グリンデルワルトからツェルマットに向かう頃になってから青空になってきた。
もう少し早く晴れてくれれば良かったのに・・・・でも、明日のハイキングに期待しよう。
[ツェルマットのホテル]
駅からほど近く、高台にある「パークホテル・ボー・シット」というホテルに泊まった。
最上階の中央、丸くなっているところが泊まった部屋。
そのため部屋からもマッターホルンがよく見えた。
[部屋から見えたマッターホルン]
[朝焼けのマッターホルン]
ツェルマット2日目。
この日はゴルナグラート鉄道に乗り、逆さマッターホルンで有名なリッフェルゼー湖へのハイキングを予定していた。
リッフェルゼー湖は、標高2,757mのゴルナーグラード山麓にある山上湖。
何度も天気の話を繰り返すが、前日までの天気が嘘のように、この日は快晴と行ってもいいほどの青空だった。
ツェルマット駅からゴルナグラート鉄道に乗って終点のゴルナグラートへ。
ゴルナグラート鉄道は全長10kmほどだが、高低差は1,500mもある。
ツェルマットからマッターホルンの麓を走り、どんどん登って6つの駅に寄って終点のゴルナグラートまで行った。
終点にはゴルナグラート展望台があり、そこは360度のパノラマの展望台となっていた。
[ゴルナグラート展望台]
展望台から見えた山
南側からはスイス最高峰のモンテローザ(Monte Rosa)。
山頂は二つあり、右側のプンタデュフールが4,634mで最高地点。
足下にはお釜も見えた。
西側から見えた、ヴァイスホルン(Weisshorn、4,506m)。
ゴルナー氷河も目の前に。
長さをは約13kmと、アルプスで3番目に長い氷河。
この景色はずっと見ていても飽きなかったが、次のハイキングに行くための電車の時間になってしまった。
展望台を降り、電車で一つ下のローテンボーデン駅に戻り、ここからハイキングを始めた。
リッフェルゼー湖は駅から10分くらい歩いたところにあった。
小さな湖だったが、マッターホルンが逆さに写って幻想的な雰囲気を出していた。
このハイキングコースはマッターホルンに向かって歩くので、マッターホルンがどんどん大きく見えてきて、迫力を感じられた。
青空と山、草原と済んだ空気の中を2時間、もう一つ下のリッフェルベルグ駅まで歩き、再び電車でツェルマットまで戻った。
[リッフェルベルグ駅のレストラン]
どういう訳か、この日はあまり疲れを感じていなかったので、戻ってからツェルマットの街を散策、買い物もした。
ツェルマット3日目。
毎日毎日良く遊ぶ。
この日はグレーシャーパラダイスへ。
街外れのゴンドラ乗り場から100人乗りの大きなゴンドラでクラインマッターホルンの頂上まで登った。
ここで3,400mある。
ゴンドラを下りて100mくらいのトンネルがあり、出たところはスキー場になっていた。
もっと上に行こうと思ったが、工事中で行けないとのこと。
しょうがないので雪の中をスノーチューブで遊んできた。
目の前には雄大なマッターホルンが見え、下を見たらイタリアのチェルビニアが見えた、ここはスイスとイタリアの国境らしい。
[グレーシャーパラダイスからのマッターホルン]
ひとしきり遊んだ後、帰りはゴンドラの途中駅フーリから2時間のハイキングをしながらツェルマットまで戻ることにした。
他のツアーのガイドさんに、こんなに天気が良いのは滅多にないことだと言われたので、これは歩くしかないと思った。
毎日ハイキング三昧だけど、のんびり歩いているためか、あまり苦にならず、この道はずっと下りなので楽だった。
ちょっと前まで雪の中にいたのが嘘のように花がいっぱいだった。
マッターホルンもだんだん小さくなっていった。
途中にはレストランと礼拝堂だけの小さな集落もあった。
ツェルマットの街に近づいたところにあった銅像。
もう少し歩いたらツェルマットの街外れ、朝のゴンドラの駅のそばに着いた。
ツェルマット4日目。
朝早い電車だったので、ホテルにお願いしたら駅まで送ってくれ、朝食の分としてお弁当まで作ってくれた。
こうしてチューリッヒに直行し、今回のスイスハイキングの旅を終えた。
やはり一番は天気、季節は花と雪を両方見られる頃、6月末から7月くらいがいいのかなと思った。