒸し風呂の3種類があった。

いつもは地元の人でいっぱいらしいのだが、この日は誰もいなく、ほとんど貸し切り状態だった。

 

 

この温泉は霧島山の中腹にあるので、露天風呂からは眼下にえびの市が一望できた。

 

 

内湯。

泉質は弱酸性の単純温泉で少し茶色っぽく、もちろん源泉かけ流しになっている。

源泉の温度は50度くらいあり、高めなので山からの水で調節しているらしい。

 

 

温泉棟の裏手にあるのが蒸し風呂。

小屋の背後にある山の中に白鳥温泉の「地獄」と呼ばれる源泉があり、蒸気を上げている。

その蒸気が吹きあがる場所に小屋を建て、天然の蒸し風呂を作ってある。

地元の人たちに人気なのはこの蒸し風呂があるからだとか。

 

ゆっくりと天然サウナに入っていたかったのだが、時間がなかったので早めに切り上げなくてはならないのが残念だった。

その後は霧島を通って鹿児島空港まで直行し、久々の旅行を終えた。

 

 

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鹿児島旅行3日目 「曽木発電所遺構」

2021-10-29 07:00:00 | 国内旅行

3日目は「旅籠しび荘」を出て北にある伊佐町に向かった。

そこには何があるのかというと、「曽木の滝」と「曽木発電所遺構」がある。

遺構や廃線好きなので、ずっと来たいと思っていた場所。

滝はおまけで、目的は「曽木発電所遺構」の方だった。

車で40分ほど走り、「曽木の滝公園」に着いた時、あまりにも立派な公園だったのでちょっとびっくり。

観光案内所もあるような大きくて立派な、整備されている公園だった。

そういえばここに来る時にずっと手前から看板が出ていたくらいだから、この辺りでは結構有名な場所なんだろうな、なんて思った。

 

最初に滝の全容が見える展望台に登ってみた。

「東洋のナイアガラ」と形容されているほどなので確かに素晴らしく、落差はあまりないが、横幅はものすごく広い滝だった。

そして滝のすぐそばまで下りていくと、岩盤を流れ落ちる水流とその豪快な音が鳴り響いていた。

でも、ナイアガラとはちょっと違う形だと思うけど・・・

この滝は川内川上流にあり、今年の7月豪雨の被害が酷かったらしく、見学する場所が崩れ落ちてしまっているところもあった。

 

 

 

モミジの木もたくさんあったので「もう少ししたら紅葉がきれいだろうな」などと思いながら、案内所で次のお目当ての発電所遺構の詳しい話を聞き、ワクワクしながら車で移動した。

「曽木発電所遺構」は滝から車で5分くらいの場所にあった。

ここはダムに沈んだ昔の発電所で、渇水期の5月〜9月ごろになると姿を現す遺構になっている。

駐車場から展望所まで、階段を150mほど登り、そこからは遊歩道が整備されていた。

10月の訪問だったので、全体が見えないかもしれないと思いながら歩いた。

そして目の前が開け、外壁だけしか残っていない建物が現れた。

もう嬉しくて飛び上がるほどだった。

 

 

 

これが待望の「曽木発電所遺構」だった。

でも、今まで写真やポスターなどで見ていたものとはちょっと違っていた。

やっぱり観光案内所で聞いた通り、ここも7月の豪雨で外壁が壊れてしまったようだ。

 

案内所にあったポスターの写真は横の壁がきれいに残っていた。

これが7月までの写真。

比べてみるとやっぱり今は横の壁がすべてなくなっている。

今、こうして全体が見えているのだから、本来ならばこのような形が見えたはずなのに、残念。

でも、これだけでも見えたのだから十分と思わなくちゃいけないのかも。

 

多分、これは国交省の管理だと思うが、もう修復はしないのじゃないのかな。

もしもそうだったら見納めになってしまうのかも。

以前見に行った北海道のタウシュベツ橋梁も、もうじき崩れてしまうかもしれない、とずっと言われ続けているのに、いまだにそのままだし。

こういった遺構はマニアだけしか興味ないものだし、修復は難しいのかもしれない。

 

