日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

味な湯宿「やすらぎ」

2022-11-30 07:00:00 | 温泉・宿

味な湯宿「やすらぎ」は湯田中温泉街から少し離れた場所にあり、ご夫婦で切り盛りしている、全部で6室だけの小さな温泉旅館。

この時期、毎年長野へリンゴ狩りに行くのだが、その時の宿だった。

いつも宿探しをするに当たって、小さくて、食事が美味しくて、価格もリーズナブルなところ、と欲張って宿を選んでいる。

そして、その条件に合ったのが今回見つけたのが「やすらぎ」だった。

長野県の北部にある湯田中渋温泉郷は、温泉に入る野生のニホンザル「スノーモンキー」が有名で、特に海外からの観光客が多い場所。

だからこの日の宿泊客は4組、そのうちの2組が海外組だった。

 

小さな和風の宿ということでだったが、館内は広々としていた。

玄関の隣には休憩室のようなスペースがあり、自由に飲めるコーヒーやウォーターサーバーなどが置いてあった。

チェックインはこの部屋で行い、その間、奥様はとてもフレンドリーに応対してくださった。

通された部屋は2階で、広々していたがトイレと洗面所は部屋を出てすぐ隣にあった。

まぁ、特に不便は感じなかったけれど、部屋の中にあればもっと良かったのにと思った。

 

食事について。

宿名が「味な湯宿」とうたっているくらいだから、期待していた通り、食事はどれも美味しかったけれど、味付けがちょっと濃かったかな。

珍しかったのがブドウとリンゴの天ぷらだった。

 

料理は和風会席だったので、先付けから始まり、メインの信州牛の石焼、最後の水菓子(果物)まで、全部手作りと思われる、ボリュームいっぱいの料理が並んだ。

あまりの量に完食するのに困ってしまうほどだった。

ただ、食事処は大広間で座って食べるようになっていたので、正座ができない人や海外の人たちなどはちょっと食べづらいかな、とも思った。

座敷にテーブルを置くとかすればもっと良くなるのかも。

 

お風呂は小さい宿ながら、大小2ヶ所の内風呂があり、空いていればいつでも貸切できた。

源泉かけ流し、無色透明のナトリウム‐塩化物泉、源泉温度が68℃となっていた。

最初に入った時は熱かったけれど、だんだん快適になってきて、長湯してしまうほどだった。

 

[大きなお風呂・檜の湯]

脱衣所にはマッサージ機が置いてあった。

 

[小さなお風呂・石の湯]

 

この宿は温泉街から少し離れているので、とても静かだったし、何よりも宿のご夫婦が飾ることもなく、とても気さくだったのが好感が持てた。

このことは最初の宿探しの条件にもう一つプラスされたので、ここは条件以上の宿になった。

 

 

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タデアイ(蓼藍)

2022-11-28 07:00:00 | 植物

ずっと長い間勘違いしていた。

イヌタデと「タデアイ(蓼藍)のこと。

 

 

ウォーキング中に見つけたイヌタデと思われる花がいつも見ているものとはどこかが違っていると思った。

何が違っているのかはすぐには分からなかったけれど、何となく違っている。

この違和感は何だろうと・・・

「あっ、葉っぱの幅が広いし、花房も大きいし、茎も太いような気がする」。

要するに全体が大きい様な感じがした。

 

調べたら、これは「タデアイ(蓼藍)」だった。

別名は「タデ」とか「アイタデ」とか呼ばれている。

染色には「藍」を使うことは知っていたけれど、どういう花なのかは全く知らなかった。

そういえば、NHK大河ドラマ『晴天を衝け』で吉沢亮くん(渋沢栄一)がお父さんの代わりに近くの村々へ藍の買い付けに行っていたなぁ~。

でも、その時には花の映像はなかったし・・・

そうしたら何と、イヌタデとそっくりの花だったんだ。

 

両方を並べてみた。

[左・タデアイ  右・イヌタデ]

 

[左・タデアイの葉   右・イヌタデの葉]

 

 

2つを並べてみれば分かる。

よ~く見ると2つを見分けるコツが分かった。

① 葉の形---タデアイの方が幅広い

② 茎---タデアイの方が太い

③ 花---タデアイの方が花が大きい

その他に両方とも葉をすりつぶすと緑色の汁が出るのは同じでも、タデアイの方はしばらくするとそれが青っぽく変化する。

 

今までイヌタデだと思って見ていたものの中にはきっとタデアイもあったのかも。

でも、今後は間違いなく見分けられると思う。

 


 

学名:Persicaria tinctoria

英名: Indigo plant

科名・属名: タデ科 イヌタデ属

原産地 :インドシナ半島、東南アジア、中国

 

 

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グラニースミス(リンゴ)

2022-11-26 07:00:00 | 食べ物

長野県小布施町にある「お百SHOPおぶせ」で見慣れないリンゴを見つけた。

「グラニースミス」という名前で、緑色にちょっと赤い色の入ったかわいいリンゴだった。

このリンゴは元々はオーストラリア産で、今では欧米で最もポピュラーな青リンゴになっていて、ビートルズが設立したアップルレコード(正式名称はApple Corps Ltd.)に使われていることでも知られているようだ。

 

そして、これはジャムやアップルパイなどの加工用リンゴだとのこと。

 

お店の人がジャムの作り方を教えてくれた。

とても簡単だった。

「皮をむいて小さく切って、電子レンジで10分くらい加熱する。

かき混ぜて好みの分量だけレモン汁と砂糖を入れる」。

 

 

早速作ってみたら本当に簡単だった。

1個のグラニースミス(400g)でこれだけの量のジャム(250g)ができた。

 

 

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ヨルガオ(夜顔)

2022-11-24 07:00:00 | 植物

通常は10月中には終わってしまう花、「ヨルガオ(夜顔)」が11月も中旬になっているのに咲いていた。

この花は夏の間は夜から、秋は夕方から咲き始める一日花で、翌朝には閉じてしまう。

見つけたのは朝早かったからなのか、まだ完全にはしぼんでいなかった。

 

まだほんのりと甘い香りも残っていた。

 

アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオとどれも名前に「カオ(顔)」がついている。

花も似ているけれど、アサガオとヒルガオはほとんどの人が知っていておなじみの花だと思う。

そこで、ユウガオとヨルガオを比べてみた。

 

まず、ユウガオについて。

ユウガオの実が「かんぴょう」の原料になっていることは良く知られている。

だからひょうたんやウリのような形をした大きな実ができる。

この実はウリ科の大きな特徴になっているので、ユウガオはウリ科の植物ということ。

ユウガオ----ウリ科、ユウガオ属

英名---bottle gourd(ひょうたんのこと)

 

次にヨルガオについて。

ヨルガオはヒルガオ科サツマイモ属になっている。

これはアサガオと科と属が全く同じ、だから極めてアサガオに近いと考えられている。

でも、アサガオと違うのは夕方に花開いて朝にはしぼむので、昼夜が逆。

また、花径は15cmくらいもある大輪の花が特徴になっている。

 

今の時期は実(タネ)と大きくて立派な蕾を同時に見ることができる。

 

ユウガオの葉は一般的には丸みを帯びているけれど、中には尖った葉をつける事もあるようだ。

このような葉はアサガオとそっくり。

 

これがヨルガオの実、アサガオと比べるととても大きく、中には白い種子が3~4個入っている。

 


 

学名: Ipomoea alba

英名: Moon flower

別名: 夜会草(やかいそう)

科名 ・属名:ヒルガオ科 サツマイモ属

原産地 :熱帯アメリカ

 

 

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マユハケオモト(眉刷毛万年青)

2022-11-22 07:00:00 | 植物

ちょっと珍しい花が咲いていた。

塀の上から花だけが覗いていた。

「マユハケオモト(眉刷毛万年青)」だった。

塀の下から撮ったので、全体が見えないけれど、オモトににているといわれている分厚い葉っぱを持つ花で、一輪だけフワッと開いていた。

この眉刷毛という名前で、化粧道具の筆をイメージできるような花。

 

 

 

他の花は既に終わってしまったらしい。

 

3日後に同じ場所に行ってみたら、花びらのみしか残っていなかった。

短い命なのかな?

 

 

「マユハケオモト」は、南アフリカ原産のヒガンバナ科・ハエマンサス属の花で、秋から晩秋にかけて咲く。

そして別名では「ハエマンサス」と呼ばれている。

それは、ハエマンサス属を代表する花だからだとか。

でも、どこを見たらヒガンバナ科になるんだろう。

雄しべを見てそうなるのだろうか?

などと考えていて、思い出したことがあった。

それは、夏に見つけたヒガンバナ科の「センコウハナビ」もハエマンサス属だったということ。

 

以前の記事→→センコウハナビ

 

[ハエマンサス・ムルティフロルス(Haemanthus multiflorus)]

 

花の名前ってどうやって決めるんだろう。

この2種類の花がどうして同じ科、同じ属になるのか分からない。

きっと何か理由があるのだと思うけれど・・・

 


 

学名:Haemanthus albiflos

英名:White blood lily、Paintbrush plant

科名・属名:ヒガンバナ科 ハエマンサス属

原産地:南アフリカ

 

 

 

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