「曽木発電所遺構」を見ることができて満足した後は、今日、予定していた日帰り温泉の「白鳥温泉上湯」に向かった。

この辺りは鹿児島県と宮崎県の境になり、「白鳥温泉」のある場所は宮崎県になっている。

 

 

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鹿児島旅行2日目 「旅籠しび荘」

2021-10-28 07:00:00 | 温泉・宿

鹿児島2日目の宿はさつま町にある「旅籠しび荘」

紫尾温泉は紫尾山の麓にある山間の小さな集落。

集落の中心にある紫尾神社の拝殿の下から「神の湯」と呼ばれている源泉が湧き出ている。

その温泉が共同浴場となっていて、それを囲むように数軒の宿が並んでいる。

 

 

以前に日帰りでその共同浴場に入ったことがあった。

その時の泉質の良さに感動したのが忘れられず、今回はここの小さな温泉に宿をとった。

ここで湧き出す温泉がどのようだったかというと、このお湯は国内でも有数のアルカリ泉なので、トロトロの湯で少し熱め、でも湯上りはさらっとしている。

ほのかに硫黄の香りもして、さすが「神の湯」といった感じだった。

 

宿泊した「旅籠しび荘」は神の湯の前にあり、良質の温泉と料理が味わえる宿でリーズナブルな料金になっている。

というのは隣には姉妹館で全室離れになっていてかけ流し温泉付きの宿「四季の杜紫尾庵」があり、こちらはそれなりの料金になっているから。

 

 

「しび荘」の館内は昔ながらの温泉宿といった雰囲気だったが、宿泊した部屋は和洋室で、和室とベッドルームになっていた。

しばらくくつろいだ後、温泉棟に向かった。

雰囲気のある廊下を行くと内湯と、その先に露天風呂があった。

 

[温泉棟への渡り廊下]

 

[内湯]

 

内湯は浴槽が2つ、ライオン型の湯口の方の楕円形の浴槽は少し熱め、もう一つの長方形の浴槽はぬるめの温度。

源泉が2つある宿で、熱い方は神社からの湯、ぬるめの方は自噴泉で、この温度差で温泉の効果も高まるらしい。

内湯、露天風呂ともお湯のPHは9.4もあるらしく、ツルツル、ヌルヌルとしていて、湯上がりの肌はしっとりスベスベ。

いつまでも湯冷めがしない温泉だった。

 

[露天風呂]

川のそばに造られた岩風呂で、毎年5月中旬~6月上旬頃には蛍が飛び交うらしい。

 

ひと風呂浴びた後は楽しみの夕食。

食事処は大広間が各部屋ごとに区切られていたので個室と同じ。

地元の食材を使い、丁寧に作られた、手の込んだ料理が並んでいた。

リピーターさんが多いというのが頷けるような料理で、この値段でいいのかと思うほどの質と量だった。

紫尾温泉名物の渋柿を温泉に一晩浸けた「あおし柿」もいただいた。

 

知る人ぞ知るといった温泉、「紫尾温泉」は絶対に再訪したくなると思うような場所だと思う。

 

 

 

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鹿児島旅行2日目 知覧・日当山温泉

2021-10-27 07:00:00 | 国内旅行

指宿の宿「月見荘」を出た時は小雨が降っていた。

ほとんど気にならない程度の雨だったがやはり旅行時の雨は鬱陶しい。

今回の旅は行きたい温泉と宿だけ決めておき、あとはどこに行くのかは全く決めていなかった。

その場で地図を広げ、目に付いた場所に寄ることにしていた。

今日の立ち寄り温泉は日当山温泉に決めてあった。

そこに行くまでに数ヵ所寄ればいいと。

そして、最初に寄ったのが「知覧」だった。

知覧と言えば有名なのは「知覧平和特攻記念館」。

でも、そこは以前に行ったこともあったので、今回は「武家屋敷庭園」の散策だけにした。

 

[知覧武家屋敷庭園群]

 

両側にきれいに手入れされている生垣が続く、狭い道を1時間ほど歩いた。

その間、庭園を公開している家が7軒あり、見学することができる。

知覧の武家は薩摩藩士の中でも低い身分の武士階級だったらしいが、どの家も規模は小さいが立派な庭園だった。

今でも人が住んでいるのだが、観光客には生活の様子を見せないようにしているらしい。

 

 

[旧高城家庭園]

この庭園は無料公開されていた。

 

雨だったためか、時期的なのか分からないが、ほとんど人に会うこともなく、静かな場所だった。

 

知覧を後にして、鹿児島市内に向かった。

そこでの目的は「天文館むじゃき」の『白熊』。

鹿児島に来た時は必ず寄っている場所だった。

着いた時はお昼になっていた。

朝食の量が多かったので、お昼は「白熊」と「しんこ餅」で十分。

 

[ベビーサイズの白熊]

 

満腹になった後は「明石屋 本店」でお土産用に「軽羹饅頭」を買って、今日の目的の温泉、「日当山温泉」へ直行。

 

日当山温泉は西郷隆盛の温泉として有名で、鹿児島市内からも近く、鹿児島の奥座敷とも言われている。

ここには珍しい「家族湯」が数多くあるので、好きな場所を選んで、家族やグループごとにゆっくりと温泉を楽しむことができる。

リーズナブルなのも嬉しい。

選んだのが「岩戸温泉」。

 

 

[岩戸温泉]

 

ここは、日当山温泉の中心地からは少し外れた場所で、田んぼの中にあるような場所だった。

地元の人たちには人気の温泉らしく、大きなお風呂と露天風呂があったのだが、そこには入らず、家族風呂の方を選んだ。

本館とは別棟にあり、広い部屋に通された。

そこにあった浴室は、洗い場は広いのに湯舟がびっくりするほど小さくて、思わず笑ってしまうほどだった。

 

 

でも、お客さんのたびごとにお湯を満杯にするのに時間がかからなくていいのかも。

お湯はすぐにいっぱいになり、入るとトロトロとした、柔らかい熱めの温泉だった。

気持ちよくて、お湯の質は文句なし。

 

「岩戸温泉」で日帰り入浴してからは2日目の宿、に向けて出発した。

宿はさつま町にある「紫尾荘」で、約1時間ほどで着いた。

 

 

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鹿児島旅行1日目 「月見荘」

2021-10-26 07:00:00 | 温泉・宿

2泊3日の鹿児島旅行、1泊目の宿は鹿児島・指宿にある「月見荘」

この宿は日帰り施設の「砂むし会館砂楽」の目の前にあった。

 

 

宿はこじんまりとしていて、家族で営んでるようだった。

到着した時は全員で出迎えてくれた。

2階建ての宿なのにエレベーターも設置されていたのには驚いた。

道路に面していたので、眺望はあまりなく、窓から錦江湾が見えたくらい。

でも、車の音なども全く気にならず快適そのものだった。

 

宿での楽しみはやっぱり温泉と食事。

早速、食事前に温泉に入ってみた。

小さな宿だったためか、お風呂では誰にも会わず、貸し切り状態だった。

内風呂とそこから続く露天風呂があった。

やっぱり温泉は最高、ナトリウム塩化物泉なのかな? 泉質も申し分ないし、お湯は柔らかく感じられ、湯上り後もいつまでも身体がポカポカしていた。

 

 

 

夕食は食べきれないほどの量があり、料理は一品一品が丁寧に作られている感じがした。

繊細な味、目でも楽しめる細やかな盛り付け、焼き豚骨、キビナゴの刺身など、郷土料理もあった。

 

建物自体の作りは少し古い感があったが、すべてリフォーム済み、掃除は行き届いているし、全く言うことなし。

スタッフの対応も良かったのは小さい宿だからこそなのだと思う。

指宿は大型の宿が多いが、敢えて小さな宿を選んで正解だった。

 

 

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